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らっかみ! 春のーぱん祭
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谷咲 桃笑
、今とてもピンチである。
(えっうそっなんで!? おかしくない!?)
お尻に手を当て、思わず叫んでしまった。
「えええええええええええええええええええ」
やっぱりないのだ。あるはずの、あれ……あれ。ぱんつがないのだ。そして、おかしい、と思ったことがおかしい事に気付く。
「いやそのおかしいことが当たり前のように起こるのがこの寝子島だったわね、イヤーン!」
1人で大騒ぎだ。人の目が無かったのが不幸中の幸いとでも言おうか。いろいろマズイ。ぱんつがないという事態で落ち着いていろというのが無理な相談だ。
「でも大丈夫、あたし、今日ズボンだもんね!」
そうだ、気を確かに持つんだ桃笑。
「……ちょっと頼りない感じが満載だけども、そこまで寮から離れてないし、サッと戻ってパンツ穿き直せば問題な……し……」
むずっ、ときた。嫌な予感しかしない。
「ふわっ……へっ、へっくしゅ!」
おまけにもう一つ。
「ひぇっくしゅん!!!」
……。彼女が二連続のくしゃみをする。それが何を意味するのか。
(……これは……)
オメデトウゴザイマスろっこん発動でございます。(棒読み)
桃笑の外見は、中学時代のそれになっていた。華々しい高校デビューをした今の姿からは想像もつかない、無駄なお肉がぼよよーんな体型になってしまったのである。
心なしか、顔も少し幼い。この姿になってしまう事も苦痛だが、それ以上に彼女は自らが身にまとう布の心もとなさに青ざめた。
なんでまたどーして服装まで変わってしまうかなあ。それは大変防御力の低いセーラー服であった。
――急いで寮に帰りたい。でも、この外見じゃ間違っても寮には戻れない。なんでって、そんなの『だれこれ?』ってなるし、面影に気付いた人には『桃笑だ』とわかってしまうし……。こんな自分の過去の姿を先輩たちに見られたら、もし見られたなら……。
(……死ぬしかない)
真顔で桃笑は固まってしまった。それほどまでにこの姿にコンプレックスを抱えているのだ。のーぱんと天秤にかけた時に勝るほどに――!
そしてこの外見じゃ、間違っても寮に戻れない!
(仕方ないからなんとかショッピングモールとかまでいって、パンツを購入するしかないよね……)
元の姿に戻るまでは帰れない。こうなったらぱんつを手に入れるには、お買い物しか手段がない。
(唯一よかったことといえば、この外見なら運悪く悪戯な風が吹いてイヤーンな状態になってしまったとしても、進んであたしの方を見ようとする殿方はいないことよね)
いやいや、ぱんつなら何でも見たい紳士とかもいるかもしれないから油断はできないぞ、と天は囁くがそんなこと桃笑には聞こえちゃいない。
「ははははそれはそれで複雑な心境過ぎて泣けるわねくそう!」
空を仰ぎ、桃笑は高らかにヤケクソの笑いを放った。どうしたんだあの子。すれ違ったおばさんが一度だけ振り返った……。
なにはともあれ、急いでショッピングモールへと向かう。辛い。何がって、階段だ。下からもし見えたら? のぼりも下りも一瞬だって油断できない。自然、挙動不審になる。
「はぁ……はぁ……」
急ぎ足で、でも大股にはならず、スカートがめくれないように抑えながらたどり着いたランジェリーショップは、
――もはや後光が差して見えるレベルであった。
城山 水樹
は、春の風が吹き抜ける星ヶ丘をのんびりと歩きながら、一つ伸びをした。
――今日は、久々の休みだ。去年から今年にかけての冬は、彼女にとって、色々と人生の転機と言える出来事があったのだ。
おかげさまで春休みなどというものは存在せず、そのまま大学三年生としての生活がスタートしてしまい、モデルとしての仕事も多く入って多忙になっていたのだが、たまたまスケジュール調整の結果、ぽつんと一日だけオフになったのだった。
遠出は出来ない。ならば、星ヶ丘くらいまでが妥当だろうと散歩に出たわけだが。
「……」
ふと傍らに目を遣る。ここに、今交際中のあの人がいたならなぁなんて少しだけ思った。彼は、海外へ撮影の仕事で出かけているため今は不在だ。さびしい気持ちを心に抱えながらも、気分転換とばかりにウィンドウショッピングをしたり、高級カフェでゆるやかに流れる時を楽しむ。窓ガラスにうつるのは、カジュアルながらも上品なパンツルックだ。気取らないお気に入りの服で、お気に入りの場所を堪能して、ちょっとしたセレブ気分を味わってそろそろ帰ろうかとカフェを出た時だった。
「……きゃ……!」
強い風が、一つ、吹いたのだ。
目をギュッと閉じる。
「……びっくりした」
目にゴミや砂が入らなかったのは幸いだったが、なんとなく下半身に違和感を覚える。
(……? なんだか、変……)
スキニ―と肌が直接触れ合っている気がする。
そんな、まさか。ありえない。まさか。
けれど、拭えぬ違和感。彼女はとりあえずトイレに駆け込み、確認してみた。
ない。
下着が消滅している。
(……え? え)
焦りに思考が停止しかけるのを懸命にこらえ、どうするか考える。スカートじゃないのでめくれるという事はないが、それでも恥ずかしいことに変わりはない。
それよりなにより、お尻の違和感。
(うう、仕方ない……)
ぐっと拳を握りしめ、彼女が飛び込んだのは――そう、ここがどこだか忘れてはいけない。ショップもお高めが多いのだ。――セレブ御用達のランジェリーショップ!
「こ、これください……」
財布の中の諭吉がぶっ飛んでいくのを悲しく見守るだけ。いつもよりゼロ一個多い。
「……とんだ出費になっちゃった」
真新しい、高級ぱんつを身に着けて、水樹は心なしかしょんぼりと星ヶ丘を後にするのだった。
新田 樹
は、いつも通り友人と帰路についている最中であった。一陣の風の後、違和感を覚える。そう、スカートの中だ。友人に気付かれないよう、そっと確認してみると……ぱんつがなかった。
(嘘、私ノーパン!?)
色々思い返す。朝はちゃんと履いた。着替えてもいないし、まさか着替えの後にブン投げてきたなんてこともあり得ない。というか履き忘れるってないだろ、どーいう事だ。
(これも神魂の仕業? 洒落にならないんだけど)
スカートの中をしきりに気にする樹に、傍らの友人はどうかしたのか、と問うてきた。
「いや、虫に刺されたんだと思う! 大丈夫大丈夫」
そう? と首を傾げる友人の目をなんとか欺いて、樹はふいと視線を逸らした。
(……これじゃ私変態じゃない。早く帰ろう)
いつもの帰り道、公園の木に風船が引っかかっているのを見つけた。その下では少年が困り顔で立っている。通り過ぎようとすると、お人よしな樹の友人は、くいくいと樹の袖を引っ張ってきた。――自分は運動音痴だから木には登れない、だから樹がとってやってくれ、と言うのだ。
(ここで私に振る!? 勘弁してよ)
「えっ、風船!?」
えーと……。樹はなんとか言いくるめたかったのだが、そんな言葉は出てこなかった。自分は友人に比べ……比べなくとも、運動神経には恵まれており、しかも今日一日の樹の様子を知っている友人からしてみれば今日の樹の体調は『バッチリ』なのだ。ろっこんであの風船をこちらへ瞬間移動させることもできなくはない。けど、見られていては上手く使えないかもしれないし――何より。
(ろっこんは見せたくないし、登るっきゃないか)
となれば、なんとかノーパン状態から脱出して風船を取りに行かねばならないだろう。そうなれば、友人のぱんつを自分に移動させれば良いのでは? いささか強引な手口ではあるが、致し方ない。樹は隣に立つ彼女のぱんつを己の尻へ移動させようとした。が。
――来ないのだ。どんなに念じても、尻に布の感触を感じない。
「なんで……」
呟きかけて、ハッとした。聞こえないように吐き捨てる。
「コイツもノーパンマンか。役立たず!」
そして、苦し紛れに樹は少年のぱんつを拝借する。――ちょっと小さいぞ。
でも履いていていないよりはマシだ。己に言い聞かせ、樹はするすると木を登って風船を取ってやった。
「ありがとー!」
少年が無邪気に礼を言う。樹は今度は手を離さないように、と言うと踵を返した。が、少年はこともあろうかこんなことを口走ったのだ。
――お姉さんのぱんつ、僕のヒーローパンツとお揃いだ! と。
一瞬、空気が凍りついた。傍らの友人も、え? どゆこと? と言う顔をしている。
「あはは、急いでたから間違えて兄さんのパンツ履いちゃった」
引き攣った笑顔で、樹はなんとか誤魔化す。っていうかさりげなく兄がショタパン履いてる設定にされてる。かなしみ。
(私の変な噂が広まらなきゃ良いけど)
大丈夫だ。多分なんかあったとしても『樹のにいちゃんショタぱんつ』だけで済むだろう。……だけで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月08日
参加申し込みの期限
2017年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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