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存在感奪還大作戦!?
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《存在感》が奪われているというのは本当らしい、と、
優木 遥斗
は昼時にやっと実感した。
朝、
テオ
がどこからか語り掛ける声こそ確かに耳にした遥斗。
しかし、遥斗は普段、人の目を殆ど気にしていない。
他者に関心を持つこともなく、自分から話しかけることがないので話しかけられることもない。
実際、テオの声が頭に響くまで全く異変に気が付かなかったくらいだ。
故に、テオの言葉を疑ったわけではなかったが、危機を間近に感じる機会は中々なかった……の、だが。
「……やっと、飯が食べられる……」
食堂にて端っこの席を確保して、遥斗はぐったりとした声で呟いた。
昼になって、食堂のオバちゃんに中々気がついてもらえないという事態が発生したのである。
注文はいつまでも通らず、昼休みの終わりが近くなってようやく、遥斗は昼食にありつけた。
大盛りのカツカレーをかき込みながら、遥斗は考える。
(……別に、消滅という事態を軽く見たわけじゃない。消えてしまうというのは困る)
幾ら実感が湧かなくとも、消滅してしまうというのは険呑でいけない。
自分以外にも危険があるとなれば余計に放ってはおけないが、
(目立つのは苦手だ。……困ったな)
という具合で、動くにも何をすればいいのかわからないまま、昼を迎えてしまった遥斗である。
(放送室ジャックに、1年の教室がインクまみれになったという話も聞いたが……)
皆、よくそんな派手なことを思いつくなと、遥斗は舌を巻くばかりだ。
また、元々正義感が強い性質なのも、今回ばかりはある意味では災いした。
人に迷惑をかけるような目立ち方は、とてもではないができなかったのだ。
結局、打開策を思いつけないまま遥斗は午後の授業へと向かおうとし――その時、ふと気付いた。
自分の身体が、足元から淡く消えかかっているという重たすぎる事実に。
事態は、思っていた以上に深刻なようだった。
「俺は……このまま消えるのか……」
呟きに、答える者はない。
どうしたらいい? と自問しながら、遥斗はふらふらと街へと足を向ける。
学校を抜け出すのには、何の差し支えもなかった。
誰か、と祈るように視線を巡らせても、街行く人々も、誰も遥斗を視界に捉えない。
と、その時だ。
遥斗のすぐ脇、壁際を走り抜けようとする男が、ひとり。
半分は反射的に、遥斗は壁へと手をついて、男をその場に縫い付けた。
所謂、『壁ドン』である。
「俺が見えるか? 見えないか?」
問い詰めれば、男は遥斗の存在を見留めて、「ひえ」と声を漏らした。
威圧感を与えただけだったか? と思った、その直後。
遥斗は、警察官達にぐるりと取り囲まれていた。
そのうちのひとりが、確かに遥斗を見て口を開く。
「ご協力、感謝いたします!」
他の警察官達が、すっかり怖気づいた様子の男を取り押さえる。
話を聞けば、どうやら、遥斗に運悪く捕まった男は、ひったくり犯であったらしい。
《存在感》がない遥斗に気づかずすぐ側を逃げようとしたのが、彼の運の尽きだった。
勇敢な青年だ、とか、何があったの? とか。
数多の声が辺りに満ちていて、声の主達の目は、遍く遥斗へと向けられている。
遥斗は、恐る恐る自分の足元を見た。
いつも通りの自分の足。消えかけていたのが嘘のようだ。
(《存在感》を、取り戻せたのか……)
内心に安堵の息を吐きながらも、遥斗は居心地の悪さを感じていた。
やはり、目立つのはどうにも苦手なのだ。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月24日
参加申し込みの期限
2017年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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