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装飾譚:アクセサリー「Anne + Mary」
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白いワンピースを着た
御巫 時子
が日傘を差してシーサイドタウン駅を散歩している。夏の陽気を感じながら青く晴れた空を見上げた。季節は春から夏に近づいていた。
(夏物のお洋服など見てみましょうか……)
少し気が早いかな、と微笑みながらティアラに向かう。慣れた足取りでティアラに到着すると、フロアガイドを見上げるクラスメイト・
薄野 五月
を発見する。
「『おそろい』って何がいいでしょう。うーん」
どうやら困っているようだ。
「こんにちは、五月さん……」
「あ、こんにちは。御巫さん……そうだ、突然ですがひとつ聞いてもいいですか」
もちろん、と目を細める時子。近くのベンチでペットボトルのお茶を飲みながら話を聞いた。
「実は私のひとつ下の妹が『おそろい』に憧れているんです。これは、姉としてやらねばと……お姉ちゃん魂に火が付いてしまいました」
夕食時に見ていたテレビドラマのワンシーン。年の近い姉妹が色違いのスマホケースを使っているのを見て、妹がうらやましがるのを聞いてしまったそうだ。
「まあ。かわいらしいですね……」
鈴を転がすような声で笑う時子に、五月が照れくさそうに微笑みを返す。
「本音を言うと姉としても、同じ物を持つっていいなと憧れたわけなのですが。服の好みが違うのでどうしたものかと」
「五月さんも私と同じで和装がお好きでしたね……。妹さんはどういったものがお好きですか……?」
「帽子とお花と、もふっとしたもの……でしょうか」
時子はシロツメクサの花冠を頭に乗せたモフモフのすずめを想像した。想像上の生き物にほっこりする。
「それなら、帽子や髪に飾れる物がいいかもしれませんね……。これから寄ってみたいお店があるのですが、よろしければご一緒しませんか……?」
「ぜひ。御巫さんの行きたいお店、楽しみです。ふっふ」
「輝夜の近くのお店なので、ご存じかとは思いますが……。こちらのお店です……」
時子がAnne + Maryを手のひらを向けて示す。確かに、五月も見かけたことのある店だ。入るのは初めてで少し緊張する。
「可愛いお店ですね。ほー、海っぽいものがたくさんあります」
五月は白いペンキで塗られた取り舵や、水兵帽子を珍しそうに眺める。木製の台の上にはヘアピン、ブローチ、ピアスなどの小物が並べられていた。
「そういえば、妹さんは髪の長さはどれくらいでしょうか……?」
「私と同じくらいですね。んー、ヘアピンがいいでしょうか」
「きっと喜ばれると思いますよ……」
時子と話をするうちに欲しいものがヘアピンに決まった五月。集中して選びたいだろうと考え、しばし別行動をする。
ヨットや海図のモチーフを見ていると船旅に出たくなる。夏らしいモチーフのイヤリングも愛らしい。しかし、やはり心惹かれるのは……。
(鳥さんのモチーフ……)
アクセサリー用のツリーにアンティーク風のロケットがかかっていた。蓋部分には四つ葉のクローバーをくわえた鳩が描かれており、中には写真が入れられる。
思い人の写真は生徒手帳に挟んで持ち歩いているが、休日はロケットに入れるのもいいかもしれない。
(この中に写真を入れると、あの人も手乗りサイズになりますね……なんて……)
指を口に添えてくすくすと笑う。
もうひとつ、別のネックレスも選んで五月の元に戻った。
「いいものは見つかりましたか……?」
「ふっふ。迷いましたが、こちらにしようと思います」
ずい、と五月がふたつのヘアピンを乗せたトレーを見せる。
ふたつの雫の飾りが付いたヘアピンで、持ち上げると鎖の先についたそれが繊細に揺れた。空のような淡い青と、海のような深い青の雫が寄り添っている。
「色違いなども考えましたが、同じ物をふたつ買うことにしました。選ぶ時間が楽しかったですねー」
「わかります……。大事な人のことを考えると、幸せな気持ちになりますよね……」
「ですです。これ、せっかくだからラッピングもしてもらおうかな……。
御巫さんはいいもの見つかりましたか?」
「私はこちらの、誕生石が入ったネックレスにしました……」
「おや、かわいいインコさんですね」
「誕生石ごとに異なるモチーフなのですが、私の11月が鳥さんだったので……。運命を感じてしまいました……」
ロケットのことは秘密にしておく。
時子が選んだふたつめのアクセサリーは瞳の部分に、時子の誕生石である金色のシトリンが入っている。愛らしい顔の小鳥が小首をかしげていた。
「私の5月はエメラルドの目をしたリスさんですか。こういうのって、つい見ちゃいますね」
「はい……。誕生花なども調べてしまいます……」
「気になっちゃいますよね。ふっふ」
会話を楽しみながらレジに並ぶ。五月はヘアピンの片方をプレゼント用に可愛らしくラッピングしてもらった。細いピンクのリボンが飾られる。
「今日はご一緒できて楽しかったです……。喜んでいただけるといいですね……」
「こちらこそ、一緒に来てもらって心強かったです。今度、学校で結果を報告しますー」
寝子島ティアラを出て手を振り分かれる。
しゃらしゃらと鎖が揺れる音を聞きながら妹の喜ぶ顔を思い浮かべる。無意識に早足になっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月25日
参加申し込みの期限
2018年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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