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●猫鳴館へようこそ・4
「……旅鴉氏と龍目先輩のことだ、たぶんどこかで生き延びているだろう。僕らは裏庭菜園に行こう」
「賛成なのー」
という解理と明里の案内で、時子と葉月と碧南と美弥子は館の裏手に出た。部屋でのんびりくつろごうとしていた洋二も、碧南にひっぱられてついてきている。
「何故僕まで行かなければいけないんだい?」
「鷹取先輩が一番古株だから、みんな彼に聞いてくれたまえ。僕は裏庭菜園のことはよく知らなくてね」
「あかりもなのー」
頼りにならない住人たちのかわりに、コメントをしたのは時子である。
「本格的ですね……トマトにじゃがいも、こちらは南瓜でしょうか。自給自足できるなんて凄いです」
「学校に行く前に誰かが水をあげたり雑草を抜いたりしてるんだよね?」
美弥子も目を輝かせる。
「そうだと思うよ。猫鳴館の人間は、そういうところけっこうマメだからね」
「にわとりさんはこっちなのー」
明里が指さす先には鶏舎があり、幾羽かの鶏がコッコッコと餌を突いていた。
「掃除もしっかりされてる様で快適に過ごせてるみたいですね。よかった……」
時子はそっと<鳥の囀り>を発動させ、鶏さんに話しかける。
『こんにちは。お元気ですか……?』
『こんにちは。あなた、時々お掃除しに来ていた人ね?』
『覚えていてくれてうれしいです……』
時子はしばし、鶏たちとの会話を楽しんだ。
うちの雷鶏さんも連れてきたらお友達になれたかも、なんて思いながら。
そのとき、葉月がふと、顔をあげた。
じっと藪の方を見る。まるで、霊でもみつめる猫のように。
「三宅先輩、どうかしました?」
碧南が不思議そうに尋ねると、葉月は一言。
「……血のにおい」
「血のにおい……っていくら猫鳴館でも殺人鬼がうろついてるわけな……きゃああ!!」
碧南が腰を抜かしたのも無理はない。
現れたのは、血まみれの鉈を手にした切奈だった。
白衣は泥と血で赤茶色に汚れており、頬にかすり傷がついている。
足元では、毛が泥と血で濡れた村雨がくんくんと鼻を鳴らしている。
「殺人鬼じゃありませんよぉ。狩りをしてきただけです。今夜はジビエ料理でおもてなししますよ~」
切奈は、どすん、と肩に担いでいた猪をおろす。
「これから捌こうと思いますが~ちょっとグロいので慣れない方は館で待っててください~」
こくこく頷く碧南と美弥子と洋二。
「……私は見学させてもらうわ。貴重だもの」と葉月。
「わかりました~。そうそう。山菜も獲って来たのでどなたかスープを作ってくれませんか~?」
「では私が……」
時子は山菜と菜園で収穫した葉物野菜とを預かり、台所を借りて夕食の準備に取り掛かる。
「では、捌きますかぁ……ふふふっ」
舌先で唇を舐める。刃物を振り上げた切奈の瞳はいつもより赤くギラめいていた。
◇
「というわけで。できましたよ~。ずばり『九夜山の山の幸メニュー』です~!」
夕食時、食卓に並んだのは、切奈手ずから狩って捌いた猪肉と菜園で採れた野菜を煮込んだカレーだった。
「味付け濃いめのジビエ風カレーなのですよ~」
それから時子が手伝った『山で採れた春の七草のスープ』。
そこまではいい。
そこまではみんな喜んだ。
問題は……謎の、というか、明らかにGな揚げ物だ……。
「ん~? これ気になるのですか~?」
「いや……気になるというか……」
目の前から消し去りたいというか……碧南はごにょごにょと口ごもる。
「よくぞ聞いてくれたのですよ~これは私の大好物……G料理なのですよ~」
見ればわかるが、違うと言ってほしかった。
「素揚げや唐揚げ、焼きゴキブリは海老の味がして、塩焼きはイナゴ味のサクサク食感、天ぷらはカニ味噌のような食感で淡泊で上品な味なのですよ~」
そうなのかもしれない。だが、口に運ぶ勇気はない。
「……私のご馳走だったのですが……食べます?」
皆が首を横に振る中、すっと箸を伸ばしたのは、葉月だった。
さく。
かりかり。
「……悪くないわ」
葉月はその後も箸を止めず、G料理を完食した。
「おおお……森の精霊、恐るべし……」
猫鳴館生の解理ですら、そんな感嘆の声を上げたという……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月11日
参加申し込みの期限
2017年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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