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☆メイドとデザイン画
桜 月
は自室でひたすらにデザイン画を描いていた。
ワンピース系を幾つか。少し肌寒いしストールなど重ね着も出来るように、それらをとめるブローチも。
一般にデザイン画のモデルはスレンダーな体型のことが多いが、月のそれは胸部がけしからんサイズだ。
なぜならモデルとしてイメージしているのが、メイドであり恋人である
北条 冬華
だから。
(梅雨時は傘や靴もセットで、夏は涼しい服装にしたいけど肌を露出させるのはどうかな?)
「ん~、私が陽の光を苦手だからこの辺りが良く分からない……何パターンか描こう」
月は生まれつき色素が非常に薄く日光に弱い。自宅は常に日光が当たらないよう保たれている。
こんな露出のあるデザインを着て外に出たら、日傘なしでは火傷してしまうだろう。
自分にできないことだからこそ、想像の羽はより自由を求め力強く羽ばたくのかもしれない。
月の家で、冬華はいつも通りメイドとして掃除をしたり洗濯をしたりしていた。
その時チャイムの音がした。
「はい」
カメラに映っているのはツーサイドアップの少女。見覚えがあった。
インターホンから声が響いた。
「月詠だ。いや、開けなくていい。もうすぐ黒崎先生が来るぞ」
「そういえばそんなお知らせがありましたね」
「乱れた振る舞いをしないようにね。じゃあまた」
「え……乱れた、って?」
言うだけ言って月詠は去ってしまった。
ふと、月とのベッドでの振る舞いが浮かんでしまって、冬華は頬に手を当てた。
頬が少し熱い。赤くなっていないだろうか。冬華は頭を振ってイメージを追い払う。
(教頭先生、部屋にまで入ってくるでしょうか。まあいつも通りしていればいいでしょう)
月もたぶんそう言うだろう。
ピンポーン。
再びチャイムが鳴る。
黒崎教頭が立っていた。
「こんにちは、黒崎です。お邪魔してもいいかな?」
「少々お待ちください」
月に来客を告げると気にした風もなく、
「視察? 見学? 私の邪魔をしなければお好きにどうぞ。冬華、案内してあげて」
冬華の案内で黒崎は室内へ入る。
「お邪魔するよ。君はここで働いているのかい?」
「はい、部屋の掃除をしたり洗濯をしたり……ここで働いて良い経験が出来ていますわ」
月の部屋に案内し、ノックしてドアを開ける。
「どうぞ。月さんは、日々ここでデザインに打ち込んでいます」
室内に足を踏み入れた黒崎は、たくさんのデザイン画が飾られた整頓された部屋に感心した。
「やあ、製作中にすまないね。……見事なものだ」
「ありがとうございます」
礼を言った月に教頭は尋ねた。
「この寮の環境はどうだい?」
「環境ですか? 素晴らしいです。デザインのインスピレーションを湧かせてくれて、それを生かして邪魔をしない」
そして、に笑顔を向ける。
「そして、それらを助けてくれる彼女を雇えますから」
教頭はしきりに頷いて帰っていった。
短時間だが見学者も数人訪れ、デザイン画や趣味のいいインテリアに感心していた。
最後の見学者を送りだすと冬華はほっと一息つき、肩の力を抜いた。
お湯を沸かしアールグレイの茶葉を出してお茶の準備を始める。
(後は水着かな)
月のほうは来客に心乱されることもなく、製作に没頭していた。
絵を描くだけでなく、デザインは実際に製作して冬華に着てもらう。
(以前デザインした水着は冬華は恥ずかしがってた。そこが良かったから今年はもっと攻めよう)
月の鉛筆はさらに下着を生み出していく。
市販の大きいサイズのブラは、可愛らしいデザインが少ない。
だがもっと魅力的な姿を見たい、表現したいという月のイマジネーションは、そんな制約を軽々と越えていく。
隠すためではなく、冬華の見事な肢体の魅力を最大限に花開かせる……水着より更に過激なデザインで。
冬華への愛情……そして冬華のすべてを独り占めしたい欲望。
それらが如実にデザインに表れていた。
「月さん」
声をかけられて、月は我にかえる。
どうやらノックの音も聞こえないほど集中していたらしい。
「冬華? びっくりした……もうこんな時間か」
お茶とクッキーを持った冬華が立っていた。
「これ新しいデザインだけどどうかな? 今度着てもらうね」
「新しいデザインですか」
(前より段々過激になってきたなぁ)
そんな思いを口に出さず、冬華は答えた。
「……大胆だと思いますが良いと思いますよ」
「今度着てもらうね」
冬華の顔に少し恥じらいの色が浮かんだのを、月は見逃さなかった。
「もちろん他の人には見せないよ? 私だけがその姿を見るんだ」
月はうんうん、と頷きながら、アッサムティーの香りを吸い込む。
「……とりあえず片付けてお茶にしましょう」
「もう少し描いていたいんだけど……はーい、じゃあ片付けるから」
冬華の入れてくれたお茶とおやつを、温かいうちに貰おう。
月はそう思いながらデッサン画を片付ける。
「そこに座って」
冬華は頷き、月と共にカップを口にする。
「うん、美味しい」
二人はもう、教頭や見学者のことなど忘れていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月03日
参加申し込みの期限
2017年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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