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寝子島高校
新年度のはじまりはじまり。体育科編
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始業式も終わり、体育科の生徒たちはそれぞれの教室に戻って行く。
◆
ホームルーム
~2年10組~
「にひひ、あたらしいはじまりなのなの!」
橘 明里
は元気いっぱいだった。
「あかりはキチンと座ってホームルームを待つのなの。もう二年生なのだから!」
そう言って、自分の席にちょこんと腰を下ろした明里。
二年生になったという自覚が彼女の成長を物語っているようだが、一人称が平常時の『あたし』から『あかり』になっているあたり、興奮が抑えきれていない様子である。
そこへ、担任の
吉田 熊吉
が入室してきた。
「クマが来たなの!」
明里はがたんと立ち上がると、開口一番に言い放った。二年生の自覚はどこにいってしまったのか。
「あの熊やこのくまでもないけれど、クマなの! クマなのなの!」
「……せめて先生をつけねぇか、橘」
「ぴぎゃー」
熊先生から名指しで叱られて、おかしな声を上げる明里。
ただし、こんなことでへこたれるような明里ではない。すぐに元気を取り戻すと、輝くようなエンジェルスマイルを2年10組の教室に振りまいたのである。
(俺の担任は吉田先生か。――相変わらずデカいな)
新田 亮
が、教壇に立った熊吉を見上げて感嘆していた。
190センチ以上の人間など、そう多くはない。ひょっとして着ぐるみなのでは……。
亮は、熊吉が背中のチャックを開けるシーンを想像する。
(ありえない……と言い切れないのが、寝子島の怖いところだよな)
『熊先生着ぐるみ説』を、ちょっと真剣に考えはじめた亮であった。
そんななか、2年10組の自己紹介がはじまった。トップバッターは
七峯 凜乃
である。
(皆、すげー特徴あるなー)
教室内をぐるりと見回した凜乃は、兄の
七峯 亨
に視線を止めた。ユニークなメンバーに囲まれた寝子高においても、亨は涼しい顔をしている。
うん。変人なのは一緒に住むようになってから分かっていたし。あたしも早く、この愉快な環境になれたいもんだなと、凜乃は思った。
「どーも初めまして、鹿児島から来た七峯凜乃。そこのデカブツの妹だ」
凜乃はフランクな口調で告げると、亨を指差す。
「けど似てないだろ? あっちが母親似、あたしが父親似、でこーなった感じだぜ。好きなのは体を動かすの全般とスイーツ。やってる格闘技はカポエイラ……例えば」
教室の後ろのスペースを使って、周囲の安全を確保してから、凜乃はハーボ・ジ・アハイアを放った。猛烈な風切り音が教室に響いた。
「こんな感じと、まー気軽に遊びに誘ってくれると喜ぶぜ。よろしくなー!」
「おーっ!!」
凜乃のパフォーマンスに、クラスメイトからひゅーひゅーと指笛が鳴った。
すると
シダ 美穂戸
が、元気よく飛び出してきた。
「シンチャオ! シダも格闘技 やる! 見てろ」
そう言うと、シダは母国ベトナムの総合武術ボビナムから派生させた技――シダキックを披露してみせる。
シダダダダッ!
軽快な蹴りの連続に、クラスメイトから再び歓声が沸き起こった。
いっぽう、
常闇 月
は冷静かつクールに自己紹介をしていた。
「……初めまして、常闇月と申します。よろしくお願いします」
体育科にはめずらしい、静かでミステリアスな雰囲気に惹かれたのか、後ろの席に座っていた
神里 エレナ
が質問する。
「月ちゃんの趣味はなにかな?」
「趣味、ですか……」
少し考えてから、月は答える。
「……趣味を探すことが、趣味みたいなものでしょうか」
「おおっ」
ちょっと哲学的な月の答えに、エレナは思わず感嘆していた。
つづいては、エレナの番だ。
「神里エレナだよ。よろしくね!」
最近になって寝子島に引っ越してきたエレナは、身振り手振りを交えて自己アピールをする。
「お母さんがロシア人だよ。あと、趣味は雑貨集め。特技は体操かな。寝子島は知らないこといっぱいだし、教えてくれるとうれしいな♪」
「オレでよければ、いつでも話し相手になるよ」
さらに後ろの席の
奈良橋 博美
が、気さくに話しかけた。
「オレは、奈良橋博美だ。よろしく」
「こちらこそ、よろしくね!」
「寝子島は知れば知るほどおもしろいからね。今度、いろんなスポットに案内するよ」
「やったぁ」
「――ところで、オレからも質問があるんだけど」
自己紹介も兼ねて、博美は気になっていたことを訊いてみる。
「オレは文武両道を目指していきたいんだけど、エレナはテスト対策ってどうしてる?」
「テスト対策……。やっぱり、教科によっても違うんじゃないかな」
「そっか。オレは覚えるよりも論理数学のほうが好みなんだよね。明確な答えがあるほうが好きだし、鍛える時も論理的な考え方のほうが、成果でる気がする」
「それだと……毎日こつこつ積み上げていくしかないんじゃないかな?」
「やっぱそうだよな!」
博美は我が意を得たりという感じで、エレナの肩をぽんっと手を叩いた。
「毎日の予習復習が大切だよな。一夜漬けでまとめて覚えようとしても、覚えられる気がしないよ。普段から、少しずつ勉強したほうが絶対いいもんな」
そんな博美の真っ当な意見に、担任の熊先生も納得した様子で、うんうんと頷いていた。
和気あいあいと自己紹介が進むなか、いくぶん上の空になった生徒がいた。
七音 侑
である。
(担任は熊せんせーかー。陸上部のみんなだっているし、前のクラスの子もいる……)
教室の中を見回して、侑は声にならないため息を吐く。
実は、去年のクラスメートと恋人同士になった侑だったが、今年はその交際相手とクラスが離れてしまったのだ。
隣のクラスになっただけ。――とはいえ、ちょっと寂しい。
(って、なんか考えすぎてて恥ずかしー!!)
「おい」
(こんなんじゃだめだっ! ちゃんとしなくちゃ!)
「おい、七音」
「え? あ。はい! 聞いてます!」
熊先生に名前を呼ばれた侑は、すぐに立ち上がって自己紹介をはじめた。
「七音侑です! 好きなのはパッキーとりんごです! よろしくお願いします!」
「……まだ、お前の番じゃねえぞ」
「うにっ!?」
あっちゃーっという感じで、侑はうつむき頭をかいた。若干天然な侑のリアクションに、クラスメイト達が声を上げて笑う。
教室内が、朗らかな笑い声に包まれていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
望月カトラ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月21日
参加申し込みの期限
2017年06月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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