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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:
06
・寝子島高校の入学式……ののこ対応班&対クローネ班(2)●
【講堂上空:時計塔直上】
『な〜んちゃって、なんちゃって〜〜〜!』
するとクローネが身を揺すって大爆笑した。
・・・・・・・ ・・・・・・・・・
『ま? 前回の周回では、そんなコトもあったケドぉ〜?
もう同じ手には引っ掛からないわよ、この6周目のループではねぇ〜♪』
「何……だと……?」
楢木の足場に受け止められ、時計塔の数メートル上空でバウンドした
鴻上 彰尋
は、そのクローネの言葉を聞いて愕然とした。
呆気に取られているのは、彼の作戦を支援した楢木や時子、獅子目やスハイルたちも同様だ。
ののこのフリをして落ちてきた鴻上に、カラス軍団は羽根を使うどころか近寄ってすら来ず、完全にスルーされてしまった
からだ。まるで、この ののこは偽者だとあらかじめ知っていたかのように。
(かのように、じゃない)
鴻上がすぐに事態を悟る。
(この周回の最初から言い含められていたんだ、クローネに)
ループのたびに前周の記憶を失ってしまい、何度も同じ行動を繰り返しがちな自分達とは違って、クローネには全ての周回の記憶がある。この身代わり作戦も1度は上手く成功して、クローネを出し抜いた筈だ。だが、次のループのこの周回でクローネにあっさり対応されてしまった。ろっこんによる成りすましの偽装だと、いったん相手にネタが割れてしまったら、成功などする筈も無い。
「何なんだ、これは……」
鴻上が呻く。これではまるで、自分の手札を最初から全て知られているポーカーゲームの卓に、強制的に付かされているようなものだ。理不尽極まりないではないか。
同様にあまりの不条理に打ちのめされている、楢木達ののこ対応班の面々の表情を、たっぷり眺め回して愉しんだ後、さて、とクローネが満を持して空を見上げる。
『ウフフ、さあ来たわね……
ほらカラスちゃん達、見えるでしょ〜?
アレね、あっちが本物の ののこよぉ〜』
「うきゃぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
空いっぱいに響く能天気な声に、その場の全員がハッと顔を上げて、その声の主を見上げる。
時刻は11時12分。
ののこが空から、落ちてきた。
『さ、カラスちゃん達、狙うのはあっちの本物よぉ〜。
今度はしっかりばっちり、羽根を刺してきなさ〜い?』
「「カーーーーーー!!」」
4羽のカラスが、そうクローネに返事をして一斉に舞い上がる。鴻上に羽根を使わずに温存していたこの4羽は、前周のループとは異なり、まだ全員がクローネの羽根を嘴に咥えていた。
『あっ、いけませんっ……!』
我に返って、
御巫 時子
が翼を打ち振るい、カラス軍団を追随する。後ろから追い付いてサッと羽根を奪おうとするも、今度は相手に造作もなく躱されてしまった。
(やっぱり。手の内を知られてしまっています……!?)
それでも時子は諦めず、カラス達の視界を遮るように前に出て邪魔をし、何とかののこへの接近を遅らせようと頑張る。
楢木 春彦
も同様に空気の足場を駆使して、4羽の進路を妨害しながら、
「手の内がバレてようが、それでも!
諦めていい理由にはならねーだろ!」
その声に応えるように地上からも、鐘楼組の八神や美咲紀、そして夏朝らの対空攻撃が猛然と再開される。
そしてもう一方のクローネの方は、対クローネ班の面々──山田、ティクス、凛、風雲児の4人が応戦して、懸命に彼女の行く手を阻んでいた。
その中でも、
山田 勘三郎
の行動はフレキシブルで対応が素早かった。同じ体格の翼を広げて、クローネの進路を塞ぎながら、
『なぁクローネ、ループの繰り返しで、いい加減あきてねぇ?
ちょっと冗談で気を紛らせてやろうか?
カラスのお前はマックローネ。いつも悪事をゴクローネ!』
『うわ、またそのだじゃれ? だから寒いのよって言ってるでしょうがっ』
(おっ? てことは前にも俺は、この冗談を言ったことがあるってことだなっ。
パターン2の6、「寒すぎるだじゃれをひたすら連発」はもう、行動済みか。
そんなら、お次の行動は……)
山田は6周目だとクローネからアナウンスされた、その6という数字を頭の中で別の数字と適当に四則計算して、次の自分の行動を決定する。
『じゃあ次はパターン2の3、「クローネの後ろ頭をしつこく攻撃」だっ!』
5周目のループの時にも少し触れたけど、山田はこうやって、あらかじめ用意しておいた3掛ける6パターンの行動の中から、ランダムに自分の行動をチョイスし、それを実行しているのだった。
(この方法なら、パターンが尽きるまで手の内も読まれねぇ。
1人だけ全ループの記憶があるチート野郎に、
ルーチン的に対応されるのも防げるって寸法だっ!)
極力自分の意志を介在させずに、ランダムに行動を生成するこの方法は、実際、クローネにはすこぶる効果的だった。後ろからのヒット&アウェイで、何度も頭の羽毛を毟られたクローネは、たちまち逆上すると、ののこそっちのけで山田の方に向き直る。
『あぁもう! さっきから鬱陶しいったらないわね、あんた!』
『ヘッ、今が何回目のループだろうと、俺にとっちゃ今が1回目だからな!
絶望なんかしねぇで、毎回フレッシュな気分で臨めるってもんだ。
このループ現象も、モチベーション維持には有り難い仕組みだぜ!』
『フン、だったら! あんたのろっこんを暴走させて、
今スグこの場で絶望させたげるわよぉ〜!』
バッと広げたクローネの両翼から速射される黒い羽根、
『ここにいる全員、カラスに変えてやるんだから〜!』
あっ、と
雨寺 凛
と
ティクス・ソル
が同時に叫ぶ。この2人はどちらも、ろっこんの発動時に自分の耳に「触れる」動作が必要となる。姿をカラスに変えられてしまったら、自分達はろっこんまで使えなくなってしまう!
「させるかよ、そんなこと!」
ダダンッ!
風雲児 轟
が身を躍らせて山田の前に割って入り、我が身を盾にしてその全弾を防いだ。ティクスが周囲に設置していた空気の足場を蹴り、三角跳びの要領で射線上に回り込んだのだ。風雲児は前周のループでも、同じようにして山田を助けていたっけ。
『カーカ、カー!(おお!? 助かったぜヒーロー!)』
白いヒーロースーツにまた剣山みたいに突き立ってしまった、羽根手裏剣の痛みも余裕たっぷりに堪えてみせながら、ザ・ストレイトこと風雲児がクローネを挑発する。
「どうしたどうした、ご自慢の暴走能力が、俺には全然効かねえぞ!
そりゃそうだ、俺のろっこんが暴走しても、
周りの奴がザ・ストレイトになるだけだからな!
やはりお前は三羽烏や他のもれいびの力がなきゃ、
ちょっと手強いカラスレベル!
なら、テオやののこの方がずっとすげえぜ!」
『ハイハイ、んもう、分かった分かった』
クローネが呆れ半分、余裕半分の顔で、また挑発してきた風雲児に応じる。
『な〜んかスッゴク? 暴走させて貰いたいみたいだからぁ〜。
そんなに言うんなら、お望み通りに暴走させてあげるわよぉ〜♪』
次の瞬間、ぽぽぽぽぽんっ! 向こうの ののこ落下ルートにいたカラス軍団が全員、白いヒーロースーツ姿のマスク男に変身した。
「「カァーーーーーーーーーーー!!」」
そして空中で何やら戦闘員チックな奇声を上げると、そのまま落下ルート直下の時計塔に次々と着地し、中にいた ののこ対応班の女子を容赦なく襲い始める!
「きゃああああああああああっ!?」
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風雲児 轟
ろっこん【戦衣着装】
☆通常能力……自分の体と衣服や身につけた物を変化させて自作ヒーロー『ザ・ストレイト』に変身する。
↓
★暴走能力……クローネ部下のカラス軍団が全員、『ザ・ストレイト』に変身する。
「なっ、何いィイイイイイイイ!?」
眼下の鐘楼から聞こえてくる女子の悲鳴に、呆然と凍り付くザ・ストレイトご本人。
『ハイ、じゃ〜お望み通りに? 暴走させてあげたわよぉ〜ん』
クローネはそんなヒーローからさっさと視線を外すと、時計塔のザ・ストレイト軍団に空から命令を下す。
『さ、あんた達はそこで、落ちてきたののこに羽根を刺すのよ。
その前に邪魔な連中も、ちゃちゃっと片付けちゃいなさ〜い?』
【講堂:時計塔付近】
「きゃああああああああああっ!?」
ダン!ダン!と鐘楼の屋根に降り立ち、奇声を上げながら四方の穴から侵入してきたザ・ストレイト軍団を見て、
夢宮 瑠奈
が真っ先に悲鳴を上げた。
その数、5体。愛すべき寝子島のローカルヒーローも、同じ姿カタチでこんなに増殖すると、途端に昆虫めいた邪悪な存在に見えてくるから不思議だ。
「カァーーーーーーーーーーーー!」
そのザ・にせストレイトの1人が、瑠奈を見るなり拳を振り上げて殴り掛かってくる。歌を歌うことも忘れてその場で棒立ちになる瑠奈、
「危ないのです瑠奈ちゃん! ええーーーいっ☆」
がつんっっ。横からデッキブラシで思いっ切り、
椿 美咲紀
がにせストレイトの脳天に一撃を喰らわせた。きゅう、と目を回して偽者ヒーローがその場に倒れ、瑠奈が我に返る。
「わわっ、ありがとー美咲紀ちゃん!」
「うん、て言うか、あれれー? なんか弱いのです?」
首を傾げる美咲紀に続いて、掃除道具の箒で立て続けにもう2体を打ち倒した、
八神 修
も言う。
「こっちもだ。まるで手応えが無いぞ?」
「いったい、どうなってるです?」
鳴り物入りで登場したわりに、ザ・ストレイト軍団はあっという間に残り2体だ。しかもその内の1人は、何故かこちらを攻撃してこず、後ろの方でただおろおろしてる。「おそらく……」と八神が推論を述べる。
「風雲児の……じゃなかった、あのザ・ストレイトのろっこんは、
外見がヒーローに変身するだけで、中身の身体能力はそのままだからな。
しかも普段は鳥として活動しているカラスが、いきなり人型に変わったんだ。
思うように自分の身体を動かせないのも、考えてみれば当然だろう」
「なるほどなのです! つまり、結論!
このにせストレイトさんは弱いっっ!」
【講堂上空:時計塔直上】
上空の空気の足場では、本物のザ・ストレイトこと風雲児がずーーんと項垂れて四つん這いになる。
「うん、イヤ、いいんだ。もちろん弱っちくてイイんだけどよ、
何か……これはこれで、落ち込むよな……」
『あら、そ〜ぉ? じゃ、別に強くするコトも出来るわよぉ〜?』
風雲児の落ち込みに配慮して、クローネが暴走内容を修正してくれた。
▼
風雲児 轟
ろっこん【戦衣着装】
☆進化能力……身体能力が強化される。その間は『ザ・ストレイト/バーストトランス』と名乗る
↓
★暴走能力……『ザ・ストレイト』に変身したカラス軍団の身体能力が強化される。
「「バアアアアアアアアアアスト!!」」
「なっ、何いィイイイイイイイ!?」
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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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