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推理ゲーム『ねこじま人狼』4th
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● ゲームのあとはディナーを
テーブルに鳥の丸焼きに似た肉料理が運ばれてくる。なんとかいう鳥型モンスターの肉だという話で、はじめは物怖じした者もいるのだが、サキリが華麗なナイフ捌きで切り分け、流がむしゃむしゃかぶりつくと、皆も安心して手を出し始めた。肉はジューシーで歯ごたえがあり、おいしかった。
梢は陽気にむしゃむしゃと肉を噛みちぎり、泡立つジュースを流し込む。
「いやー勝利の美酒……ならぬ美ジュースに酔い痴れますねー」
サキリはトワの皿に肉を盛りながら謝る。
「トワ、惜しかったね。僕ももう少し力になれればよかった」
「なんの、デス。結局トワも賭けに負けたデスから」
金髪の少女はぺろっと舌を出す。
「ん」
サキリは席に着くと、ゲームの流れについて感想を述べた。
「2日目の話し合いを見た感想としてはトワと屋敷野の同盟が成立した時点で、恋人陣営がどちらを勝たせるか選ぶ試合になった感じだね。恋人が勝利する為にはこの同盟を阻止する事が必須条件だったと思う」
サキリはナイフとフォークを上品に扱いながら肉を食む。
肉を頬張りながら、うんうん、と流も相槌を打つ。
「屋敷野のほぼ恋人勝ちの局面をひっくり返した手腕は大したもんだ。っつか恋人組のカミングアウトは悪手だったなありゃ」
「……ぐさっ」
テーブルに突っ伏したまま、武道は心臓のあたりを押さえる。
「あそこはパン屋側恋人の陽動扱いにして、相方恋人とパン屋もしくは狼の恋人で島民に票よせてこようとしているって突っぱねて、提案した屋敷野が恋人かどうかは兎も角、狼だろうって言っとけば、トワの票を恋人外に向かせれた気はするぜ」
「ぐさぐさっ」
よしよし、と恋人の静が武道の背を撫でる。
慰められ、ようやく顎だけ持ち上げると、武道はテーブルに頭を預けたままひとり反省会をはじめた。
「いや、ほんと……今回は気力の減り方が半端ないというか……。第三陣営だから島民も人狼もいくら吊られようと関係ないぜ気楽だーと思っていた時が俺にもありました!! というか、恋人二人で二日目迎えられたこと自体が奇跡だよな……なにせ恋人って相談ができない人狼みたいなもんだからなぁ……」
「たしかに。一日目、志波君が噛まれる可能性は高いと思っていた。そうなると俺も生きてはいなかったな」
「静さん……。俺、このゲーム、たいがい一日目で噛まれるんですヨネ。今回は二日目まで生きれただけでも御の字、なのかな? いや正直、流くんとの二択で生き残れるとは思ってなかった……」
それはよかったけど、最後のほうはしくじったかなあとぶつぶつ言う。
「うーん、恋人カミングアウトでのゆさぶりと、このまま黙ったままで……だとどっちがよかったんだろう? 二日目が5人ならカミングアウトせずにすすめられたとは思うけど……トイウカ!」
武道はバンバンバンとテーブルを叩く。
「同時吊りと!! パン屋騙りっていう一日目からいろいろ予想外で!!!」
「まあまあ」
ヒューマが自分が飲んでいたのと同じ甘い飲み物を武道にすすめた。
「僕もすっかり頭がパンク状態になってしまって。いろんな可能性を考えすぎて予想すらつかなかったよ。さ、甘い飲み物で脳に栄養補給しよう?」
「スキッドさあああああん!!」
武道とヒューマは真っ赤な甘い飲み物のグラスを重ね合う。
静は胸ポケットから煙草を一本取りだして、ちら、と掲げた。
「ゲームも終いなら最後に1本だけ吸わせてくれ。ここまで喋るのは久々でな。楽しかったが些か疲れた」
「どうぞなのー」
「なのデスー」
ステラとトワが同時に頷く。
紙巻の端を咥え、火をつけて、ひと息紫煙を吐き出す。
「ああ、異世界の酒はなかなか美味かったし興味深かった。店に持ち帰りたい位だ」
揺らぐ紫煙ごしに、ともにひと時過ごした人々を見る。
ゲーム中の敵も味方も、ゲームが終われば友となる。
さあもうすこし、余韻に浸って話をしよう。
<了>
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あとがき
担当マスター:
笈地 行
ファンレターはマスターページから!
みなさまお疲れ様でした。第4回人狼ゲームをお届けいたしました。
秋の3連休かつ日本列島台風18号直撃の中、話し合いにご参加いただき誠にありがとうございます。
みなさまの地域は大丈夫だったでしょうか。
最初に。
専門用語の多用について、数名からご意見いただきました。
専門用語を多用しすぎて、考えていることや言いたいことがわかりにくくなっていたり、
初心者の方がゲームに参加しづらい・会話に入りづらいということが起こっているようです。
正直、わたしもアクションの解読が難しいときがあり、
「これは……暗号文?」みたいになってしまうことも。(すいませんただの不勉強です)
リアクションも「物語として読んでわかりやすく」を心掛けていきたいと思いますが、
「だれが」「だれを」など主語や目的語が抜けていないか、
専門用語が続いて分かりにくい文章になっていないか等、
コメントやアクションを書く際のちょっとの気遣いを、
みなさまもどうぞよろしくお願いいたします。
それから。
今回はいくつか私のほうで反省点もありました。
ひとつは日取り。
相談日は土日がいいのかなと思ったのですが、三連休だとかえってお出かけになられる方もいらっしゃって、参加が難しかったでしょうか。申し訳なかったです。
もうひとつは配役と勝利条件。
いろいろ配役を試したいなーと思ったのですが、人数が少なかったこともあり、
恋人入りの配役はちょっと難しかったでしょうか……。
勝利条件についても、2ナイトであの島民の勝利条件は、キビしかったなと思っていました。
ところが、……ところがなのです!
この勝利条件を逆手に取った戦法で、まさかまさかの大どんでん返しが起こるとは……!
結果を見たとき、最初「えっ」という驚きがあって、そのあと「うわーそうきたか!」と机バンバンしました!
すごい! おもしろい! ブラボーです!!! これだからこのシナリオはやめられないなと思うのです。
次回はもうちょっと初心者に寄せたルール作りをしてみたいですね。
PBWでどんなルールならできるだろうと思ってはじめたワンナイト→ツーナイト方式でしたが、
相馬さんの
「ラッカミ村の人狼」
も拝見していて面白かったので、
もっとシンプルになるのかなーと思ったり……。
興味あるけど難しそう、と思っている人も遊んでみようかな、と思えるようなシンプルなルールづくりは
今後の個人的課題です。
そのあたりも含めて、ぜひ、ゲーム後の感想や真相を知って思ったことなどを、
コメントページにお寄せくださいませ。
ではでは今回もありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月28日
参加申し込みの期限
2017年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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