ともだち１００にんできるかな！｜リアクション

ともだち１００にんできるかな！

●楽しい生活はまだ続く

　午前中の授業が終わると、給食の時間です。
「待ちに待った給食の時間だぜ！」
　給食が早く始まらないかと待ち遠しかった白石龍樹は、待ってました！　と喜びました。
　今日の献立はハンバーグ、コッペパン、フルーツサラダ、プリンです。

　４年２組では、男子数名が「プリンくれ」と女子に迫っています。
「まだまだ子供ね」
　桃井かんなは呆れています。
「オレもプリン欲しいなぁ。桃井さん、ちょうだい」
「駄目」
　即答するのはかんならしい、と曖浜瑠樹は苦笑いします。

　６年生は、新１年生の子と一緒に食べることに。
「お友達と一緒に食べる給食は美味しいんだよ！」
　佐藤瀬莉は、明るい笑顔で献立を見ている子に話しかけます。
　偶然にも、朝、一緒に横断歩道を渡った女の子と一緒でした。
「おねえちゃんと一緒に食べられて嬉しいな」
　そう言われたので、瀬莉はとても嬉しくなりました。可愛い１年生と食べた給食はとても美味しかったです。

　給食が終わると、午後の授業が始まりました。
　時間はあっという間に過ぎ、下校時間になりました。
　まっすぐ家に帰る子もいれば、塾に行く子もいますし、掃除当番で教室等の清掃をする子もいれば、グラウンドで遊ぶ子もいます。
「皆とまたドッジボールできて楽しいぜ！　家が遠い奴とはなかなか遊べないもんな」
　龍樹は、友達数人とドッジボールを楽しんでいます。
「俺の必殺技が火をふくぜ！」
　おもいっきりボールを投げましたが、明後日の方向に飛んで行ってしまいました。
「わり、取ってくる！」
「はい、ボールだよぉ」
　近くを通りがかった瑠樹が拾ってくれました。
「サンキュ。お前も一緒にやらないか？」
「いいよぉ」

　剣崎一心は、遅刻しそうになったこと、女の子に助けられたことをまだ気にしているようです。
「何落ち込んでるの？」
　背後からかんなに声をかけられ、一心はビクッとしました。
「も、桃井さん！？　な、何でもないっす！　さよならっす！」
　ちゃんとお話しできるようになりたいと思っていますが、いざ話しかけられると、思うように話せません。
　気恥ずかしくなった一心は、ダッシュでその場を去りました。
（ちゃ、ちゃんと顔を見ながらお話できたっす！　この調子でもっと頑張れば、もっとちゃんとお話できるようになれるっすよね！）
　今年の目標が達成されるのは、いつになるでしょう。

　佐藤プリンス雄太は、クラスの友達数人とネコさんと仲良くしていました。
　その中には、猫好きな男の子もいました。
「こいつ、お腹見せてゴロゴロしてる。可愛いじゃん」
「だろ？　ネコさんの仕草はどれも可愛いんだ」
　雄太は一旦、家に帰ったらお魚持ってきてあげるからね、とクラスの子と仲良くするきっかけを作ってくれたネコさんに話しかけました。

「今日はこの道から帰るデスヨー」
　トワ・E・ライトフェロゥはいつもと違う道から下校しましたが、途中で道に迷ってしまいました。
「迷ってもダイジョウブデス」
　好奇心旺盛、行動力がある少女は、道に迷っても動じていません。ちょっとした冒険気分です。

　小学生の皆さん、明日も、楽しい学校生活になるといいですね。

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あとがき

担当マスター：カターレ
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カターレです。
明るく、元気、可愛い小学生の皆さんの学校生活を書けて幸せでした。
唯一残念なことは、新１年生のＰＣさんがいなかったことでしょうか。

新しい生活、新しいクラス、新しい先生と学校生活がガラリと変わった子。
クラス替えがなく、変わり映えしない子。
いろいろなことが１学期の始まりでありますが、今後の学校生活がどうなるかは小学生の皆さん次第です。

新しい学校生活が、皆さんにとって良いものでありますように。
ありがとうございました。

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