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H・A・G・E~スキンヘッドの逆襲~
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「なんだここは」
ふと気付くと、
タスニム・アルハビール
は寝子島の地に立っていた。前にも似たことがあった――と思い出しつつ、妙な感覚に鳥肌を立たせてはそのことにも違和感を覚える。慣れた体のそれとは違う、人間の皮膚にタスニムは苦虫を嚙み潰したような顔になった。
「まーたなんか人間みたいになってるじゃねえかよ。うぇー気持悪い」
柔らかい肌を撫でながら、『うぇー』と嫌悪の入った声を上げる。さらにこの間買わされた服になっていることが、またタスニムを不愉快にさせた。暫し経ってから、タスニムは周りを見て言う。
「やっぱりこりゃ前と同じとこに飛ばされて来たってことかねェ」
「うわああああ!! 俺の髪が!!」
突如聞こえた叫び声に、
仙藤 蒼
は携帯ゲームから顔を上げた。見ると、男子小学生がつるつるの頭になってパニック状態になっている。これには蒼も呆気にとられたまま、その光景を見るばかりだ。するとその視界の隅、『トクトー行進曲』を歌う男子小学生の集団の前に禿頭の男が現れる。
「我々はスキンヘッド団!」
禿頭の男はそう言うと、男子小学生から髪の毛を奪い始めた、蒼はその光景に、思わず喉元まで出かかった『ハゲ』という言葉を飲み込んだ。
「な、なんなのアレ……」
「わからん……じゃけん、それでも魂で結ばれた同士じゃ!」
「わっ!?」
蒼の前に、目も開けられぬ程の眩しいハゲ……もとい、夜光が現れた。夜光は蒼の横を走り去り、
「儂も同士の為に力を尽くすんじゃあ!」
と、禿頭の男たちに混ざっていった。
「これはもう……説得するだけ無駄よね」
蒼は何かを察して、こう呟く。
「面倒くせェ……大人しくしてりゃ帰れんだろうな」
可愛い女子を物色しつつ、タスニムは街を歩く。そうしていると、キャンディの雨が降ったり、男子小学生が髪を奪われる光景を目にしたりと……いったところで、泣いている少女が目に留まった。その少女の頭部はつるつるだ。タスニムは彼女を慰めるが、一向に泣き止まない。
「うう……」
「しかしまたなんで泣いてんだ」
「ハゲのおじちゃんにとられた……」
少女がハゲと口にした途端、どこからかHAGEバッジをその胸に光らせた男たちが現れる。
「ハゲと言ったな!?」
「あ?」
「ちょっと何するのよ! 痴漢よー! 痴漢が出たわよ!!」
「邪魔する奴の拘束は任せろー!」
そうこうしているうちに、先程からスキンヘッド団に飴玉を降らせていた少女、蒼が夜光の手によって羽交い絞めにされる。彼女の頭には未ださらさらの黒髪が残ったままだ。タスニムは突如現れた集団に舌打ちしつつ凄む。
「アアァン? なんなんだてめェらよォ!」
「我々はスキンヘッド団!!」
「邪魔をするというなら貴様の髪の毛も頂戴する!」
彼らの言葉に、タスニムの眉間の皺がより深くなった。タスニムはさらに二度、三度舌打ちして彼らを怒鳴りつける。
「るっせぇ、頭の毛が何の役に立つってんだ。脳みそが入ってて、目ん玉と鼻と口がありゃ頭なんか十二分じゃねえか!」
男たちがタスニムに気を取られているのを機に、蒼は夜光の拘束から抜け出した。その前で、タスニムの殺気に男たちが後退りする。
「それとも脳味噌足りてねぇからンなこともわかんねぇのか!?」
蒼は夜光を突き飛ばしながら、タスニムに頭を下げる。
「ありがとう!」
そうして、彼女の視線は起き上がった夜光へ。蒼はポケットから飴玉を、自らの口に放り込んでかみ砕く。すると夜光の頭上、否、蒼の周囲に飴玉の雨が降ってくる。それを諸に受けた夜光は、その雨が止んだのち、こう呟いてガクリと倒れた。
「儂だって……フサフサな髪が……欲しいんじゃあ」
「ひっ……!」
「た、助けてー! 助けてくださいー!!」
「てめェら男ならガタガタ抜かすんじゃねぇ! こちとら尻尾がなくていらついてんだ!」
男の襟首を掴んだタスニムは、彼を睨みつける。目をつけられたスキンヘッド団員はぶるぶると震えては口々にこう言って逃げ惑う。その途中、飴玉を受けた者はその立派な頭を晒しながら地に倒れ伏した。
「うわ、怖ッ!」
「逃げろ!!」
「飴にも気をつけろよ!」
怒りの行き場を失ったタスニムは舌打ちするも、彼らの後姿、その頂点に輝く禿頭をじっと見て零した。
「つうかあいつら頭の形がいいじゃねェか、あっしに言わせりゃなんで毛なんかで隠しちまうのかわかんねェな」
蒼もどさくさに紛れてその場から去り、此処には最早目の前の乱闘に泣いているのか、自身の毛を失ったことに泣いているのかわからなくなっている少女だけが残された。タスニムはその少女を睨んで言う。
「おうクソガキャ、おめェもクッダラネェことで騒ぐんじゃねぇよ」
少女はびくりと肩を震わせて涙を止める。タスニムは続けてこう言い、その場を去る。
「見た目が似てるのが多いのがそんなに偉いのかァ?」
その道すがら、タスニムはぽりぽりと頭を掻きつつ、首を傾げた。
「わかんねェなァ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月11日
参加申し込みの期限
2017年12月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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