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\ オーバータイム!/
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らっかみ! 春のーぱん祭
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●神の力こわーい(棒読み)
ぽかぽか。ぽかぽか。春の陽気が心地よい。
青山 絢
は、こんな日は当てどなくお散歩をするのも悪くない、とシーサイドタウンを歩いていた。春物のニットに、ロングスカートを纏えば、春の景色にその装いがマッチしてひとつの一体感を生む。海の香りが風に乗ってやってくる。海岸線沿いで心地よくそれを受けて髪をなびかせていると、一つ強い風が吹いた。
「っきゃ……」
思わず、スカートを押さえつける。ロングだからめくれることは無いだろうが、やはり薄手のスカートとなると少し心もとない。
「……?」
次の瞬間だ。なんだか風通しが良くなったのだ。
何処の?
どこの風通しが良くなったって?
スカートの中だった。妙に、スカートの中がすーすーするのだ。
「……」
その感触に、絢はその身を硬直させる。
(……はいてない)
そっとその手をスカートの上からお尻にあてる。間違いない……。
――ていうか、ぱんつが消えてる!
ぶわり。
そのことに気付いた瞬間、冷や汗が噴き出した。季節は春。暖かくはあっても汗をかくほどの暑さではない。なのに、途端にだ。
(どうしよう……どうしたら……)
不安げに、自分を抱きしめるようにして立ちすくむ。小刻みに震える彼女を見て、犬の散歩をしていた女性が声をかけてきた。
「大丈夫ですか? 具合が悪いんですか?」
ハッとして顔を上げる。
「あ、大丈夫です、ちょっと立ちくらみを起こしただけで……」
なんとか取り繕い、会釈をすると絢はスカートがめくれないように細心の注意を払いながら歩き始めた。ワンちゃんに見えていなかったら良いけど。
(うう……)
自宅までの道程がまるで万里の彼方にあるようだ。ぐるぐると視界がうねる。何とか平静を装って歩いてはいるが、少しでも歩みを止めたらガクガクと足が震えてしまいそうだ。
――そもそも自宅まで帰りつけるだろうか?
心もとなさが絢を襲う。
何か、誰か、助けて……もう歩けない。
足がすくみそうになったその時だった。
(――あっ!)
顔を上げると、そこはシーサイドタウン駅前だった。
ああ、後光が差して見える。
砂漠に突如として現れたオアシスにも思えた。
近くにはmiaoがある。これは正に今の絢にとって救い主だ。そろり、そろり。スカートがめくれないよう、人通りの多い駅前を通過する。
――ああ、救いのぱんつは、今、すぐ目の前に――!!
「……よしっ」
白石 妙子
は、肌なじみの良いリップを唇にひくと立ち上がった。男子の母親となると、自然とスカートを履く機会が少なくなってくる。けれど、こんな陽気の春の日くらい、スカートを履きたくなるものだ。久々のスカートを纏うと、妙子は息子の通う小学校へと出かけた。
(子供会の役員は終わったけど、新年度の保護者会はクラス役員決めがあるのよね。6年間のうちに一度はやらなくてはならないから、他にいなかったら引き受けましょうか)
そう、今日は保護者会なのだ。あたりを見回すと、母親だけではなく父親の参加も見受けられる。妙子はなんだか感心してしまった。
(最近の保護者会はお父さんも多いのね。うちの旦那にも見習わせたいわ)
話はスムーズに進む。まだ役員をやっていない人の中から選出されるクラス役員。手を挙げるものが居なかったので、妙子は笑顔で引き受ける。
「では、今年は私が」
「よろしくお願いいたします」
拍手が響く。その時だ。どさくさに紛れるようにして、妙子の臀部を違和感が襲った。
「!?」
思わず目を見開く。
「どうしました? 白石さん」
「え、いえ」
(えっ? そんな……スカートだから万一のことを考えて、ゴムが伸びてたりしないちゃんとした下着を着けてきたはずなのに)
そう、ぱんつがはじけたのだ。妙子は冷や汗が伝うのをごまかしごまかし、愛想笑いをした。バレたら大変だ。というか、パンツどこいった。なんとなく挙動不審になる。保護者会が終わり、立ちあがって解散、という流れになったときだ。
「わーい! ひらひらすかーと! っはは~♪」
ドドド、と走ってきたのは他の母親が連れてきた子供だ。
「きゃあ!」
うちの子も小さい頃やらかしたけど、今日だけは、今だけはやめて――!
妙子は必死に避ける。
「えいっ、おりゃ! とう!」
しつこく男児は纏わりついてくる。涙目になりかけた。母親はまだ他の親と話があるのか、ここにはいない。
「こーら」
と、男児の首根っこを青年が掴んだ。一緒に役員を引き受けてくれた爽やかなお父さんだ。
「は、はは……助かりました」
「いえ。おい、スカートめくりとかお前なぁ、して良い事と悪いことあるからな」
他人の子だが、彼はしっかりとしかりつけてくれた。
「うあ。ごめんなさい」
男児は背の高い男が屈んで視線を合わせ、真剣に叱ってくるものだからすっかり縮こまっている。
(はぁ……なんとか無事に終わってよかった……)
校門前で、妙子はほうっと息をつく。すると、聞き覚えのある声に呼び止められた。
「白石さーん」
方向同じでしたよね、途中まで乗って行きますか、と先ほどの父親が声をかけてきたのだ。
「ありがとうございます、でも大丈夫ですから」
その時、少し強めの風が吹いた。
「っ……」
煽られるほどではないが、これなら乗せて貰った方が安心かもしれない、などと迷ったところで。
ごう。
「うわっ」
「きゃああぁ!」
突然の強風が吹きつけたのだ。
「すごい風でしたね、……白石さん?」
妙子は顔を真っ赤にして口をぱくぱくしている。
(……見られた!?)
一緒に役員をやる相手にのーぱんを! のーぱんを見られた!? 変態さんだと思われちゃう! 焦りでだらだらと冷や汗が噴き出る。――もっとも、彼も強風を受けたのだから、目など開けていられなかったので、そのあたりは安心だったのだが、この時の妙子の思考力では追いつかないのであったとさ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月08日
参加申し込みの期限
2017年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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