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Case2.
スピカ・フォーツ
嬢と
響 タルト
嬢の場合
スピカ・フォーツ
と
響 タルト
は桜花寮の部屋で一緒に薄い本の話に華を咲かせていた。薄い本というのは、いわゆる同人誌だ。その中でもボーイズラブとかガールズラブとかそういった類のものがタルトの大好物であり、スピカは相槌を打ちながら、熱の篭ったタルトのカップリング演説を聞いていた。
(タルトって……こういう話をしているときが、一番イキイキしてる……)
その時である。ひそかに謎のウィルスが同時に二人に感染した。だが、どちらもそれに気づかなかった。
スピカとタルトはこの春からのルームメイト。
同室になって1ヶ月、互いの色々な部分を見てきたが、こんな妙な気分になったのははじめてだ。
スピカはタルトの何気なく頭をかく仕草に、なぜか鼓動が高鳴るのを感じていた。
普段は好きな子へ向ける感情――それがタルトへ向いてしまっている。
すぐにでも抱きしめて甘えたい。
しかしそれをあからさまに表に出すのは躊躇われ、悶々として尋ねる。
「タルトのこと、好きだけど……こんなのって、おかしい……?」
一方タルトもスピカを見ているだけで妙にドキドキしてしまう自分に困惑していた。
そんな気持ちに戸惑いつつ、スピカの問いを聞き、自分も気持ちに素直になる気になった。
「スピカちゃんと一緒にいると、憧れのレイヤーさんと暮らしてる気分なんだよね……綺麗で可愛くて、三次元の人間とは思えないよ」
ぽっと頬を朱に染めるスピカ。
タルトはスピカの手を握る。
「お願いがあるんだけど……。モデルになってもらってもいい?」
「モデル?」
「そう。薄い本のモデル。ろっこんでは猫になるけど、攻め好きなんだ」
そう言うと、タルトはにわかに沈黙した。スピカはただ黙って次の言葉を待った。
暫くすると、タルトは真剣な面持ちで口を開いた。
「……僕、スピカのことが好き。スピカのこと、もっともっと知りたい」
そう言うとタルトはスピカの頬に軽く唇を落とした。
真っ赤になりながらもスピカはなんとか言葉を紡ぐ。
「私も、大好き……タルトのこと、もっともっと……知ってみたい……」
二人はお互いにハグをすると、そのままベッドに倒れこんだ。
スピカがタルトに覆い被さる形になる。
「お願い、きいてもいいよ。その代わり……」
――甘えたい。
スピカの頭にはただそれだけがあった。
……しかし、腹に力を込めてタルトが体勢を逆転させると、スピカは恥ずかしそうに顔をそむけた。
「私は……私のぜんぶ、タルトにあげる……。だから、タルトのこと、ぜんぶほしい……」
「――了解」
タルトの脳裏を、友達以上彼氏未満のポニテ好きの相棒のことが、さっと過ぎる。
しかし今は目の前のスピカが愛おしい。
恋の駆け引きは薄い本で学び、BL・GL・NL何でもどんとこいなタルトは、夏のネコミケに向けて攻めのイメージを膨らませる。どんな仕草が描いていてぐっとくるだろう。どんなポーズが読者も悶えるだろう。
スピカが白い指をタルトの頬に伸ばしてくる。
甘えた声。
「……きて?」
タルトは、スピカの僅かに金色の混じる美しい銀の髪を指先で掬った。
はらりと一筋、零れる銀糸。
(銀髪の美形を口説くシーンに使えそう)
という気持ちと、単純に、
(スピカちゃんって本当に綺麗)
という気持ちが行ったり来たりする。
スピカのソーダ色の瞳が歯がゆそうに揺らぐ。
もっと、と甘くねだるように。
瞬きひとつ。それが無言の合図だった。
タルトはにやりと笑い、スピカの髪に唇を落とした。
――日没後。
我に返るとタルトはきょとんとしながらつぶやいた。
「あれ? ……僕どうしたんだろう?」
照れつつも、タルトはにっこりと微笑んだ。
スピカのほうも記憶が鮮明に残っていたのでやや照れたように微笑み返した。
「スピカちゃんにモデルになってもらえてよかったよ♪ 薄い本の参考にさせてもらえるし。……でも、ドキドキするくらい綺麗なのは本当だよ?」
薄い本関連は仕方ないなぁ、と思いつつ、スピカにはもう少し甘えたい気分が残っていた。
タルトの方もいい雰囲気が残っている。
スピカは上目遣いにタルトを見た。
これからまだ残り11カ月、タルトはルームメイトであり続ける。
(どうしよう……もう一度口説かれたら、心が揺らぐ……かも?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
禰琉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月15日
参加申し込みの期限
2017年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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