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キミ ガ ダイスキ
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■春鳥の羽ばたく空
窓を開き、
御巫 時子
は今日も友人達を部屋へと迎え入れた。
『時子ちゃん、ご機嫌いかが?』
「こんにちは。今日も元気ですよ。……あら?」
友人たちと共に、嗅いだことのない花の香りが時子の部屋に流れ込んだ。
「……お花の、香り……?」
思わず声を上げる時子に、友人達――時子のろっこん『鳥の囀り』によって時子と会話できることを知り、度々彼女の部屋を訪れる鳥たち――は、小首を傾げていた。
『香り? 私達は何も感じないわよ』
鳥たちもそれぞれ、忙しく辺りを見回している。
「気のせい、でしょうか……?」
そう思う時子。だが、己の胸が急に熱を帯びるのを感じた。
そして思い浮かぶのは、時子の大好きな人である
五十嵐 尚輝
の姿。
大好きな気持ちと、会いたい気持ちが胸いっぱいに時子の胸に広がって行く。
(今日だって、学校でお会いしてるのに……)
「御巫さん」
彼女の名を呼ぶ優しい声。
長めの髪の隙間から、時子の姿を捕え優しく微笑む眼差し。
時子の作るお弁当を、有難そうに食べてくれるその表情。
そして、
エイプリルフール
に見た世界は、時子の憧れる生活そのものだった。
しばし尚輝との思い出を思い返していると
『時子ちゃん、どうしたの? 頬が赤いよ?』
友人の一羽が心配そうに小首を傾げた。
時子が己の頬に手を添えれば、分かりやすい程に熱を感じる程。
『それに、なんだかとても嬉しそう!』
他の鳥がパタパタと羽をはばたかせる。
「嬉しそう……ですか?」
一呼吸置いて、時子は鳥たちにそっと告げた。
「尚輝先生の事が好きなんです……」
頬を染め、潤んだ瞳のまま。時子は意を決したように友人たち告げると、鳥たちは驚きにも祝福にも聞こえる鳴き声を奏でた。
『時子ちゃんの学校の実験の人よね!』
『時子ちゃんのお弁当を食べる男の人!』
時子の行動を気にかけている友人からすれば、尚輝と時子が同じ時間を過ごしているのを何度も見かけているのだろう。
「あ、あの……内緒ですよ……」
嬉しくも恥ずかしさを感じる友人達の言葉に、時子はより一層頬を赤らめた。
しかし、照れながらも時子の表情は笑みで溢れている。
『恋してるっていいなぁ。ねぇ、時子ちゃん。どんな気持ちなの?』
そうですね……と、しばし考え込む時子。
「尚輝先生の姿を見かけると、とても嬉しくなります、ね……」
尚輝との一つ一つの思い出を手繰り寄せるように、時子はゆっくりと言葉を紡いだ。
「大好きな人の傍にいることで、胸がドキドキもしますが……でも、それと同時に、安心します。尚輝先生の言葉の一つ一つ、表情の一つ一つ、過ごした時間が宝物になります……。それに」
友人たちが時子の言葉の続きを待つ。
「それに、もっと尚輝先生との宝物を増やしたい、と思います……」
『ねぇねぇ、時子ちゃん。時子ちゃんは好きの気持ちを伝えたの?』
「それは……まだ、です。教師と生徒という関係である間は……」
人間って大変だねー、という友人達に、時子は笑みを浮かべた。
教師と生徒の関係でなくなるのは、卒業式の後。
しかし、それまであと二年の時を待たねばならない。
(……でも、今にでも、私の気持ちを伝えたくなってます……)
想ひ花の影響か。いつも以上に募る想いに、時子自身も戸惑っていた。
せめて、尚輝に想い人がいるか訊きたいと思う。だが
(もし、居るって言われたら……)
熱い想いと同じ程に、恋をする切なさが時子の胸を占領する。
そして、友人達の会話の後、時子は一つの行動を起こすのだった。
春も半ばを過ぎ、夜風は暖かみを帯びてくる。
一羽の愛らしい雀は、風に乗り寝子島高校へと向かっていた。
(明日まで待てそうにありません……)
今すぐに、会いたい。
一目でも、愛しい彼の姿を見たい。
言葉を交わすことはできなくてもいい。
いつか、これまでの想いを全て彼に伝える日が来るように。
(おや。こんな時間に雀なんて珍しいです……)
見慣れた部屋の窓際で、そんなことを考えている彼の姿を。
時子は熱い想いと共に眺めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月21日
参加申し込みの期限
2017年09月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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