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ドキドキワクワク☆2人きりの校内探索
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・
秋風 透
の場合
「どうしたの、秋風君?」
優梨乃の言葉に、透は彼女を見つめていた視線を少し動かした。
それをきっかけにするように、頭の中に浮かんでいた考えがちょうどまとまる。
「……なぁ、鴻上。ちょっと聞きたいことがあるんだけど」」
「何?」
「そのイベントの手伝いって、不足してたりしないか?」
「えっ?」
「人手が足りなくて誰かに手伝ってほしいとか、そういう状況だったりしないか?」
「……たしかに人手は足りないから、手伝ってくれる人がいたらありがたいけど。でもどうして?」
「それなら、俺らが手伝ってやるよ」
「えっ?」
「はァっ?」
そばにいる蕎麦人とアントニオンが、同時に間の抜けたような声を出した。
「おいおい、アッキ―。勘弁してよ。この期に及んでさらに仕事を増やす気かよ。暇な時ならともかく、今の俺たちの目の前には勤労奉仕という名の罰が立ちはだかってるんだぜ」
「オイラも願い下げだ。この状況でなんだってわざわざ」
「違う違う。お前ら、ちょっと耳貸せ」
透は自分の頭の中にある考えを2人に耳打ちしてやった。つまらない掃除から解放され、さらに自分たちも楽しめる最高の企みごとを。
「なるほどー。そいつはいいなぁ」
「ヒャッホー、それ最高だぜェ!」
「だろ。というわけで、鴻上。俺たち3人は今からイベントの手伝いをすることに決めた。何をすればいい?」
「ち、ちょっと待って。あなたたち、掃除はどうするの?」
「そいつは大丈夫。心配いらない」
「大丈夫って……中断するにしても、吉田先生が許さないんじゃ」
「平気だって。なんなら、今すぐ許可を取ってきてやるよ」
優梨乃にそう言ってから熊先生、もとい吉田先生へと近付き、それから透は言葉を選んで事情を説明した。
すると吉田先生は考えるような表情になり、しかしやがて、渋々ながらも顔を頷かせた。
(へへ、ちょろいもんだぜ♪)
「許可貰ったぜ。掃除の代わりに、イベントの手伝いをやればそれで終わりにしていいってさ」
「本当に……?」
「本当だって。ただ漫然と掃除をするよりも、今現在困っている後輩を助けたほうがいいんじゃないかって言ったら許してくれた」
「そう……」
「何すればいい、俺たち?」
「……それじゃあ、準備はもうあらかた終わったから、イベント中の校内の見回りをお願いしていい?」
「見回りね。了解。さてお前ら、さっさと道具片付けて、可愛い後輩たちを楽しませに行こうぜ!」
透の言葉に、同じく楽しそうに声を上げて、2人が同意を示した。
・
霧下 蕎麦人
の場合
透たちと別れた後、忍ぶように入った図書室には、まだ誰もいなかった。
「さてとまずは景品の確認を……ん? おっ、魅力的な題名の本はっけ~ん。『小学生の保健体育』。いいねー。とっても素敵だ」
でも今は読んでいる時間はない。惜しみつつ本を元の位置に戻し、それから蕎麦人はあらためて室内を見回した。
「難易度3は簡単だからいいとして、問題はもう1つのほうだな。歩みの物語……貴方を包む物って布か? あるいは布の元である糸……それにあゆみ、つまり歩みを加えたら糸歩、イトブ……イートーブ……イーハトーブ? 宮沢賢治か?」
イーハトーブ。作家である宮沢賢治の造った、彼自身が想像した理想郷の名前。だが、あまりにもひねりすぎな気もする。
「『着物と歩み』と考えればパレードの物語って可能性も、となると裸の王様……いや、これもちょっとひねりすぎだなぁ」
そうなるとやはり、単純に考えてあれだろうか。
目的の本がある棚へと近付いていく。すぐにそれは見つかり、手を伸ばして最初のページを開いてみた。
「おっ、あった」
表紙の裏。そこに、おめでとうから始まる文章と景品が挟められていた。
「横取り……はやっぱ良くないよな。まぁ、景品ゲットよりも面白いものが見れるかもだし」
どんな反応してくれるかな、と期待に胸を躍らせながら、本を棚に戻す。考えているのは単純な計画だが、それでもいくらかの驚きは見せてくれるだろう。
「さて、じゃあ待機しますか」
すぐ近くの、人の目に入りずらい本棚の陰。待機場所にはそこを選ぶことにした。
できれば対象は可愛い女の子がいいなと、蕎麦人は思った。
「さらに童顔だったら、なお最高なんだけ」
『ごきげんよう、諸君!』
いきなり聞こえてきた音に、自分の声がかき消された。
「……なんだ? 女の子の声?」
声は室内のスピーカーから聞こえてくる。放送室からだろうか。
『私のことは、そうだな……ヒトハとでも呼んでもらおう。私は本日開催されている校内探索イベントの運営および参加者の者たちに物申したいことがあり、マイクを取っている。私が言いたいことは1つ。このイベントは私から見て今一つ盛り上がりに欠けるのではないかということだ。謎は提示されているものの、正直、景品はその場所に行ってシラミ潰せばいずれ見つかるだろう。それに、私からすれば提示された謎は簡単すぎてあっという間に解けてしまうものばかりだった。せっかくのイベントだというのに、簡単に景品を見つけてしまっても参加者も面白くなかろう。そこで私は考えた。どうすればこのイベントがより面白くなるかを』
一度、言葉が途切れた。でもまたすぐに声が流れてくる。
『今ここで、私は宣言する! イベント参加者の諸君、私はこれよりお前たちの景品獲得の邪魔をする!』
「へぇ……」
これも運営側の演出だろうか。いや、口ぶりからするとそういう感じはしない。となると、これはヒトハとかいう生徒が独断でやっているということか。
『どんな邪魔かは言えんが、あらゆる方法を使うつもりだ。障害は多いほうが達成感は高いというものだろう。それでは、諸君の健闘を祈る!』
その言葉を最後に傲慢な声は途切れ、それきり聞こえてこなくなった。
「ふぅん……面白いこと考えてたのは、俺らだけじゃなかったってわけだ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月18日
参加申し込みの期限
2012年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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