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訳アリ物件、求婚幽霊つき
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花菱 真紀
はテンションMAXだった。自室から急にこの訳アリ物件に飛ばされてきたにもかかわらず、怯えるどころかこの場を楽しんでいる。
「引っ越しして数週間目でさっそく心霊体験だぜ! 寝子島に引っ越してよかったー!」
両親の海外出張を機に、姉のところへ引っ越してきた真紀は、その姉から『寝子島には不思議な事が多い』と言われていたのだが、そのアドバイス通りになったようだ。上機嫌で大はしゃぎしている。
「……いかん。テンション上がりすぎてる。落ち着け、俺」
さすがに自重する真紀であった。落ち着かせるため深呼吸をしているが、その顔はついにやけてしまう。
そんなオカルト大好き青年の真紀を、女幽霊が見逃すわけもなく、もはやお決まりとなったセリフをぶつける。
「結婚してー!」
「……結婚、ねぇ」
対する真紀は、いぶかしげに首をかしげている。
「いまいち、理解できないんだよな。結婚ってそんなにいいもんなの? 人生の墓場とか言われてるのに?」
「結婚できずに化けて出るよりは、マシだと思うわ」
女幽霊はふくれっつらで言った。それでも真紀は、結婚の良さを理解することができず、首をかしげたままだ。
「だいたいさ。あんた、すでに死んでるわけじゃん。だから結婚ってできないんだよな」
と、元も子もないことを言う真紀であった。女幽霊の顔が絶望に染まった。
「――まあ書類上の手続きで、っていう意味だけど。精神的なものっていうのなら、わからなくもないけどさ」
「そうよね!」
希望が見えたことで、女幽霊の顔はぱあっと明るくなった。
「というわけで、さっそく結婚しましょう!」
「なにが、というわけなんだよ」
真紀は抱きつこうとする女幽霊を振り払いながら言った。ちなみにこの時、真紀は表情こそ冷めていたものの、その心境は、
(おーっ! いま幽霊さわった! ぜんぜん感触ねーけど、幽霊さわった!)
であった。
ふたたび深呼吸をしてから、真紀は言う。
「俺たちさ、お互いのこと何も知らないわけじゃん。だからさ、結婚とまではいかなくても、お友達からっていうならいいぜ。どうよ?」
そんな真紀の申し出に、女幽霊はめずらしく、慎ましい仕草でこう答えたのである。
「……結婚を前提に、おつきあいをお願いします」
いち早くこの部屋に乗り込んでいた
アケーチ・タッマーキ
もまた、テンションMAXだった。
スーツを着込み、『明智珠輝』を名乗っている彼は、不動産屋にオススメの物件があると聞いて、ここにやってきたのだ。
「こんなに住みたい方がたくさんいるなんて……!」
明智は集まった男性陣を見回して言う。
「せっかくですから共同入居はいかかでしょう。男同士で、くんずほぐれつ……おや。ダメですか、残念です。ふふ……。ふふ……!」
明智のテンションが高いのは、オカルトとか関係なかった。ただド変態なだけだった。
とはいえ、女幽霊を見つけた明智は、すぐに訳アリ物件の事情を察する。
「ああ、人気の理由がわかりました。この美しい方と同居することが出来るから、なんですね……!」
幽霊に対しても物怖じひとつせず、明智は平常運転だった。
天井を見上げながら彼は言う。
「ずっとぶら下がってるのは、お辛くないですか? さあ、私の胸に飛び込んでくださっていいのですよ」
「……」
スーツを脱いで、ワイシャツのボタンを外しはじめた明智に、むしろ幽霊のほうが引き気味であった。
幽霊さえ怯えさせる明智の変態パワー、恐るべし。
「よければ私、こちら住まわせていただきたいです。こんな刺激的で魅惑的な女性と同居させていただけるなんて、とても楽しそうですし。ふふ」
「……」
「まずはぜひお友達からはじめたいですね。お互いを知り合うことが大事だと思います。私のあぁんな部分や、こぉんな恥ずかしい部分を、めいっぱい曝け出しますので、ぜひ受け止めてほしいです。ふふ、ふふふ」
「……」
さすがの女幽霊も、明智に対しては積極的にアピールできずにいるようだ。
すっかり怯えきったまま、ただ一言、ぼそりとこうつぶやいたのである。
「……離婚を前提に、おつきあいをお願いします」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
望月カトラ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月23日
参加申し込みの期限
2017年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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