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春宵の候、三寮お泊り交流会
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●桜花寮へようこそ・1
昼過ぎ。
それぞれお泊りセットを手に桜花寮を訪れた
鬼河内 萌
、
北里 雅樹
、
綾辻 綾花
、
椿 美咲紀
、
八神 修
は、
「桜花寮へようこそ!」
と、笑顔の
恵御納 夏朝
と
七夜 あおい
に迎えられた。
「今日はよろしくな。楽しみにしてきたんだ」
修が笑めば、雅樹はきょろきょろと寮内を見渡し、
「やっぱこの普通な感じが落ち着くよな」
と頷いている。
猫鳴館住まいの雅樹は、今回の交流お泊まり会の行き先をコイントスで決めた。
(星ヶ丘寮は去年行ったし、ちょうど良かったかもな。ああいう場所はたまに訪問するぐらいがちょうどいいのであって、いざ宿泊するとなると色々気疲れしてくつろげなさそうだ)
ゴージャスなのは羨ましいが、猫鳴館暮らしの身には眩すぎるのだ。例えるなら、毎日フレンチのコース料理は食べられない、みたいな感じだろうか。その例えで行くと桜花寮は家庭料理的なほっこり感がある。
お菓子の焼ける匂いが漂う食堂に荷物を置くと、一同は、桜川を挟んで線対称なかたちで存在する男子寮から見学させてもらうことにした。
「女子寮と男子寮って意外と距離があるんだな」
男子寮にたどり着いた雅樹は、寮の入り口で待っていた
野菜原 ユウ
に素直な感想を述べた。
川を挟んでいるせいで、女子寮から男子寮にゆくには、女子寮の西からいったん道路にでて、橋を渡り、次の信号まで進んで、角を曲がって、東側から男子寮の敷地に入らなければいけないのである。
「川渡れたらすぐなんだけどさ」とユウは言う。「途中の植え込みからショートカットしても橋は渡らないといけないから、簡単には女子寮をノゾキに行けないんだよなー」
「ユウくん!」
ユウに恋する萌が、笑顔のまま彼の腕を抓る。
ユウは、アタタ、と悲鳴を上げた。
「と、ともかく。たいしたとこじゃないけど、ゆっくり見てってくれよな!」
桜花寮は、女子・男子寮ともA棟B棟C棟と3つに分かれている。
一行はユウが住む南のB棟へと足を踏み入れた。
玄関にはポストがあり、玄関先には飲み物の自動販売機が2台。ひとつは缶やペットボトルを売っていて、もうひとつはコーヒーなどを紙コップに注いでくれるタイプのものだ。
廊下は下足のままでよく、部屋に入るとき靴を脱ぐようになっている。
トシコさん以外にも管理スタッフがいて、男子寮のわりには掃除が行き届いているように思われるが、築30年なので、新築のようにピカピカとはいかない。
萌は鼻をくんくんさせる。
「ここが男の園……そこはかとなく男臭い気がするよ」
というと、「そりゃそうだ」と男子陣に笑われた。
「はっきりいって、猫鳴館の男ゾーンに比べたら全然マシだよ」
雅樹がマジな顔で言う。
「正直、猫鳴館ってどうなのよ?」
ユウが尋ねると、
「いや、もう……、……」
ひとことでは、言葉にならないらしい。
「なにせ猫鳴館では40年以上前のニャンカレーが大量に発掘されて、それを裏寝子温泉で温めて食べるとかがブームだし」
ちょっと話を盛ったが、カレーと聞いては黙っていられない萌が食いついてきた。
「40年以上前のニャンカレー? 気になるー」
「けっこうヤバイよ」
「そうなの? お兄ちゃんに教えてあげよっと☆」
部活や同好会のチラシや『廊下は静かに』『門限は21時』などの注意喚起の張り紙がしてある階段を上って、一行は四階にたどり着いた。
「もももしかして、ユウくんのお部屋かなっ?」
萌がドギマギと尋ねると、ユウはニカッと笑って頷く。
「そう。俺の部屋。掃除しといたから見てもいいぜ」
ユウは自室の扉をあけた。
彼の部屋は、萌が想像していたよりは片付いていた。部屋の8畳の洋室で、一般的な桜花寮の部屋とおなじく2人部屋だ。小さな洗面所と電気コンロが1台だけある小さな台所がある。壁の左右に机と椅子と本棚とクローゼットがある。窓は大きく、小さなベランダから寮を取り囲む緑の木立が見える。
音楽好きなユウらしく、机のわきには音質の良さそうなごついラジカセと、ごついヘッドフォン。本棚にも音楽関係の雑誌やCDが並べられている。最下段の教科書の乱雑な突っ込まれ具合と比べると雲泥の差だ。
(ここがユウくんの部屋☆ さっそくMMR(萌ミステリーリポート)出動だよ☆)
ユウの秘密を見逃すまいと、萌EYEが仕事を始める。
さりげなく布団を捲る。脱ぎ捨てたパンツは……落ちてない。
「チッ」
「鬼河内、今舌打ちした?」
「してないよ☆」
きゅぴりんと笑顔を作る萌。そのままさり気なくベッドの下に手を這わせる。
(男子ならこのへんにエロ本を隠しているハズ……!)
指先に薄い本の感触。
(やっぱり!)
萌は、ユウが雅樹と猫鳴館との違いを語り合っている隙を狙って、本の表紙を視界に収める。
案の定、豊かな胸をぎゅっと寄せた水着のグラビア写真が表紙のあだるてぃな本だ!
(まぁ、男の子だからね。
巨乳
、好きだよね……!)
貧乳代表みたいなぺたんこお胸な萌は、にこやかに巨乳本を破壊した!
「あーっ! 鬼河内! 俺の本!」
「NO巨乳ッ!!! 滅ッ!!!」
「おわあああーーー!」
こうしてユウの巨乳本は昇天した。だが巨乳本はこの世にごまんとある! めげるなユウ!
その後ハートブレイクで案内もおざなりになったユウだったが、そろそろ女子寮に移動する時間となった。
だが男子寮にお泊りしたい萌が、またしても騒動を起こす。
「だー! 鬼河内が数学の教科書を読んでぶっ倒れた!」
「数学の教科書を読んで倒れた? あんなに楽しいのに?」
勉強好きな修は訳が分からないという顔をするが、萌には失神するほど謎の書物なのだ。素面ではお泊りできないと、失神→強制お泊り作戦に出たのである。
「ったく。しょーがねーなー。こっちで寝かせとくわけにいかないし、女子寮に連れってってやるか」
なんだかんだいってユウは優しかった。
失神した萌を軽々と背負って桜花寮に連れて行ってくれたのだ。
気を失っていて彼の背中の感触を味わえなかったのは、萌、一生の不覚であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月11日
参加申し込みの期限
2017年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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