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新年度のはじまりはじまり。体育科編
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「ボウリングかー。あんま得意じゃないかも」
鎌八まもるが、あははーと笑いながら皆の様子を観察していた。さすがは皆スポーツを専攻する生徒だけあって、ボウリングの腕もそれなりに高く、スペアやストライクがコンスタントに飛び出している。
「おいおい、みんなうめぇなあ。――が、見てたらコツはわかった」
ボウリングは子供の頃に2、3回やった程度という、まもる。しかし球技はだいたいオールマイティだ。
まもるはさっそく玉を手に取ると、持ち前のセンスを活かし、流れるようなフォームで投擲した。
「3ストライクでバッターアウトにしてやるぜ!」
せいっ。
と投げたボールはすっぽ抜け、そのまま勢いよく右端の溝に落ちた。ガターである。
「おしいっ! ……あ、腕立てね。それは得意だ」
テンポよく腕立てをはじめる、まもるの隣では。
シダが、ボールを片手に首をかしげていた。
「チョーイ オーイ。ボーリング けっこー むずかしい」
投げるときに変な回転がかかってしまうのか、どうも真っ直ぐ投げられないのである。
シダはボールを地面に置くと、腕立てを終えたまもるに訊いた。
「蹴ったら だめか?」
「そりゃダメだろ」
「一回だけ」
「ダ~メ」
「まもる クラスちがう。シダ 勝ちたい」
「そーはいってもねえ」
「ちょっと 目つむってろ いいから ごしょーだから」
「まー、一回くらいならいいっしょ」
まもるは、見ないふりをしてあげた。その隙にシダは、得意のシダキックでボールを蹴っ飛ばした。
シダダダダ……。
猛スピードで転がるボールは、見事に10本のピンをなぎ倒していった。
「みろ ストライクだ」
シダは嬉しそうに、まゆ先生のもとに駆けつけた。ごほうびのケーキをもらうためである。
「おめでとう。シダちゃん」
まゆ先生が手作りのケーキを『あーん』する。キックでストライクを取ったことには、気づいていないようだ。
「ンゴーン♪ カムオン カムオン」
シダはすっかり上機嫌で、持ち場まで戻っていった。
一方のまもるは、ちょっとだけ不満にボウリング場を見回していた。その理由は、彼の大好きなポニーテールが思いのほか少なかったからである。
(体育科はポニテ率高そうなのに、あんまりだなー)
そんなことを考えながら、まもるが振り返ると。
「あつく なってきたな」
シダがゆる巻きロングの髪を、ポニーテールに束ねていた。
「おおっ」
それを見たまもるに、電撃のようなものが走る。なにか覚醒したようだ。
「でかしたぞシダぼん。おかげで、必殺の“ポニーテール投法”が思いついた!」
まもるは目を輝かせながら、ボールを力強く掴むと、レーンに向けて思いっきり振りかぶった。
「いくぜ……ポニーテール! アバンゲール!! アバンチュール!!!」
と、勢いだけの掛け声を叫んで、まもるは投擲する。言葉の意味は的外れでも、ボールの狙いはほぼ正確だった。
奥のピンが一本だけ残ってしまったので、惜しくもストライクは逃したものの、続く二投目もふたたびポニーテール投法を決め、見事スペアを取った。
「へへっ。シダぼんには負けられないぜ」
「まもる へた。シダ ストライクとった」
「なあに見てろ。次はオレもストライクを……」
と言いかけて、まもるはあることを思い出した。
“男女2人で投げると両想いになる”という噂である。
「シダぼん。そのポニーテールいいな」
「どうした いきなり」
「ボール、一緒に投げるぞ」
「なんでだ?」
「両想いになれるそうだ」
「意味わからん。けど いいぞ。ためそう」
シダは頷いた。両想いになるということは、その分ライバルが増えることだろう。それはシダにとって、ヴイ(楽しい)ことだった。
「まもる。ふたりで 蹴ろう」
「蹴っても効果あるのかな?」
「ホンサオダウ。投げる 蹴る。同じ」
「ほんとかな。ま、いっか」
まもるは、シダのとなりに並んだ。
「じゃあ行くぞ」
モッ(1)ハイ(2)バー(3)ボン(4)の掛け声で、まもるとシダは同時に蹴り上げた。シダダダダッ。
シダキックが炸裂した途端、ボールはぎゅるんと変な音を立てて、大きく軌道を変えた。そのまま、端の溝に落っこちていく。ガターである。
「おおシダぼーん! 蹴りが強すぎるぜーい!」
両手を広げて、まもるはピットに吸い込まれていくボールを見送っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
望月カトラ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月21日
参加申し込みの期限
2017年06月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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