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Gorilla~君が奏でるレクイエム
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●ゴリラブストーリーは突然に
羽生 碧南
がふと気が付いた時、辺りは密林に変わっていた。ここは確かに寝子島であると、何となく分かるものの――しかし『いつもの』島では無いことは、嫌でも思い知らされる。
「まさか、猿の惑星ならぬゴリラの島と化しているなんて……」
最初に出くわしたゴリラはやたらに殺気立っていて、いきなりうんこを投げてきた。寸でのところで躱せたのは、バスケで鳴らしたフットワークのお陰だろう。けれどそれより碧南が悶絶したのは、自分の格好がいつの間にか、胸と腰回りに葉っぱを巻き付けただけのワイルドなファッションになっていたことだった。
「は、恥ずかしい……! でも、周りに居るのはゴリラだけみたいだし、なら別に大丈夫かも?」
却ってジャングルに馴染んでいると、持ち前の明るさで彼女はうんうん頷いて――すぐに慣れた。ついでに何時までもゴリラから逃げてばかりもいられないと、色々島を見て回った碧南は、やがてゴリラ達の抱える哀しき過去を知る。
「……そう言えば、ゴリラは霊長類の中で一番の平和主義だそうね。本来は人を襲うようなことはしないと言われているし」
――そんな彼らが此処まで敵意を剥き出しにするのは、それだけゴリ島のゴリラ達が人間に拒絶されて傷ついたと言うことだ。それを想うと何だか悲しくなってしまう碧南である。
「あ、橋も無くなってる……」
寝子島と本土を結ぶ、寝子島大橋も架かっていないし――当然ねこでんも走っていないから、何処へでも行ける訳でもない。正にこの島は、本土から取り残された孤島であり、外界と隔絶されたゴリラ達はガラパゴス化――いわゆるゴリパゴス的進化を遂げてしまったのかもしれないのだ。
「そんな彼らと、今すぐに仲直り……と言う訳にはいかないにしても、せめてきっかけだけは作りたいわね」
すっかり葉っぱルックを着こなしている碧南は、砂浜に座って「ふぅ」と溜息を吐いた。そう言えば人間とゴリラの遺伝情報の違いは、僅か1.75%とも言われている。しかし、その1.75%が此処までの断絶と悲劇を生んでしまったのだ。
「……うん、まずは少なくとも『自分は敵ではない』と分かって貰いたいかな」
よし、と元気よく立ち上がった碧南は、ゴリラとの交流に向けて精一杯出来ることをしようと誓ったのだった。
「ゴリラはバナナが好き、と言うことで……」
――そんな彼女が取った方法は、彼らが大好きなバナナを手土産にして接近し、仲良くなってみること。そうして少しずつ警戒心を解いていって、自分のようにゴリラと友達になりたい人間もいると言うことを教えるのだ。
ほんわりとした雰囲気に加えて、今の碧南は葉っぱファッションで密林にも馴染んでいる。大丈夫、と己を奮い立たせた彼女の元へ、その時ウッホウッホと散歩中のゴリラが近づいてきた。
「ゴリラさん、良かったらこのバナナを貰ってくれないかしら?」
「……ウ、ウホ、ウホイ」
満面の笑みでバナナを差し出した碧南であったが――目の前のゴリラは、ぽっと頬を染めて彼女から距離を取ってしまう。その恥じらう態度には見覚えがあった。恋愛モノのゲームによく見られるアレだ。
――一緒に帰って、友達に噂とかされると恥ずかしいし……。
「「ウホーイ!!」」
と、そんな乙女ゴリラの心を読み取ったかのように、二頭のゴリラがのっしのっしとナックルウォークを駆使して近づいてきた。
「ウホウホウホホホ」
「ウホ? ウホー!!!」
何だよー、いつの間にカノジョ作ったんだよー的にゴリラに絡むのは、身も心もゴリラと化してしまった
千歳飴 楓子
と
東条 あんず
である。二人共「まさかいないだろ、ハハハ」と冗談でコメントをした、ゴリラ語オンリーのアクションを書いてきた猛者であった。
「ウッホウホー」
「ウホッ!? バナナウホ!?!?」
――何とか読み取ろうと頑張ってみたが、やはり人間にゴリラの言語は解読出来ない。語学留学をしようにも近くに丁度いいジャングルも無かったし、奇跡的にゴリラ語を習得出来たとして、反動で日本語を忘れてしまいこのリアクションが全てゴリラ語になってしまう可能性も否定出来なかった。
「ウホーーー!!! ウホホホーーー!!」
が、見るところ楓子ゴリラもあんずゴリラも、すっかりゴリ島に馴染んでおり、バナナを食べまくってご満悦である。そんな姿を見ていると、人間とゴリラの確執など些細なことに思えてしまうから不思議だ。
「ウホホー、ウッホイ?」
――もうお前ら付き合っちゃえよ、と言うように楓子ゴリラがゴリラの肘をつつき、隣であんずゴリラはドラミングをして応援している。もうゴリラだらけで訳が分からなくなってきたが、まあ何とか良い感じで話が纏まりそうだった。
「それじゃあ……まずは、お友達から」
そっと二本目のバナナを手渡しながら、碧南とゴリラが見つめ合う。この調子でいつか、彼らとドラミングをしたりハグ出来れば――こんなラブストーリーもありかな、と碧南は思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
柚烏
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
動物・自然
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月22日
参加申し込みの期限
2017年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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