this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
推理ゲーム『ねこじま人狼』4th
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
9
つぎへ >>
● 混乱する推理
大きな胸をエプロンドレスに包み込んだ気風のよい女性が、静のもとに、三杯目のグラスを運んでくる。
今度は森色をしたカクテルだ。第八階層の森と共にある自然豊かな国ダソスの森で採れた薬草を漬け込んだ酒だよ、という説明を聞き、静は目を閉じて異世界の香りを味わった。ミントに似た、爽やかな香りが鼻腔を擽る。口に含めば微かな苦みが舌に残った。
グラスをくゆらせる静を横目に、武道は顎に手を当て、考えを纏めるように、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「ええっと……トワちゃんを吊って、翌朝、霊媒師の結果が黒、かつ、パンが焼けていたら、梢ちゃんが真のパン屋。梢ちゃんを吊って、翌朝、霊媒師の結果が黒、かつ、パンが焼けていたら、トワちゃんが真のパン屋、ってことだよな」
そこまではほぼ全員が同意だ。
「梢ちゃんが黒なら、連動してサキリくんも黒になってヒューマさんの真確定か? ……あれ? トワちゃん黒の方が、人狼の片方生き残らせるには都合がいい? 占い人狼恋人とかだともうわっかんないなこれ!?」
「だよなー」
流も頭を抱える。
「もしかしてサキリ狼・屋敷野らっかみの恋人同士で、サキリ・武道が狼陣営ってこともありうるんじゃね?」
この説に、サキリは「面白い説だけどそれはないよ」と苦笑し、梢は「確かに私の発言、2日目大丈夫なら吊らないでに見えるから恋人っぽいけど、狼探しの話でした」と弁解する。
武道もまた、流の目を見て、「たしかに俺は占われたら黒だけど、それはないな」と答えた。
流は苦笑いしてフォローを入れた。
「いや、ま、可能性はかなり低いけどな」
「構わないよ」
武道は鷹揚に答える。
「それより俺、人狼より恋人の方が怖い気がする……みんな、恋人をどう思ってる?」
「ソウデスー。人狼が誰か―も考えないとデスケド、恋人陣営をどうするかーは考えないといけないデス」
トワも身を乗り出す。
「単純に考えれば島民同士で恋人ーって言う事もあるマス。といってもー、投票2回しかないので島民側で吊りきる余裕はないデスカラー、人狼任せかー、ついでに吊れるかみたいな感じにはなるマス」
「思うところはあるけれど、確証はないから黙っているよ」とサキリ。
一方、梢は。
「私は、島民に恋人2人と仮定して推理しました。で、恋人はヒューマさんじゃないかと」
「僕が恋人かい? いろいろ疑われるゲームなんだね。もうひとりは?」
「それは……わかりませんけど」
口ごもる梢。
「ともかく、2日目は恋人の妨害票が怖いですよねー。狼狙いでも2人狙いでも、役持ちでも裏切れますから。個人的には、2人吊り×2日を希望します」
「それな」
流がぴっと人差し指を立てる。
「俺も考えた。屋敷野の案とはちょっと違うが、吊り投票を調整して占いを同時吊り、霊媒結果で黒だったのと対応したパン屋を吊る作戦ってのはどうだ?」
ここでヒューマがゲームマスターのエムアに尋ねた。
「ルールの確認をしていいかい? 吊られた人が複数いる場合って、霊媒の結果はどうなるの? なんとかさんは黒、なんとかさんは白、っていうふうにわかるものなのかな?」
「はい。そうです」
エムアは答える。
「となると、水守君の案は、票数を調整して、1日目にサキリ君と僕を吊って、その結果によって梢さんかトワさんを吊るってことか。うーん、僕はサキリ君を黒と占ったからなあ……同時吊りでもう一人の人狼が確実に分かるならいいけど……うーん、うーん……」
ヒューマはかなり煮詰まった様子で頭を掻く。
「んー……トワはー」
金髪の少女はちらり、無口な静を見る。
「シズカもアヤシイと思うデスー。シズカはシズカすぎマス。Silence!」
Silence。それは静の通り名であった。
そうとは知らぬトワの言葉に、静はグラスの縁を指で弾き、中の氷を揺らして苦笑する。
「悪い。口下手な性分なんだ……」
静の態度は落ち着いていた。
「ただ、職業病でつい人を見てしまうということはある。嘘をついたり隠し事をする人間でわかりやすいのは、饒舌になるか寡黙になるかの二タイプ。いつも通りで平然としている奴の場合、声色や言葉には出ないが目が物語る」
そういってサキリを見つめる。サキリは落ち着いて静を見つめ返す。
それからヒューマを。彼ももともとの顔つきもあってか、表情はあまり変わらない。
「じっと視線を逸らさない奴と、彷徨うタイプ。目にも口にも出ない奴は手や足が落ち着かなくなるかな」
静に見つめられ、トワもまたお嬢様らしく堂々と静を見返した。
「そーしーたーら、シズカはカモクタイプでウソツキです?」
「だとしたら誰が霊媒師だ?」
問い返されてトワは「Umm」と唸ってしまう。今のところ、霊媒師の対抗は出ていない。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
推理ゲーム『ねこじま人狼』4th
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月28日
参加申し込みの期限
2017年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!