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ソング・オブ・ケイオス! ―天使と悪魔に挑める世界―
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「このあたりかなー」
と 碧南が草を掻き分けていると、ぺとっ、と何かが張り付いた。よく見れば妖精である。
「お客さん増えたよー」
と明るい声が聞こえたかと思えば、後から2人の冒険者が姿を現す。梢と楓である。これは天の助けだ、とばかりに駆け寄る真白と碧南に楓は内心で「にぎやかになったもんだ」と呟いた。
妖精・ノーノンたちは4人に対し花のお茶とお菓子でもてなしてくれた。その美味しさに感激しながら過ごしているとつい本来の目的を忘れそうになる。
「そういえば、白さんたちは何故ここに? 私は天界から試練があった場所がないか聞いてみようと思ってきたんですけど」
何気ない会話の中で梢がいい、楓は眼鏡を正して「同じような事を考えるやつはいたんだな」と呟いた。
(本当は、1人で潜伏して怪しいやつが出ないか見ようと思っていたんだが)
しかし目的地が一緒である以上、共に行動したほうがより情報が落ちるかもしれない。楓は内心でため息をつきながら考察していた事を3人にも話す。
「それで、俺は妖精たちに変なトラップとかなかったかとか聞いてみようと思っていたんだ」
「まぁ、『期間限定レイド』に敗北した人っていうのが気になるよね」
真白が相槌を打ち、お茶を飲んだ上で続けるように口を開く。
「私もちょっと気になってたんだよね。妖精さんがレイドボスに敗北した後の状況とか見ていたりしないかなって」
「私は、手がかりが何か残ってるといいな、と思って探していたのだけど……」
碧南が少し恥ずかしそうにしながら答えていると、妖精たちはお菓子から顔を上げ、冒険者達に何度も何度も頷いた。お菓子に夢中になっているようで、話はちゃんと聞いていたらしい。
「コズエル様の試練場が近いよ」「コズエル様の試練の時、そういえば敗北組の何人かになんかざざざーって走ってた」「ちょっと遠いユヅキール様の試練場でボクみたよー」「でも、天使様たちは予想外で困惑してた」「けひけひけひーって聞こえたよー」
「だあっ?! 一斉に話すなっ」
一斉に話し出した妖精たちを楓が落ち着くようにいう。彼は妖精たちにお茶を飲ませると、深呼吸させた上で話をまとめた。
「それじゃあ、とりあえずコズエル戦の舞台になった場所に行って見ます?」
梢の言葉に、3人が頷くと数名の妖精がひらひらと舞って「案内するよ」と言った。
――白の渓谷・朽ちた聖域
森を歩く事数分。急に現れた川を渡った先に、それはあった。『極天使・花咲く風のコズエル』戦の舞台となった場所だ。
「うわぁ、久しぶりにみたけど案外広かったねぇ」
真白の言葉に碧南が頷いている傍らで、梢が何気なく「コズエルの力とか取り戻せませんかねー」なんて呟きつつ探索する。
蝶の髪飾りに挑戦者の証、『舞蝶の靴』にスキル『狂戦士の剣』というガチ装備をしながら「本当はここまでしなくてもいいかもしれませんが」と内心で思う梢。実を言うと、なんとなくここに自分が行かないと行けないような気がしていた。
「目新しい物は見当たりませんねぇ」
梢がそういいながらあたりを探っていると、ふと楓が表情を強張らせたのをみた。よく見れば真白と碧南もである。不思議に思っていると、真白が振り返るように言う。
――お会いできて光栄です、極天使の奏者。
その声と、目に入った天使の姿に梢は面食らった。そこにいたのは、極天使コズエルその人だったからだ。
(この人が、コズエル……)
梢は、目の前に現れた極天使に息を飲んだ。桃色の髪、やわらかそうなレオタードのような衣装、見覚えの或るコズエルの姿だ。
確かに梢はコズエルを操作した事がある。だが、その時とは違い、どことなく柔らかな印象を受けた。
「まさか、対戦相手直々に現れるとはな」
楓の呟きに真白と碧南も頷く。
「貴方がたは、我々が見込んだ戦士ですね。そして、貴方は私を操作してくれた人。覚えています」
4人の前に姿を現したコズエルは静かにそういい、僅かに表情を曇らせた。彼女は4人の目を見ただけで何かを悟り、穏やかに語り始める。
「元々、このゲームは異世界に一部溶け込んでいるだけでした。我々極天使や魔侯爵も、貴方がたの秘めた力に興味を持ち、挑戦していたのですが……」
彼女はそこまでいうと、僅かに瞳を伏せる。そして、息を飲む4人に、こう言った。
――別の次元から、この世界への干渉を確認しました。
その存在が
他のプレイヤーを捕らえているようです。
――
まだ詳しい事は話せないが、と前置きした上でコズエルは更に言葉を続ける。
「私達は、その存在が何の為に行っているのか調べています。それと同時並行に、貴方がたを極天使と魔侯爵で鍛えよう、とあえて『期間限定レイド』を起こす事にしたのです」
「じゃあ、あの噂自体を調べて欲しいというのは……」
楓が、何かを悟ったように呟き、僅かに息を飲む。
コズエルから齎された情報。その内容に4人は、言葉を失っていた。
(死亡すれば寺院に強制転移される仕様の裏を突かれてる。ボスもプレイヤーも、戦いに夢中になって細工に気づいていなかった、とはな)
楓は僅かに苦々しい表情を浮かべたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月06日
参加申し込みの期限
2017年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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