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恵御納 夏朝
と
八神 修
は休日に外へでかけていた。
その帰り道、公園で『けん玉』や『おはじき』で遊んでいる人たちを見かけた。
楽しそうな声に興味を惹かれて、参加することに。
「昔はこういうもので遊んだんだな」
「懐かしいね」
「恵御納は遊んだことあるのか」
「うん。と言っても僕もあんまり遊んだ事は無くて、お父さんの実家で少しだけ混ぜてもらった位、かな」
『お手玉』や『めんこ』など、色々なおもちゃが置かれていた。
そのなかから2人が選んだのは『コマ』と『あやとり』。
まずはコマに挑戦してみる。
「経験した事が殆どないものがいいかなって。恵御納はしたことあるかい?」
「コマはやったことないね」
修と夏朝はコマとひもを手にしながら、そんなことを話す。
2人は広場にいる人に基本の巻き方を教わると早速試す。
しかし、2人とも1回目はコマが回らず、ひもから零れて転がってしまった。
まずはコマを回せるようになろう。2人の共通の目標が見えた。
修は巻く強さを見直したり、手首の返しや腕の振りを何度も確認する。
練習するうちにだんだん熱中していった。
一方、夏朝も基本を復習する。
コマにひもを巻いて、腕を振る。
これを何度も繰り返す。
「紐をくるくる巻きつけて……えいっ!」
しかしなかなか上手くいかない。
「……って猫さんじゃれないで転ばさないでー!?」
コマを回そうとする動きに興味を惹かれたのか、公園の猫が寄ってきた。
猫大好きな夏朝でも、この状況は困惑するしかなかった。
それぞれどうにか練習を進めて、なんとかコマを回すことはできるようになった。
そのとき、夏朝がふと思いついたようにこう言った。
「芸みたいに扱う遊び方……良いかも!」
夏朝は手の上や腕の上で回す、といったものをイメージしているらしい。
修も面白そうだと感じ、挑戦することに。まずは修から。
コマを手の上で回すには、コマを浮かせなくてはならない。
投げたひもをコントロールして、コマを自分のほうに引き寄せることもできるらしい。
でもこれは難しいので、地面で回転するコマに直接触れて浮かせることにする。
修はまず、ひもを巻いたコマを手元に構え、何度も練習して覚えたフォームで投げる。
そのままコマは綺麗に地面に着地して、回転を続けている。
ここまでは順調。問題はここから。
修も夏朝も真剣な面持ちでコマを見つめる。
修はそれに近づくと手のひらを広げて、コマを人差し指と中指の間に入れて構える。
できるだけ水平に手を上にあげ、指にひっかけるようにコマを浮かす。
その隙に手を差し込み、手のひらになんとか乗せる。
「……おお!」
「八神君すごい!」
修の手の上でコマが確かに回っている。
2人で喜びの声をあげる。
それを見て夏朝も挑戦してみる。
修が先に見本を見せてくれたので、
それを思い返しながら指の間に回転するコマを入れると、少し浮かせる。
そして、なんとか手の上に乗せることができた。
「手の上に乗せて……回ったー!?」
夏朝は嬉しそうな表情を浮かべる。
しかしすぐにコマは傾き、転がってしまった。
だが手の上で回ったのは間違いない。
修と2人で成功を喜び合った。
それからコマが紐を渡る技にも挑戦した2人だったが
流石に難しく、残念ながらこちらは成功しなかった。
気を取り直して、次はあやとりをやってみる。
「あやとりの糸は、やっぱり毛糸が一番……?」
夏朝の発想に修も同意して、グループから毛糸玉とあやとりの本を借りる。
毛糸玉を手にとり、端を見つけると適度な長さを手で測る。
あとはそこで切って両端を結べば……と思っていたら
うっかり手を滑らせてしまい、毛糸玉が転がってしまった。
「猫がじゃれそうだなあ。本当にじゃれにきたらウケまくるけどね」
そんなことを夏朝のほうを見ながら話す修。
すると突然、夏朝が声をあげた。
「ああっ、猫さんがじゃれてる! 可愛い!」
修は毛糸玉のほうにパッと顔を向ける。
修が目を離した間に、いつのまにか猫が玉を転がして遊んでいた。
猫がじゃれるたび、糸がどこまでも伸びていく。
「いかん、このままでは『ねことり』になってしまう」
修は苦笑しながら毛糸玉に近づくと、猫からゆっくりと離す。
猫ははじめ毛糸玉を見ていたが、やがて別のものに興味を示して走っていった。
今度は手から零れないように気をつけながら、あやとり用の糸を準備する。
それを結んで輪にすると、借りた本を見ながら1つずつ作ってみる。
「『東京タワー』は定番だな。スカイツリーは展望台が表現できないだろうなあ」
他にも亀や蝶、兎、蜻蛉など様々なあやとりが載っている。
夏朝も同じ本を見ながら試行錯誤。
糸がこんがらがったら、一回解いてやり直す。
「猫さんみたいな形にできないかな、どうかな……?」
「猫か……」
猫は残念ながら本には載っていなかった。
そこで2人は『猫』を作れないか考えることにした。
この部分の糸をこうして、ああしてと色々試してみる。
しかし『猫』のような形はあやとりだと難しいのか、なかなか思った形にならない。
それでも2人は楽しそうだ。
「そういえば、日本だけじゃなく外国にも似た遊びがあるよ」
「それはあやとりだけじゃなく、コマやケン玉にも言えるんだ」
「こういう遊びに国境は無いんだね」
修はあやとりをしながら、そんな話を夏朝にする。
夏朝は相槌を打ちつつ、その話を興味深く聞いている。
昔懐かしい遊びは思いや思い出をひきだしてくれるのかも。
夏朝はそんなことを思った。
「そうだ、2人あやとりをやってみないか」
「2人あやとり?」
「そう。交互に糸を取っていくんだ」
本をめくって、2人あやとりのページを開く。
それを見ながら、修は『川』を作る。
夏朝がそこから『ふね』を作り、今度は修が『田んぼ』を作る。
それを繰り返すのだが、だんだん糸がこんがらがってきて、
なんだかよく分からない形が夏朝の手元に出来上がっている。
「恵御納のそれは、即興のタイトルをつけてしまえ」
「うーん……『猫』かな」
夏朝は絡まった糸の形から、それを連想したのだろう。
そう言われて修も糸を見てみる。確かに見えなくも無い。
「じゃあ……『猫』で」
修は笑顔で夏朝に答えた。
それから色々なあやとりを試していると、
楽しい時間はあっと言う間に過ぎていった。
「また、遊んでみたいね」
「ああ、そうだな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月28日
参加申し込みの期限
2017年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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