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■林の中で
お互いに、武器は使わず体術での闘い。
ジリジリと相手の動きを読み合う静かな戦いの始まりに観客も息を飲む。
(……向こうも、積極的に来るタイプじゃなさそうだ)
そう感じながら、遥斗が少しずつ間合いを詰めていく。
「ねぇ、なんで闘ってるのかな?」
尚も聞く白露に
(……訓練の一つだっ)
声には出さず、遥斗は白露の言葉が合図かのように素早く飛びかかった。
「わ! ビックリするじゃないか」
軽口を叩きながらヒラリと横へとジャンプする白露。着ている衣の袖が柔らかに揺れる。
遥斗はそのまま身体を回転させ、相手を掴もうと素早く腕を伸ばせば、指が白露の衣に触れるものの掴むまでには至らない。
「鬼さん、こちらー!」
狐面から覗く口元が大きく笑う。
舞うように動く白露の姿。遥斗もスピードはあるものの中々相手の身体を掴みきれずにいた。
追いかける内に、二人は境内の石畳を離れ、林の中での闘いとなる。
遥斗は追いかけながらも、狐面が木と木の間を出たり入ったりするのを冷静に視認し。
(ならば)
無駄に追っても体力を消耗するだけだ、と遥斗は思う。
スピードを緩め、白露との距離を開ける。
「あれ? もう疲れちゃった?」
ひょこっと林の間から狐面が覗いた瞬間
(そこかっ)
その瞬間、遥斗は木に向かって思いきりタックルを仕掛けた。
ドォン! と鈍い音が響く。
「え、何!? 痛くないの!?」
突然の遥斗の行動に目を見開いた白露に僅かな隙が生まれる。
痛みなど感じないかの如く、素早く遥斗の手は白露の足に飛び込んだ。
「うわっ!」
ジャンプして逃れようとするも、遥斗の動きが僅かに早く。タックルで片足を取られ、地へと倒れされる白露。
「ちょっと、服が汚れるのは勘弁してほしいな」
逃げようとするも遥斗の腕の力は強固であり、白露の素足をギリギリと締め上げる。
「しつこいなぁッ!」
白露が上半身を起こし、拳で遥斗を叩く。遥斗は避けることなく白露の拳を受け続けていた。その間も表情を変えぬ遥斗は拳を避ける素振りすら見せず白露の足を押さえ続ける。
「くっ……!」
遥斗の眼差しからは殺意はおろか、戦意すら見えない。それは機械的にも見える程。
白露が乱暴に振るった拳により、遥斗の口の端を血が流れ、鈍い音が響く。
(今の、鼻の骨逝ってるはずなのに……)
痛みに表情を歪める様子もなく、ひたすらにギリギリと足に圧をかけてくる遥斗に底知れぬ恐怖を感じ。白露の額に汗が滲んだ。
遥斗は体勢を変え、今度は白露の腕を狙う。
腕までは取られてなるものか、と白露はそっと胸元から紙で出来た人形(ひとがた)を取り出し、投げる。
それはヒラヒラと舞い、遥斗の視界を一瞬奪った。
その瞬間に全力を込め、肘を振るえば遥斗の力が微かに緩む。
白露は足を抜いた途端くるりと背後に回転し、遥斗から距離を取った。
(僕の人形……思ったよりも早く登場することになったね)
取り出した人形(ひとがた)はヒラヒラと舞った後、白露の掌に乗った。
白露のろっこん『人形-ひとがた-』により、締め上げられていた足の痛みが少しずつ治まる。
「足の骨が折れるかと思ったよ。君も攻撃を喰らい……鼻も折れた位だと思うけど……随分頑丈なんだね」
返事をする代わりに、遥斗の蹴りが白露を狙った。
「おっと!」
避ける白露。遥斗の蹴りは木を直撃し、鈍い音を立てる。
(あんなの喰らったらひとたまりもないな……)
更に白露を狙う遥斗の蹴り、そして拳。
白露を狙い損ねた遥斗の攻撃は林を叩く。
「こっちだよ」
ふと、白露の姿が無防備に立ち止まった。
チャンスとばかりに遥斗は気合を込め、全身の力で白露へとタックルを仕掛けた。
しかし、逃げる気配のない白露。受け止めるかのように腕を広げている。
観客の誰もが吹っ飛ばされる白露を想像した、が。
ドォン!という響きと共に、一本の木が音を立てて横へと倒れていった。
後に残るは……一枚の、人形(ひとがた)
「後ろがガラ空きだよ」
白露の声が響けば、即座に遥斗が振り向いた。
「行け、僕の狐達!」
白露の手から繰り出された白い人形が狐の姿を取り。遥斗へと飛びかかった。
(ならば、こちらも)
遥斗の目に鋭さが増す。
地面の木の葉の中から一本の竹刀を取り出した。
余裕の表情を見せる白露、そして向かい来る狐を見据え、遥斗は竹刀を強く握り上段へ構えた。
「ただの竹刀で僕の式神に勝つつもり?」
笑みを見せる白露に向かい、遥斗が大きくその竹刀を上段から振り下ろす。
ブン!!! と風をきる音と共に、竹刀から激しい一陣の風が白露へと向かった。
三匹の狐たちはその風に巻き込まれるや否や、元の人形に戻り、そして
「……くッッ!!!」
白露の姿が突風により激しく吹き飛ばされた。
「がぁッッッ!!」
激しい衝撃音が響いたかと思えば、一本の木に白露の身体が打ち付けられ。
木の枝が、白露の陰陽師の服を貫き……袖は血に染まっていた。
打ち付けられた衝撃に、ピクリとも動かなくなった白露の姿に。
「……勝者、遥斗!」
胴元の声が神社内に響くのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月06日
参加申し込みの期限
2017年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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