this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Gorilla~君が奏でるレクイエム
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
●ゴリラなんかよんでもこない。
「なんじゃこりゃー!?」
いきなり腹部を撃たれて殉職しそうな絶叫が響いたが、これはゴリ島を目の当たりにした
水守 流
の感想である。大丈夫、彼は生きてます。
「おいおい、いつからこの島はゴリラの楽園になったって言うんだ? 何処を見てもゴリラ祭りじゃねーか!」
取り敢えず現状にツッコんでみるものの、隣でリアクションをしてくれる友人が居ないのが孤独を煽る。こんなゲームあったよなー、とぼんやり流が思い出したのは、ゴリラばっかり出てくるTRPGだった。レッツ、ゴリリング!
いや、現実逃避はあかん。まずは知ってる人を探して状況を纏めなければ――そんなこんなで、流は行動を開始したのだが。
「……ゴリラとしかあわねぇ! どういう事だってばよ!?」
――30分後、非情な現実を思い知らされた彼は頭を抱えていた。まあ、ゴリラは嫌いじゃないけど、どっちかってーとアザラシの方が――と、密林でアザラシを探し始める程に迷走していた流だったが、其処で彼はある事に気付いたのだ。
「つか、何か一匹ずっとついてきてねーか?」
「ウホ、ウッホホホ!」
ゴリラに知り合いは居ない筈だが、流の後をずっとついてくるそのゴリラは、不思議と懐かしさを感じさせる。何か、妙に距離感が近いと言うか――それもその筈、彼女はゴリ島に来る際にゴリラ化した、
本居 陽毬
だったのだ。
「ウホ!? ウホホ!?」
えっえっゴリラになってるー!? なんで!? と、最初は百年の恋も冷めるとばかりに嘆いていた彼女だが(いや、彼氏いないけど)、とりあえずおなかが空いたのでバナナが食べたいと、本能のまま生きることにした。途中暴れているゴリラ達を落ち着かせつつ、バナナより先に見つけたのが食い友の流だったと言う訳だ。
「ウホホホホ、ウホゴリィ?」
――ならば陽毬ゴリラは、早速自分だと分かって貰えるよう、ゴリラになっても変わらない美少女感(本人談)を流にアピールする。
「ウホ」
他のゴリラより大きい目!
「ウホホ」
他のゴリラより可憐な顔立ち!
「ウホッホ~♪」
他のゴリラより綺麗な声!
「……お前、腹でも減ってるのか? えっと、何か食う物あったっけな?」
(ああああー! もう、なんでわかってくれないのよおおおお!)
心では絶叫するものの、陽毬の口から零れるのはウホウホ言ってるゴリラ語であった。しかしゴリラになってみたかったと言うのが本音であり、乙女ちっくな少女になんて仕打ちをと思われるだろうが――反省はしていない、とのことである。恐らく、ついカッとなってやったものだと思われた。
「……あ、あそこにバナナ生えてら! でも届かねー!」
と、其処で、一生懸命アピールしすぎて益々お腹が空いた陽毬の瞳に、流がバナナを採ろうと悪戦苦闘する姿が飛び込んでくる。
「ウホッ」
――気が付けば彼女は猛ダッシュ、そのままするするとバナナの木によじ登り、数本のバナナをもぎ取って華麗に着地を決めた。
(って、この俊敏にバナナを奪う動き……もしや本居!?)
バナナうめえとばかりに、もぐもぐもぐとバナナを食すゴリラを見つめる流は、ふと友人の面影を見出すが――んなわけないよな、と苦笑する。人間がゴリラになるなんてありえんありえん。
「ウホホッ、ウホウホ(訳・ちょっと、食べ物への執着っぷりで私が本居だって可能性に気付いたね!? そんな失礼な水守君には、人間に戻った後に何か食い物をたかろうそうしよう)」
「ま、敵意はなさそうだし、一緒に来るってんならついてきてもらうか」
――ウホ、の一言に込められた陽毬の切実な想いは「なんかお腹減ってそう」位は伝わったようだった。
そうして、この島のゴリラを満足させれば元の寝子島へ戻れると知った流は、やはりバナナ集めをするしかないと決意した。先ずは身近に居るゴリラ――陽毬ゴリラが満足するまでバナナを探すことにする。
「おーい、バナナあったぞー。さあくえくえ……」
「ウホイ、ゴリゴリバナナ! ウホホーイ(訳・腹が減っては戦は出来ぬだよね。バナナうまい)」
しかし、嬉々としてバナナを頬張る陽毬ゴリラを見つめる流は、これで本当にいいんだろうかと自問していた。何だかこのゴリラは、この島のゴリラっぽくない動きをしているし、こうしてバナナを食べている様子を見れば見るほど、陽毬に見えてくる――。
「はっ!? まさか本当に本居なのか!?」
「ウッホ」
――物凄いドヤ顔で、サムズアップして頷くゴリラ。
「おいぃ!? 先にいえぇぇ! ……って、ウホしかいえねぇのか!?」
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Gorilla~君が奏でるレクイエム
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
柚烏
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
動物・自然
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月22日
参加申し込みの期限
2017年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!