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■カミツレに囲まれて
にゃーにゃーっ
わんわんっ、くぅーん
きゃっきゃ☆
ふふ……
幅のある広い廊下を、人猫犬が入り乱れての大移動中。
白猫と白黒猫を抱える
椿 美咲紀
は、この時点ですでに至福そうに動物たちを何度も見渡す。
「カーキー、随分大きくなりましたねー!」
「わんっ」
「そうだろう。美咲紀のとこのくろまめは、スノウとすっかり仲良くやれているのか?」
「はいなのです、スノウが良いお姉さんぶりを発揮してくれてます」
「へぇ、良かったなぁくろまめ。いい家族たちが出来て」
誇らしそうに自分の横をついて歩く柴犬カーキーへ、微笑ましそうに視線向けてから。
八神 修
も幼馴染が飼う猫たちの様子を伺えば、美咲紀に抱えられたままな白黒猫を優しく撫でてやった。
くろまめがゴロゴロ喉を鳴らしうっとりしている間に、八神家大浴場と呼べる広々したバスルームに到着。
「正直美咲紀が手伝ってくれるのは助かるよ。なんせこの大所帯だから……」
「ウチの猫たちも洗いたいと思っていたので、ちょうど良かったのです。便乗させてもらいました」
「一緒になって遊びまわるなよ?」
「そこはー………良いお返事は躊躇われるトコロです」
笑顔のまま視線逸らした姿に、知ってる、と笑い返してから。
さてではやるか、とシャツに短パン姿で気合入れて告げる修に、美咲紀含めた犬猫たちも楽しそうに後に続いた。
換毛期の猫たちの抜け毛は大変激しい。
洗い出す前に、まずはブラッシングである程度抜ける毛たちを整えてやる。
道具類を修から拝借した美咲紀は、ふんふんと慣れた手つきでまずスノウとくろまめを梳いていた。
「シュー君トコのブラシはなかなか優れ物―。気持ちよさそうにしてます」
「2匹とも、いつもお風呂はどんな感じだ?」
「ブラッシングまではいいんですが……お湯の音がし出した途端、警戒して逃げ惑います……」
「まだまだ風呂素人なんだな」
いつも修羅場っぽくなる自寮での出来事を思い返せば、遠い目で話す美咲紀。
洗面器に入っている湯を、全く気にせずもうぱちゃぱちゃと遊び始めている修のところの猫たちを、羨ましそうに見つめたり。
「どうしたらこんなふうになりますかねぇ」
「猫は風呂嫌いだと言う通説だけれど、単に水場に不慣れなだけだと思う」
「慣れさせれば、ということでしょうか。………どうやって?」
「気持ち良いんだって教えてあげるのさ」
ブラッシング終えた美咲紀は、先にワンコたちをわっしゃわっしゃと洗い出しながら、『ほら見てて』と言う修を見守ってみる。
ちょっとごめんなー、と湯で遊ぶ猫たちから洗面器を失敬すれば、まずスノウを撫でてリラックスさせ始めた。
その背後に洗面器をやって、まずは後ろ脚、次に前脚、と少しずつ手ですくったお湯をかけてやると当初『なんにゃー? やめるにゃー?』と迷惑そうにもぞもぞしていたスノウだったが。
次第にその態度が落ち着きを見せる。
「あらら~?」
「な。気持ちいいよな~、えらいなスノウ~」
優しく声をかけ続けながら、すっかり濡れ猫状態なスノウだが、いつの間にやら4本の脚は洗面器にイン。
足先からじわじわ伝わる熱が心地よいらしく、大人しいままである。
驚く美咲紀の前で、ちゃくちゃくとスノウを洗ってやる修が、『ほらこわくない』と囁いて洗い流し完了。
「顔は出来るだけ避けてな。泡や湯が目に入って嫌な思いすると、お風呂が怖いところだと覚えてしまうから」
「なるほどです」
見事な手際に美咲紀が拍手を送ると、まるでそれが合図になったかのように『ご主人!自分も洗うにゃー!』とばかりに修めがけてブルーが背中に飛び乗り、もう一匹の白猫ミルクが空いた手に頭を押し付けてきた。
「あははー、スノウが先に洗われたの見てヤキモチ焼いたのでしょうか」
「分かった分かった。順番なっ」
修の要領真似て、『姉ちゃんこわくないのにゃっ?』と、スノウがいた洗面器の湯に鼻先近づけ少し興味が出ている様子なくろまめで、美咲紀もレッツチャレンジ。
「猫は液体って良く言ったものです」
足に湯の感触が来て、全身力んで身体強張らせていたくろまめも、次第にバスルームの雰囲気や他の猫たちの気持ちよさそうな姿に慣れていき、美咲紀の手に体重預けるようにして今やぐんにゃり。
とろけて手から落ちそうです、なんて笑いながら丁寧に洗ってやった。
スノウ&くろまめ、お風呂レベルがアップした☆
問題な2匹が終わってしまえば、後は美咲紀の至福タイムである。
修と同じようなスタイル、Tシャツとハーフパンツな部屋着のような服で、濡れる準備も万端。
大きな背中を向けてくれたカエサルに、抱き付くようにしてわしゃわしゃーっと泡を立て。
順番待ちなカールはちゃっかり湯船に浸かって、その頭などに同じく順番待ちな猫たちが乗っかったり。
―― くぅ! この姿お写真撮りたい……!
泡に埋もれるワンコや、お風呂堪能してるネコちゃんたちを視界に入れては可愛さに悶える美咲紀。
修の方は現在、優雅にお座りし大人しく洗われるパトラに、少しずつ湯をかけ仕上げ中。
―― ネコ好きだし、今度誘ってみるかな……。
いつでもどんな時でも突如湧くのが、切なさ纏う恋心というもので。
大人しいパトラ相手なら、楽に洗うの楽しんでもらえるかもなんて修がふと物思いに耽って居れば、長年の付き合いのカンは伊達じゃない。
美咲紀、どこか心ここに非ずな修の表情をぴーんと悟った。
「えいっ」
「わ!?」
この後の怒涛の展開、スローモーションでお送り致します。
悪戯心が働いた美咲紀嬢、修氏の頬にくろまめの肉球パンチをおみまい。
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修氏、思い描いていたあのコと頬への感触に、先日のラブハプニング蘇り思わず大きめの声が出る。
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ちょっとビックリした美咲紀嬢、石鹸踏んづける。
↓
つるんっと滑ったお嬢さんの手から、くろまめ、宙を舞う。
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このままでは湯船ドボンコース、悟った修が条件反射でくろまめ救助に手を伸ばす。
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あわやドボン手前でナイスキャッチ、……したもののフチに引っかかった修氏がドボーーンッ!
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顔含めた上半身が綺麗に湯船に沈むも、根性でくろまめ掴んだ手は湯の上空維持。
「シュ……シューくーーーん!!!」
「がぼごぼぼ……っ」
「あああああっ、シュー君に今じゃれたらダメなのですカール! 溺れますシュー君がぁ!」
「ごぼぼぼぼ……」
沈む修の口から次々表面に浮かぶ空気の泡が、金魚ちゃん(お風呂のおもちゃ)をクルクル回転させればそれを見た猫たちも、一斉にどぼんどぼんドボーンッと飛び込み遊びにいく。
くろまめ掴む手がぷるぷる震えているのを、慌てて美咲紀がくろまめ先に救出した後、必死に修の身体を引っ張り上げたのであった。
小さな大惨事(むじゅん)がようやく一段落すれば、互いのびっしょり具合に目をやり合う。
ふと修が美咲紀の濡れたTシャツを見つめた。
美咲紀が自分の濡れ姿を見下ろした。
ぴっとりと張り付いた布地から肌色が、そしてお花柄の胸当てインナーが薄っすら透けている。
―― ……まぁ濡れ透けにもなるよな。美咲紀だしドキドキするわけじゃなし。
―― シュー君は絶対安全圏なので無問題ですね。
鼓動高鳴らせることも、意識されることもない、何とも息のあった二人の心の声。
小さな大惨事とは打って変わって、色めくはずの濡れ透けイベントが華麗に総スルーされた瞬間であった。
パジャマも着替えも修の家に置いてある美咲紀、何を取りに戻るでもなく洗い終わったコたちをタオルでもふもふ拭いてやる。
美咲紀が拭いた猫たちは、小さなタオルしいた藤籠に次々修が乗せてやり、みんなまとめてお布団へ運ぶ。
「いっそ毎回シュー君のトコで洗うのが名案なのかも!」
「名案と呼ぶのかそれを」
わしゃわしゃもふもふをすっかり堪能した美咲紀から、目を輝かせて言われた言葉へは苦笑いで返して。
全ての動物たちを運び終えれば、浴室を片していた美咲紀に声をかけようと戻って来た修が見たのは、片付け終えて自分の着替えも済ませたところで力尽きた、美咲紀のスヨスヨした寝姿だった。
「……猫たちと一緒だぞー」
むにゃむにゃ幸せな寝顔に、お布団で疲れて眠った猫たちの姿が重なった。
仕方ないなと美咲紀を抱えては、いつもの客間のベッドへ運んで『そーら、ぽいっ』。
女の子への対応ではなく美咲紀嬢限定対応である。
ばふんっ、と受け止められた布団の上でまるまるパジャマの上に、掛布団はそっとかけてやり。
やれやれ終わった、と最後に自室のベッドに寝転がった修の隣りからは、ふんわり毛玉たちの寝息。
良い匂いの猫たちと布団に挟まれて、心地よく修も夢の中へと入っていった。
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あとがき
担当マスター:
蒼色クレヨン
ファンレターはマスターページから!
覗き魔もとい執筆者もどきな、蒼色クレヨンです!
いやはや皆様のアクションのおかげで、寒い日もなんのその。
執筆中ずっと、ぽかぽかデュフフ/// と怪しい火照り方して
身も心もすこぶる暖かったですありがとうございますそしてゴメンナサイ通報はしないでくださry
癒しや葛藤、心の整理などなど、皆様色に描写出来ていれば幸いですっ。
この度はご参加、誠にありがとうございました!
また新たな物語でお会いできますように……
蒼色クレヨンでした☆
※余談※
各ページタイトルのアロマ名、
キャラ様の印象だったり、アクションからのイメージだったり、思わず贈りたくなったものだったり、
当方の独断と偏見100%で付けさせて頂いておりますっ。
ので、『なんじゃこれ』と流していただければと………!(楽しみ過ぎ)
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ブロンズシナリオ(100)
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3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月07日
参加申し込みの期限
2017年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月14日 11時00分
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