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久保田先生の女子力アップ大作戦! 着物編!
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4月中旬の空気がひんやりとした日。
薄野 五月
が商工会議所で行われる着付け教室に向かおうと家を出て久保田先生を見つけた。久保田先生は近所をぐるりと見渡して、手元のちらしをくるくると回しながら眉間にしわを寄せている。地図が読めない人の動きであった。
「みっちゃん先生ー。どうしましたか」
「その声は五月ちゃん!? 助かったぁ。商工会議所に行きたいんだけど、場所がわからなくて困っていたの」
「やあ、そうでしたか。私も同じ場所に用が……」
そこまで言って言葉を止める。
「五月ちゃんも、もしかして?」
瞳に☆を浮かべて久保田先生がチラシを見せる。着付け教室の案内が達筆な文字で記載されていた。
「ふっふ。先生も着付け教室に参加するのですね」
「そうなのー! この前、和装が楽しいっておすすめしてもらってね。ここは初心者でも大丈夫って聞いたから参加することにしたんだ! 五月ちゃんも一緒で嬉しいな!」
「先生役のおばあちゃんは優しい人ですよー。商工会議所は裏にあるのでわかりにくいですよね。こっちですー」
「はーい♪ わー、五月ちゃん私服だからさっき声かけてもらったとき、一瞬だれだかわからなかったよー」
「私も先生がいつもの格好と違うので少し迷ってしまいました。今日はポニーテールですね」
「うん!」
久保田先生が頷くと白いレースのシュシュでまとめられた髪が大きく波打った。薄手のカーディガンにパステルグリーンのふんわりした素材のスカートを合わせている。春らしい色の服装は久保田先生の雰囲気によく合っていた。
建物の裏手に回ると、風呂敷包みを抱えた
華城 尊
が向かいから歩いてくるのが見えた。先に気付いた久保田先生がおーいと手を振る。
「尊君、こんにちは」
久保田先生に気付いた尊は丁寧に一礼し、ふたりに挨拶の言葉をかける。
「奇遇ですね、久保田先生。薄野とどこかに御用ですか」
「私とみっちゃん先生、ここでやる着付け教室に来たのですよー」
ここ、と商工会議所を手で示しながら五月が説明する。
「なら俺と同じですね。本日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくね! 着物着たのなんて成人式以来だから、多分みんなに教えてもらうことが多いと思うなー。尊君は着付けは得意?」
「若干の知識がある程度です」
3人は雑談をしながら商工会議所の中に入り、先生役のパーマの佐藤さん。眼鏡の塩田さんに挨拶を済ませる。佐藤さんはプードル、塩田さんは柴犬に似ていた。
「本日はお世話になります。お手伝いすることはありませんか」
尊が尋ねると佐藤さんの顔がほころぶ。
「あらあ、礼儀正しい子ねえ。それじゃ、お兄さん座布団を運んでもらってもいいかしら」
「わかりました。どこに運びましょうか」
「丸い感じになるように並べて欲しいのよぉ」
尊が佐藤さんの指示に従って座布団を運ぶ。続いて、腰のまるまった塩田さんがちょいちょいと五月を手招きした。五月がかがんで塩田さんに目線を合わせる。
「五月ちゃん、五月ちゃん。悪いんだけどちょっといいかい。アンケート用紙出すの忘れちゃってねえ。今、手が離せないからクリーニング屋の若旦那にこれ届けて貰ってもいいかい?」
「商工会のアンケートですね。了解ですよー。行ってきますー」
「はいよお。お願いねぇ」
いえいえ、と返事をして書類を受け取ると五月はクリーニング屋に向かった。
(ふたりとも自分から動けて立派だなあ。自慢の生徒だわ!)
久保田先生は尊と五月をニコニコと見つめていたが、私もお客さん気分じゃだめだわ!と意識を改める。掃除でもしようかと入り口に視線を向けると、赤いポンポン……もとい
御薗井 E セレッソ
が緊張した小動物のようにそーっと首を出しているのが見えた。久保田先生と目が合う。
「あらっ。セレッソちゃんも――」
「しーっナノ!」
人差し指を口に当てて慌てるセレッソ。
「……どうしたのー、セレッソちゃん。もうすぐ教室始まるよー(小声)」
「アワワ」
動揺してセレッソの髪がぼわっと膨らむ。
「実はーひとりでも着付けできるようになって、五月チャンをびっくりさせようと思ったノ。でも、さっき五月チャンが出てくるのを見てびっくりして、思わず隠れちゃったノ……!」
セレッソは和服を着るイベントの際、友人たちに着付けを手伝ってもらっているらしい。
「あはは。こっそりのはずだったのに、いきなりお友達が出てきたら驚いちゃうよね」
「そーナノ!」
「そーだね、ふっふ」
背後から聞こえた声にフリーズするセレッソ。ぴゃっと久保田先生の背後に身を隠し、両手で顔を隠して
「ワタシイマカクレテルノー」
と、いないふりをする。
「ふっふ」
「ヨヲシノブカリノスガター」
「ふっふ」
「イナイイナイー」
久保田先生を軸にふたりの少女がぐるぐると回った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月03日
参加申し込みの期限
2017年09月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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