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何でも屋『いぬもり』の楽しいにゃんこあつめ
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旧市街をのんびりと歩いていたところを、
「あんた! ちょっと待って!」
と、
恵御納 夏朝
は切羽詰まったような声に呼び止められた。
声の方をくるりと振り返れば、息を切らせながら駆けてくるのは
犬杜 初
だ。
「ちょうど、良かったぁ……! ……あんたって確か、猫、好きだったわよね?」
「そうだけど……ええと、どうしたの、初ちゃん?」
問い掛けて、そうして夏朝は三嘉 計一郎という人物からの依頼を知った。
「お願い! 助けると思って、手伝って!」
拝むように手を合わせる初を前に、夏朝は胸を弾ませる。
初の言葉通り、夏朝は大の猫好きなのだ。
(猫探し、いいなぁ……)
それに、と夏朝は思う。
初と、その従兄の
犬杜 一閃
、そして、依頼主だという老人のことを。
(依頼人……三嘉さんの為にも、一閃さんや初ちゃんの為にも……)
きゅっと口元を引き結んで、夏朝は両の拳を握った。
「初ちゃん、僕も頑張るよ! 可愛い猫さん撮ってくる!」
「良かったぁ。ありがと、恩に着るわ」
そろそろ店番の交代の時間だと、手を振り振り初が去っていったそのあとで。
夏朝は、「うーん」と首を傾けた。
「とりあえず、旧市街を探してみようかな? 猫さん、いたらいいな」
という次第で、旧市街の街並みの中を散歩しながら猫を探す夏朝。
「あ、あの屋根の上……」
赤い三角屋根で、猫がふわあと欠伸をしている。
愛らしいその様子を、夏朝は早速写真に収めた。カメラのフラッシュは勿論オフだ。
「……うん。いい写真が撮れた」
ごく仄かに目元を和らげていたところに、ふと、人の影が差す。
「あ。こんにちは、一閃さん」
「ああ。……初に頼まれてくれたそうだな。すまない。世話になる」
店番に戻ると言っていた初は、どうやら一閃に夏朝の話をしたらしい。
「あの、三嘉さんに渡せそうな良い写真を撮れるよう手伝うよ。少し一緒に居てもいいかな?」
「……ああ、構わない」
有難う、と付け足された言葉に「それじゃあ行こうか」と応じながら、願う。
(……一閃さん達も、猫さんに癒されたらいいな)
間もなく夏朝達は、路地裏に、ごろごろとじゃれ合っている親子猫を見つけた。
辺りの人間に大事にされているのか、こちらを警戒する様子はない。
「わ、子猫さんが親猫さんに甘えてる。素敵だなぁ……」
呟いて、夏朝は写真を撮る準備を整える。
「猫さん達、1枚、撮らせてね。君達の姿を見せたい人がいるんだ」
パシャリ、という音にも、猫達は動じなかった。
人に慣れたその姿に、次第にうずうずしてくる夏朝。
「……ねえ、一閃さん。猫さんを呼んだり軽く触れ合ったりするのは、三嘉さんの意向に反さないかな?」
夏朝の希望が透けて見える質問に、一閃が少しだけ口元を緩める。
「問題ないだろう。猫用の菓子が少しあるから、使うといい」
それを受け取って、夏朝は「猫さん」と出来るだけそうっと声を掛けた。
「おやつだよ。ほら、おいで」
にゃあ、と親猫が鳴いて、子猫を連れて夏朝の元へと歩み寄ってくる。
しゃがみ込んでおやつを与えてやりながら、夏朝は猫達の顎をそっと撫でた。
「可愛いなあ……」
ひとしきり夏朝に甘えたあとで、猫達が去っていく。
一閃と別れた夏朝は、次は猫達のどんな姿を切り取りたいかを考えた。
「難しいかもしれないけど、猫さんがジャンプした所や登ってる所も狙いたいな」
写真に撮りたい姿、スケッチしたい姿は、幾らでもある。
先ほどまで手のひらに触れていた温もりを思い出しながら、
(それにしても……)
と、夏朝はまだ顔を知らない依頼主のことを考えた。
(三嘉さん……『猫に会いたい・触れたい』とは依頼しなかったんだね)
寝子島に居るのは、一日限りだと聞いている。
(また帰って来れるかはわからないから、猫さんに触れたら、つらくなっちゃうからかも)
もう会えないかもしれない、触れられないかもしれないという寂しさで。
よし、と、夏朝はもう一度気合を入れ直した。
(僕に出来る限り、なるだけ多く、可愛くて活き活きした猫さんの写真や絵を提供しよう)
「元の場所に帰った後も、心の支えや癒しになるように……」
そうして夏朝はもう一つ、その人に会った時に言葉を掛けることを決めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月15日
参加申し込みの期限
2017年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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