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存在感奪還大作戦!?
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とりあえず常のように1限目の授業に向かって、
志波 武道
は戦慄した。
「これが……《存在感》がないというコト……!」
何度手を挙げても、食らうのは悉くのスルー。
教室中を見渡す先生の目に、しかし武道は映っていない。
(うわこれキツイ……とりあえず!)
おもむろに立ち上がって、武道は椅子の上に片足を乗せた。
そして、鮮やかな手際で、脱ぐ!
シュバッ! と効果音が聞こえそうな神速で、細身の身体を覆う見事な筋肉美を披露した武道だったが、
「……反応がない、だと……」
先生もクラスメイトも、武道の方を振り向きさえしない。
かりかりかり、と響く板書の音が、胸に吹く虚しさを余計に掻き立てた。
流石にショックだ……と寂しく服を着直して、武道はそっと教室を抜け出す。
同じような状態の人を見つけられはしないかと思ったのだ。と、その時。
「……って、アレ? 樋口センセ?」
廊下を渡る最中に姿を見かけたのは、
樋口 弥生
先生だ。
向こうもこちらに気付いたらしく、品の良い笑みが武道に向けられる。
「あら? おはよう、志波さん」
「オハヨウゴザイマス!! ……ああ、認識されるって気持ちイイ!」
「本当。私、教壇に立ってるのに誰にも気付いて貰えなくて、仕方ないから自習って黒板に書いて出てきたの」
口元に手を遣って、くすくすと笑う樋口先生。
会話ができる相手に出会えたことにほっとしながら、武道は顎に手を宛がった。
「とにかく、目立たないといけないんですよね。で、俺、思いついたんデスケド」
攻めるならば、目ではなく耳だ、と。
それが、脱衣作戦で撃沈した武道の導き出した結論だった。
「成る程、面白いわね」
「それで、センセに協力して貰えたらなぁ、って……!」
手を合わせて、悪戯っぽく白い歯を零してみせる武道。
武道の頼みは、放送室に入れるよう取り計らってほしい、ということ。
それから、ある歌の音源の用意、そして――。
「放送中の皆の反応を連絡もらいたいなー、ナンテ☆」
「わかったわ、任せて頂戴」
樋口先生の協力を得て、武道は放送室へ。
「世界が切り分けられてても、授業中に大事をやるってちょっと緊張するよな……」
と、武道は胸を一度撫でた。
覚悟は決まった。あとは、実行あるのみ!
「マイクよし、万一に備えての施錠よし! えーっと……スイッチはこれか」
途端、授業中の全てのクラスに裏校歌(大音量)が流れ出す。
「レディースエンドジェントルマン! どーもー皆さん授業中スミマセン☆」
ほんっとすみません……! と心の中で詫びながら、明るく声を響かせる武道。
――突然の裏校歌に皆ざわついてる。ただ、志波さんの声はほとんど聞こえていないかも。
樋口先生からの連絡に一つ頷く武道、まだまだ諦めるつもりはない。
「今日はいい天気デスネ! 皆の心はどんな空模様でしょうか!」
「最近は、校長先生がお菓子を大量発注したってもっぱらの噂で――」
ウザいくらいのテンションで、裏校歌をBGMに武道は滑らかに言葉を紡ぎ続ける。やがて。
――志波さん、皆、声に気付き始めてる。あれは誰だって、結構すごい騒ぎ。
再び、樋口先生からの連絡。
どうやら《存在感》が戻ってきているらしい、と武道は益々声を張った。
じきに、放送室の扉がどんどんと叩かれて。
「おい! 放送を止めなさい!」
「誰か鍵を!」
騒ぎ声に冷たい汗を頬に伝わせつつも、武道は冷静に放送室の窓を開け放った。
(《存在感》が戻ってきた証拠、だよな)
やがて、先生達が放送室の中へと踏み入ってくる。
そこに武道の姿はなく、開け放たれた窓から吹き込む春の風がカーテンを揺らしていた。
「誰もいない……?」
「ここから逃げたのか……?」
先生達が窓に気を取られている隙に、実は放送室の中に隠れていた武道はそっと脱出。
(目立つことは目立てたみたいだけど……)
放送室に誰かいて窓から逃げたらしい、というのは結構な事案ではないだろうか。
世界が切り分けられていてよかったと、武道はそっと息を吐いた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月24日
参加申し込みの期限
2017年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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