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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
夜食の誘惑
ここは星ヶ丘寮。
椿 美咲紀は八神 修と一緒に自室で勉強している。
今日はお泊り勉強会ということで、修が勉強道具を持ってやってきた。
科目は数学。
美咲紀が問題集を解き、分からないところがあれば修に質問をする。
それを何度も繰り返しながら、少しずつ進めていく。
（手が止まってるとシュー君から声をかけてくれるのも優しい……教え方はあまり優しくないビシバシ系ですが）
「よし、少し休憩するか」
修は時計を見ながら美咲紀に声を掛ける。
勉強を始めてからそれなりに時間が経過していた。
美咲紀は彼の提案に同意すると、２人ともパソコンの前に移動する。
「それじゃペア狩りだ」
２人はMMORPGでパーティを組んでいる。
修は高い火力と広範囲攻撃が可能なウォーロック。
美咲紀は支援、回復を得意とするアークビショップ。
挑戦するのはかなり難しい部類に入るMAP。
「高難易度でも、そばで一緒にゲームなら意思疎通も完璧なのです」
「だな」
MAP突入とともに２人のキャラクターが走り出す。
「やばい雑魚敵が沸いた！ 範囲魔法で蹴散らす！」
「MP回復する？」
「よろしく！」
「あっ！ シュー君、私ちょっとピンチ！」
「毒沼か。敵はこっちでなんとかするから、その間にHP回復しつつ脱出！」
「りょーかい！」
そんな風にお互いに声を掛け合いながら、苦戦しつつも楽しくMAPを攻略していく。
そして最後のボスを倒して終了。ドロップアイテムや経験値が結構な稼ぎになって満足な修。美咲紀も嬉しそうだ。
「でも、次回は床ペロ数を減らそうな」
「はーい……」
修は美咲紀の肩に手を置いた。
楽しい休憩時間もそこそこに勉強を再開する。
美咲紀はまた数学の問題集に手を伸ばし、修は彼女を手助けしつつ自分は物理の勉強を進める。
ペンを走らせる音が静かに響く。
そのリズムを突然崩したのは、美咲紀だった。
「おにゃかすいたー、お腹すいたぁ」
ふと口から出た鼻歌のような言葉。修も思わず美咲紀を見る。
美咲紀は今のメロディについて慌てたように説明を始めた。
「問題集で頭を使い、ゲームで頭を、こう脊髄反射的判断力を使い……。つまり頭を使うと超お腹が空くのです。ぐーきゅるるる。問題集してたらひもじさが気になりだして……つい……」
「この時間にか……。でも腹が減って仕方ない？」
「はい……」
「じゃあ何か作るよ」
「ほほえ？ お夜食作ってくれるですか！」
それを聞いて美咲紀はすぐに笑顔になる。
その嬉しそうな顔に修も仕方ないなぁという気持ちを覚える。
「では問題集のこの頁と戦っている間にお願いしますなのです、シュー君！ この頁の問題は任せるがいいのです」
「自分の問題集だぞソレ。ついでにこっちの頁も解いておくように」
「が、がんばるのです！」
問題集に向かう美咲紀を横目に、修は台所へと向かった。
冷蔵庫の中身や調味料を確認して、何を作るか検討する。
（カレー焼きそばっぽいものを作るか）
人参と玉ねぎは普通の量にして、ピーマンは彩り程度で、キャベツは麺より多めに山盛り。
それと動物性の旨みを足す為に、少量の豚肉。麺は中華麺ではなく糸こんにゃくを使う。
手際よく食材を切り、具と麺を別々で炒める。
主な調味料はもちろんカレー粉。そこに味を調整するために香辛料を少々と、隠し味に醤油を少し。
最後に具と麺を同じフライパンに入れて、全体に絡むように振って皿に盛り付ける。
「よし、完成だ」
出来上がった料理を持って、美咲紀のもとへと戻る。
美咲紀は問題集をとじると、嬉しそうに目を細めた。
「はう、シュー君の作ってくれたお夜食、カレーの香りが食欲をそそるのです」
「カレー焼きそばだ」
「カレー焼きそば！ いただきます！ あれ、焼きそばじゃない……？？」
「麺は糸こんにゃく。カロリーは殆どないし繊維質たっぷり。これなら乙女的にも色々いいだろ」
「なるほど炭水化物を減らしてヘルシーに！ やるですね、シュー君」
美咲紀は感心しながら口にカレー焼きそばを運ぶ。
「シュー君は良いお婿さんになれるです」
「いいお婿さん？ よせよ、料理は使用人が作るものだろ」
「でも、とてもおいしーのです」
「ま、たまには作ってやるよ。喜ばれるのは、悪い気しないし……」
「ほんとですか！」
糸こんにゃくを口に運びながら嬉しそうに話す美咲紀。
修もその嬉しそうな表情に釣られるように笑みを浮かべた。
椿 美咲紀は八神 修と一緒に自室で勉強している。
今日はお泊り勉強会ということで、修が勉強道具を持ってやってきた。
科目は数学。
美咲紀が問題集を解き、分からないところがあれば修に質問をする。
それを何度も繰り返しながら、少しずつ進めていく。
（手が止まってるとシュー君から声をかけてくれるのも優しい……教え方はあまり優しくないビシバシ系ですが）
「よし、少し休憩するか」
修は時計を見ながら美咲紀に声を掛ける。
勉強を始めてからそれなりに時間が経過していた。
美咲紀は彼の提案に同意すると、２人ともパソコンの前に移動する。
「それじゃペア狩りだ」
２人はMMORPGでパーティを組んでいる。
修は高い火力と広範囲攻撃が可能なウォーロック。
美咲紀は支援、回復を得意とするアークビショップ。
挑戦するのはかなり難しい部類に入るMAP。
「高難易度でも、そばで一緒にゲームなら意思疎通も完璧なのです」
「だな」
MAP突入とともに２人のキャラクターが走り出す。
「やばい雑魚敵が沸いた！ 範囲魔法で蹴散らす！」
「MP回復する？」
「よろしく！」
「あっ！ シュー君、私ちょっとピンチ！」
「毒沼か。敵はこっちでなんとかするから、その間にHP回復しつつ脱出！」
「りょーかい！」
そんな風にお互いに声を掛け合いながら、苦戦しつつも楽しくMAPを攻略していく。
そして最後のボスを倒して終了。ドロップアイテムや経験値が結構な稼ぎになって満足な修。美咲紀も嬉しそうだ。
「でも、次回は床ペロ数を減らそうな」
「はーい……」
修は美咲紀の肩に手を置いた。
楽しい休憩時間もそこそこに勉強を再開する。
美咲紀はまた数学の問題集に手を伸ばし、修は彼女を手助けしつつ自分は物理の勉強を進める。
ペンを走らせる音が静かに響く。
そのリズムを突然崩したのは、美咲紀だった。
「おにゃかすいたー、お腹すいたぁ」
ふと口から出た鼻歌のような言葉。修も思わず美咲紀を見る。
美咲紀は今のメロディについて慌てたように説明を始めた。
「問題集で頭を使い、ゲームで頭を、こう脊髄反射的判断力を使い……。つまり頭を使うと超お腹が空くのです。ぐーきゅるるる。問題集してたらひもじさが気になりだして……つい……」
「この時間にか……。でも腹が減って仕方ない？」
「はい……」
「じゃあ何か作るよ」
「ほほえ？ お夜食作ってくれるですか！」
それを聞いて美咲紀はすぐに笑顔になる。
その嬉しそうな顔に修も仕方ないなぁという気持ちを覚える。
「では問題集のこの頁と戦っている間にお願いしますなのです、シュー君！ この頁の問題は任せるがいいのです」
「自分の問題集だぞソレ。ついでにこっちの頁も解いておくように」
「が、がんばるのです！」
問題集に向かう美咲紀を横目に、修は台所へと向かった。
冷蔵庫の中身や調味料を確認して、何を作るか検討する。
（カレー焼きそばっぽいものを作るか）
人参と玉ねぎは普通の量にして、ピーマンは彩り程度で、キャベツは麺より多めに山盛り。
それと動物性の旨みを足す為に、少量の豚肉。麺は中華麺ではなく糸こんにゃくを使う。
手際よく食材を切り、具と麺を別々で炒める。
主な調味料はもちろんカレー粉。そこに味を調整するために香辛料を少々と、隠し味に醤油を少し。
最後に具と麺を同じフライパンに入れて、全体に絡むように振って皿に盛り付ける。
「よし、完成だ」
出来上がった料理を持って、美咲紀のもとへと戻る。
美咲紀は問題集をとじると、嬉しそうに目を細めた。
「はう、シュー君の作ってくれたお夜食、カレーの香りが食欲をそそるのです」
「カレー焼きそばだ」
「カレー焼きそば！ いただきます！ あれ、焼きそばじゃない……？？」
「麺は糸こんにゃく。カロリーは殆どないし繊維質たっぷり。これなら乙女的にも色々いいだろ」
「なるほど炭水化物を減らしてヘルシーに！ やるですね、シュー君」
美咲紀は感心しながら口にカレー焼きそばを運ぶ。
「シュー君は良いお婿さんになれるです」
「いいお婿さん？ よせよ、料理は使用人が作るものだろ」
「でも、とてもおいしーのです」
「ま、たまには作ってやるよ。喜ばれるのは、悪い気しないし……」
「ほんとですか！」
糸こんにゃくを口に運びながら嬉しそうに話す美咲紀。
修もその嬉しそうな表情に釣られるように笑みを浮かべた。
あとがき
担当マスター：
星織遥
ファンレターはマスターページから！
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました！
いろいろな夜食があり、どれも美味しそうだなと思いながら執筆しました。
夜に書いているときは特にそう感じました……！
改めて、この度はありがとうございました！
いろいろな夜食があり、どれも美味しそうだなと思いながら執筆しました。
夜に書いているときは特にそう感じました……！
改めて、この度はありがとうございました！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2017年11月05日
- 参加申し込みの期限
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- 2017年11月12日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2017年11月12日 11時00分
