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桃色怪異
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星ヶ丘寮にある邸宅で
北条 冬華
は働いていた。頭にホワイトブリムを装着。黒いワンピースには白いエプロンを合わせた。ヴィクトリアンメイドの服装で清掃に追われていた。
手際の良さはいつも以上だった。しかし、浮かれた様子は微塵もない。時折、焦ったような表情を垣間見せる。
「……終わりました」
安堵の息を吐いた。自然に笑みが零れる。軽い足取りで廊下を進み、一つのドアをノックした。返事を待ち切れないという風に中へと入っていった。
「月さん」
部屋の主の名前を呼ぶ。見て回ったものの、姿はなかった。
沈んだ顔で冬華はベッドの縁に腰掛けた。シーツの皺を指先でなぞる。
「……月さん」
寂しげな声音で名前を口にした。
ゆったりとした青いドレスに身を包んだ
桜 月
が廊下を足早に歩く。目にしたドアを片っ端から開けて回る。使用人達を見ては残念そうな表情を浮かべた。
「冬華、どこ?」
邸宅内を迷子のように彷徨った。不安に駆られた赤い瞳を方々に向けた。求める者が見つからない。邸宅は寒々しい迷宮となって二人の仲を阻む。
月は自室に戻ってきた。
一歩、中に踏み入れると陰りのある顔は一掃された。満月のような輝きで走り出す。
部屋の中にはメイド服を着た冬華が柔らかい笑みを浮かべて待っていた。抱き付いた月はせがむように唇を近づける。温もりのある手がふんわりと押し止めた。
「私が強くならないからダメなのか……」
「違います。今日は私が求めたい気分なのです」
月の頬を両手で挟み込む。触れられたことで僅かに口が開いた。自然に顔を上に向ける。言葉を掛ける前に唇で塞がれた。
月の中に冬華の舌がずるりと入り込む。上下の歯を押し広げて内側から愛撫する。重ねた口の隙間から微かな喘ぎ声が漏れた。
月の両腕が冬華の首に回る。少し踵を上げた姿で舌を駆使する。粘液を伴う柔らかい物体が身をくねらせて絡み合う。口元から垂れる筋をどちらともなく舐め取った。
二人の唇が濡れ光る。息苦しい声に包まれた。押し寄せる快感に耐え切れず、月の膝が折れそうになる。冬華は腰に手を回して抱き寄せた。
「……冬華の求める気持ちが激しい。力が入らない」
「月さんはいつも、こうやって私を愛してくれますよね」
「そんなに激しくない……」
少し幼い表情で月は冬華の腕の中で呟いた。
「夢中になって忘れているのですね。立っているのは辛いですか?」
「……私を連れていって」
恥じらうような月に冬華はメイドらしく、畏まりました、と恭しく頭を下げた。肩を支えるようにして部屋の奥へと運んでいく。
広々としたベッドの中央に月は仰向けの姿で寝かされた。冬華は添い寝のような位置で肩肘を突く。無防備の月のドレスを愛でながら掌を這わせた。
「脱がしてもいいですか」
「私のデザインした下着を見て欲しい」
月はされるがままになった。冬華の優しい手付きでドレスが脱がされていく。白い四肢が露わになった。ブラジャーとショーツは似通ったデザインであった。黒いメッシュの生地に赤い月が刺繍されていた。
鑑賞するように冬華は月の全身を眺める。メッシュの部分を指でなぞると、ぴくんと愛らしい反応が返ってきた。
「メッシュは透けているのですね。月と雲の刺繍が大事なところを隠していて、胸に響くデザインに仕上がっていると思います」
「……冬華も、見せて」
「はい、見てください」
ベッドの上で艶めかしく身体をくねらせて服を脱いでいく。冬華は両膝立ちとなり、下着を月に披露した。白い生地に青い雪の結晶が刺繍されていた。月と同様に大切な部分は見えないようにデザインされていた。
「私が贈った下着を、ちゃんと身に着けていたんだね」
「着用すると月さんを感じます。温もりがじんわりと伝わって胸が切なくなりました」
「私も同じ気持ちだ。冬華に逢いたくて、邸宅内を歩き回った」
月は真剣な目で言った。冬華は四つん這いの姿で真下を見詰める。
二人は視線を合わせた。冬華は手足を折り曲げる。月は薄っすらと目を閉じて唇を開いた。
合わせた唇が湿り気のある音を立てる。月の両腕が冬華の背中に回り、横にゆっくりと倒した。
横向きとなった二人は唇を合わせたまま、互いに抱き締める。足を交差させて更に身体を密着させた。間に挟まれた胸は押し潰され、激しく擦れ合う。短い喘ぎ声が部屋を満たしていく。
「……冬華を独占したい」
「……月さんを、もっと深く感じたいです」
二人の手は相手を求める。濡れそぼつ唇は相手の肌に吸い付いた。味わうように舌が這い回る。
深い愛情を確かめ合うように長い時間を掛けた。
二人は横向きで抱き合っている。幸せの余韻から醒めたのか。月は泣きそうな顔で冬華の胸に顔を埋めた。
「私の前から消えないで。いつまでも一緒にいて欲しい」
「いつまでも側にいさせてください。忠実なメイドとして、月さんの恋人として。二人が永遠の存在になっても、ずっと……」
「ありがとう。本当に嬉しいよ」
潤んだ瞳で月は冬華を見詰める。
感謝の言葉に答えるかのように冬華は満面の笑みを作る。
ゆっくりと顔を近づけて、その日、一番となる優しいキスを交わした。
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あとがき
担当マスター:
黒羽カラス
ファンレターはマスターページから!
恋愛シナリオ、無事に終わりを迎えました。
書き始める前は荒波を想像していました。
座礁を覚悟して漕ぎ出せば凪の状態で、心温まる内容になりました。
中には情熱的な方々もいましたが、恋は盲目という言葉もあります。
爽やかな恋愛の範疇に収まったのではないでしょうか(微笑)。
今回の経験で絆が深まり、良い関係が続くことを祈っています。
恋愛って良いものですよね。甘酸っぱい気持ちを抱いて最後の言葉を贈ります。
ご参加くださった皆様、シナリオを盛り立てていただき、ありがとうございました。
次のシナリオで会えることを楽しみにしています。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月25日
参加申し込みの期限
2017年08月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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