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城柳塾:CMナレーションをやってみよう!
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(声だけの演技って難しいもんだな)
来島 アカリ
が唇をわずかに尖らせながらセリフのイメージトレーニングに励んでいる。アカリが城柳先生から貰ったアドバイスは「強調するポイントをしっかり決める」だった。商品名を読む丁寧さ、爽やかさはお墨付きをいただいている。
「来島さん、読み合わせしよう」
「だな。最後の一緒に読むところ、完璧に仕上げようぜ!」
アカリと
鴻上 彰尋
が渡されたのはデジタルカメラの台本だ。
アカリがA、彰尋がBを読む。
◆デジタルカメラ『Nyanx』
A『元気なねこちゃんの写真、上手に撮れますか?』
B『逃したくない一瞬のために手振れ補正機能を極限まで強化』
A『マクロレンズでふわふわの毛並みもしっかり撮影』
B『多彩なフィルター設定でとびっきりの1枚が手に入る』
AB『デジタル一眼カメラは、Nyanx』
彰尋の間の取り方は回を重ねるごとに上達していった。落ち着いた彰尋と、明るいアカリの声でメリハリのついた朗読になっている。
「ふたりとも、とても良くなっているわ!」
「城柳先生!」
穏やかな声にアカリの声のトーンが上がる。アカリも彰尋も城柳先生の出演作は見たことがあった。ふたりとも演劇の仕事に興味がある。有名作品に出演している「先輩」役者の前では背筋がのびるというものだ。
「来島さんは演技のお仕事に興味があって、演劇を専攻されているのよね。もしかして、声優志望なのかしら」
「いえ、声優とか、どの分野に進むかはまだ決めていなくて……。今回は声だけの演技に挑戦したくて、参加させてもらいました」
父のこと、劇団のことは黙っておく。
「そうなのね。声だけの演技は、表情やジェスチャーが使えないからやりづらいでしょう」
「はい……。セリフのどこを強調すればいいのか、まだつかめていません」
アカリが悔しそうに視線を窓の外に向ける。ちょうど、散歩中らしき野良猫が塀の上で昼寝をしていた。
「鴻上君。いいかしら」
「はい」
唐突に城柳先生に話を振られる彰尋。
「あなたの演技はとても気持ちが入っていたわ。写真を撮る人の気持ちが想像できていたからだと思うの」
城柳先生はたおやかな動作で人差し指を窓の外にいる猫に向けた。
「あの猫、あなたならどんな写真を撮りたいかしら」
彰尋はしばし猫を観察した後、
「毛並みがわかるような、できるだけ近づいた写真が撮りたいです。猫は動くので難しそうですが」
と、淀みなく答えた。
「ありがとう。そうね、鴻上君はセリフで『上手に』と『ふわふわ』を強調していた。それはあなたが意識的にやっていた部分だと思うの。おそらくこの台本は、ペットの写真を撮影したい、カメラにあまり慣れていない人に向けたものだわ。カメラ用語は詳しくない可能性が高い……と、そういう解釈もあるわね!」
少し喋りすぎてしまったかしら……と、城柳先生は頬を赤く染めた。
「来島君が商品の説明をきちんとしようとしていること、とても伝わってきているわ。台本の解釈はたくさんあるし、企業によってはそういう朗読が好まれたりもするの。でも、今日は練習だから……あなたの感情をもう少しセリフに込めてみましょう!」
「来島、猫飼ってたよな」
彰尋に「ああ」と頷くアカリ。猫の写真を撮りたい気持ちはよくわかる。先ほども気持ちは込めていたのだが、今回は声だけの演技だ。もっと大げさに伝えるほうがいいのかもしれない。
「……うん。イメージができてきました。俺、やれそうです!」
2度目の練習時間も残り少なくなってきたな、と幽は壁掛け時計を見ながら考える。
「『初めは優しい人だと思っていた』」
セリフを読む絢の横顔は真剣そのものだ。先ほどの収録は見ているこちらが緊張してしまうような必死さがあったが、この調子なら難なく本番に挑めそうである。
「絢さん、次練習したらそろそろ時間っすよー」
「え? ……本当ね。時間が経つのが早いわ。最後にアドバイスのおさらいしましょうか」
「うーっす。俺は『声を作りすぎない』。最後の声だけ思いっきり印象を変えた方が、怖がらせるには効果的って言われました……これ、夏の怪談で使いたいテクっすね!」
「紗雪君、人を驚かせるためにものすごく練習しそう」
「えーーー。俺、そんな真面目に見えます?」
ケラケラとおかしそうに笑う後輩に、絢が同意するように目を細める。練習前にホラーのジャンルについて色々質問して少し仲良くなれたようだ。
「私がいただいたアドバイスは『上手にやろうとしない』、ね。失敗してもなんとかなるって、気を楽にしなさいってことよね……」
「ま、大丈夫っす! 怯えてる子のセリフなんすから。噛んじゃうくらいがリアルっすよ!」
幽が適当な励まして親指を立てる。練習時間中、彼は暇があれば冗談を言っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月03日
参加申し込みの期限
2017年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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