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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
装飾譚：アクセサリー「Anne + Mary」
寝子島ティアラのテナントのひとつ「Anne＋Mary」は海賊船をモチーフにした内装のアクセサリーショップだ。今日も女子高生を中心に店内が賑わっている。
常連客のひとりである千歳飴 楓子は、なぜかリボンで飾られた海賊旗の横でスマホをじーっと睨んでいた。
（ガチャを回すときの都市伝説。
１：お目当てキャラの中の人にタップしてもらうと出る
２：お目当てキャラ由来の場所でタップすると出る
……これより、２の方法で都市伝説を検証する。アンメアアンメアアンメア限定衣装のアンメア！！！）
ッターン！ 気合を込めてタップ！
「・－・－－ ・・ －・！！！！！」
結果を確認した楓子。興奮のあまりモールス信号で叫んだ。
「わーっ。このピアス、とっても可愛いのだわ！」
海月 珊瑚が丸いガラスのピアスを光にすかして目を細める。青い砂と星がやわらかく輝いていた。珊瑚は手先が器用でアクセサリーを自作することも多い。ピアス穴はないがイヤリングに加工すれば付けられるか考えていた。
（あら？ こっちにはーーー）
目の端に気になるものを見つけた直後―――。
「・－・－－ ・・ －・！！！！！」
ビクーッッッ！
入り口からの奇声に驚き珊瑚の髪が垂直に浮いた。
「何事なのだわ！？ って、楓子ちゃんなのだわ！？ 仏様みたいな顔をしている……こ、こういうときは！」
珊瑚は応援上映用のペンライトを取り出し水色にセット！ 両手に持ったペンライトを頭の高さで心を込めて振り回す！
「楓子先輩がこんなところで負けるわけ無いだろー！」
ブンブンブブブン！
「そーだそーだ！！（セルフコール＆レスポンス）」
一連の動作に無駄がない。体に染みついた動きが流れるような動きを可能にしていた。
やがて思いが天に通じ、『思い残すことはないかも……』と思っていた楓子の魂が『そろそろスタミナが回復するな』と考え直して戻ってきた。
「楓子ちゃん！ お帰りなさい！」
「危ないところだった……礼を言うぞ、珊瑚氏」
「どういたしまして。応援は得意ですの！」
ふらつきながら立ち上がる楓子を珊瑚が支える。
「楓子ちゃんもお買い物だったのかしら」
「うむ。ヘアアクセと大ぶりのピアスを探していた……お？」
珊瑚の手元のピアスに気づいた楓子。
「珊瑚氏もピアスに興味が？」
「モチーフが可愛いから眺めていたのだわ。
でも、ピアスは落とすのが怖いから同じモチーフを使ったこっちのネックレスが気になるのだわ！」
珊瑚はピアスを元の場所に戻し、隣にある華奢な鎖のネックレスを手に取る。鎖骨が綺麗に見える鎖の長さが嬉しいアイテムだ。
「服に合わせやすそう……買っちゃうのだわ！」
嬉しそうに微笑む珊瑚を、楓子は感心したような目で見つめた。
「珊瑚氏はキラキラした物が似合うな。まるで人魚姫のようだ」
「え！？ て、照れるのだわ！！」
……乙女ゲームのセリフみたいなのだわっ。と、頬を赤らめて一歩さがる珊瑚。対して楓子はクールなまなざしのまま、白い珊瑚と貝殻で飾られた髪飾りを指さした。
「ああいった煌びやかなものも惹かれるのだが、楓子より似合いそうな人を見ると他のにするか……と思ってしまうな。モチーフを考えても、あのティアラのようなヘアアクセは珊瑚氏にこそふさわしいだろう」
「ありがとなのだわ。でも、私は楓子ちゃんもこういうの似合うと思うのだわ。
んーと、んーと。こっちのバレッタはどうかしら！」
珊瑚はコットンパールと淡い色のスワロフスキーのバレッタを手に取る。白いワンピースに合いそうな上品な色で大きめサイズ。土台の部分が透かし模様になっている。
「カチューシャタイプも可愛いけれど、頭の後ろを飾った方がピアスが目立っていいかもなのだわ！ バレッタはアップしたときにも使えるしおすすめなのだわ！」
「一理あるな。珊瑚氏おすすめのバレッタがとてもいいものに見えてきた。……手持ちは黒っぽい服が多いがいけそうな気がする」
「横止めもお似合いなのだわ！」
ニコニコしながら楓子の耳あたりにバレッタを添える珊瑚。
「夏は暑くて苦手だが……身につけたい物があると楽しみになってきた。いただこう」
小さく笑ってバレッタを受け取る楓子。
「私、海が好きだから夏っぽいモチーフは全力でおすすめするのだわ。真珠の他にも、水兵さんやイルカも好きなのだわ」
「わかりみが深い。揺れるタイプのピアスがいっぱい欲しいな。碇と貝、海賊旗も欲しい」
「ブレスレットも可愛いですの！」
「そうだな。楓子はこの宝石のブレスレットが気に入った」
楓子が気に入ったのは光の加減で様々な青色に変化するブレスレットだ。
「碇、イルカ、お魚、マリンルック……ショートパンツ……ショタ……」
（おや？ 珊瑚氏の様子が……？）
焦点がぼやけた珊瑚。小さく漏れるワードから何かを察した楓子。
「珊瑚氏。ピアス穴をふたつ並べて開けると推しカプを配置できるぞ……」
「その発想はなかったのだわ！！」
珊瑚の心がちょっと動いた。
（ふふ。ピアスに興味がわいただろうか）
（今のネタ、次の同人誌で使わせてもらおうなのだわ！）
常連客のひとりである千歳飴 楓子は、なぜかリボンで飾られた海賊旗の横でスマホをじーっと睨んでいた。
（ガチャを回すときの都市伝説。
１：お目当てキャラの中の人にタップしてもらうと出る
２：お目当てキャラ由来の場所でタップすると出る
……これより、２の方法で都市伝説を検証する。アンメアアンメアアンメア限定衣装のアンメア！！！）
ッターン！ 気合を込めてタップ！
「・－・－－ ・・ －・！！！！！」
結果を確認した楓子。興奮のあまりモールス信号で叫んだ。
「わーっ。このピアス、とっても可愛いのだわ！」
海月 珊瑚が丸いガラスのピアスを光にすかして目を細める。青い砂と星がやわらかく輝いていた。珊瑚は手先が器用でアクセサリーを自作することも多い。ピアス穴はないがイヤリングに加工すれば付けられるか考えていた。
（あら？ こっちにはーーー）
目の端に気になるものを見つけた直後―――。
「・－・－－ ・・ －・！！！！！」
ビクーッッッ！
入り口からの奇声に驚き珊瑚の髪が垂直に浮いた。
「何事なのだわ！？ って、楓子ちゃんなのだわ！？ 仏様みたいな顔をしている……こ、こういうときは！」
珊瑚は応援上映用のペンライトを取り出し水色にセット！ 両手に持ったペンライトを頭の高さで心を込めて振り回す！
「楓子先輩がこんなところで負けるわけ無いだろー！」
ブンブンブブブン！
「そーだそーだ！！（セルフコール＆レスポンス）」
一連の動作に無駄がない。体に染みついた動きが流れるような動きを可能にしていた。
やがて思いが天に通じ、『思い残すことはないかも……』と思っていた楓子の魂が『そろそろスタミナが回復するな』と考え直して戻ってきた。
「楓子ちゃん！ お帰りなさい！」
「危ないところだった……礼を言うぞ、珊瑚氏」
「どういたしまして。応援は得意ですの！」
ふらつきながら立ち上がる楓子を珊瑚が支える。
「楓子ちゃんもお買い物だったのかしら」
「うむ。ヘアアクセと大ぶりのピアスを探していた……お？」
珊瑚の手元のピアスに気づいた楓子。
「珊瑚氏もピアスに興味が？」
「モチーフが可愛いから眺めていたのだわ。
でも、ピアスは落とすのが怖いから同じモチーフを使ったこっちのネックレスが気になるのだわ！」
珊瑚はピアスを元の場所に戻し、隣にある華奢な鎖のネックレスを手に取る。鎖骨が綺麗に見える鎖の長さが嬉しいアイテムだ。
「服に合わせやすそう……買っちゃうのだわ！」
嬉しそうに微笑む珊瑚を、楓子は感心したような目で見つめた。
「珊瑚氏はキラキラした物が似合うな。まるで人魚姫のようだ」
「え！？ て、照れるのだわ！！」
……乙女ゲームのセリフみたいなのだわっ。と、頬を赤らめて一歩さがる珊瑚。対して楓子はクールなまなざしのまま、白い珊瑚と貝殻で飾られた髪飾りを指さした。
「ああいった煌びやかなものも惹かれるのだが、楓子より似合いそうな人を見ると他のにするか……と思ってしまうな。モチーフを考えても、あのティアラのようなヘアアクセは珊瑚氏にこそふさわしいだろう」
「ありがとなのだわ。でも、私は楓子ちゃんもこういうの似合うと思うのだわ。
んーと、んーと。こっちのバレッタはどうかしら！」
珊瑚はコットンパールと淡い色のスワロフスキーのバレッタを手に取る。白いワンピースに合いそうな上品な色で大きめサイズ。土台の部分が透かし模様になっている。
「カチューシャタイプも可愛いけれど、頭の後ろを飾った方がピアスが目立っていいかもなのだわ！ バレッタはアップしたときにも使えるしおすすめなのだわ！」
「一理あるな。珊瑚氏おすすめのバレッタがとてもいいものに見えてきた。……手持ちは黒っぽい服が多いがいけそうな気がする」
「横止めもお似合いなのだわ！」
ニコニコしながら楓子の耳あたりにバレッタを添える珊瑚。
「夏は暑くて苦手だが……身につけたい物があると楽しみになってきた。いただこう」
小さく笑ってバレッタを受け取る楓子。
「私、海が好きだから夏っぽいモチーフは全力でおすすめするのだわ。真珠の他にも、水兵さんやイルカも好きなのだわ」
「わかりみが深い。揺れるタイプのピアスがいっぱい欲しいな。碇と貝、海賊旗も欲しい」
「ブレスレットも可愛いですの！」
「そうだな。楓子はこの宝石のブレスレットが気に入った」
楓子が気に入ったのは光の加減で様々な青色に変化するブレスレットだ。
「碇、イルカ、お魚、マリンルック……ショートパンツ……ショタ……」
（おや？ 珊瑚氏の様子が……？）
焦点がぼやけた珊瑚。小さく漏れるワードから何かを察した楓子。
「珊瑚氏。ピアス穴をふたつ並べて開けると推しカプを配置できるぞ……」
「その発想はなかったのだわ！！」
珊瑚の心がちょっと動いた。
（ふふ。ピアスに興味がわいただろうか）
（今のネタ、次の同人誌で使わせてもらおうなのだわ！）
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年01月25日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年02月01日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年02月01日 11時00分
