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ののこがふあーっとあくびした
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染井 湊
は、図書館で本を読んでいました。
毎日図書館に居る湊は、移動中も常に何か本を持っている本好きです。
その日も赤い瞳を本から離さない湊に声をかけたのは、たまたま図書館に来ていた
上下 左右
でした。
白いセミロングヘアに灰色の瞳の左右は、明るく人懐っこい性格です。
「ごきげんヨーロッパですわ先輩、何を読んでいますの?」
しかし湊からの反応はありません。
図書館は静かで、周りに人影はありませんでした。
音を立てないよう気をつけているとはいえ、湊と子供の頃からの知り合いである左右です。
杖の音や声に気づいてくれてもよさそうなものですが。
「むむむ、本に夢中でこちらに気づいてくれませんわ……えいっ」
左右は、ちょっと悪戯心を出しました。
(ろっこん発動して、本を閉じてしまいましょう)
左右のろっこん『Open to close』は、ドアや蓋など開閉できる物を開閉することができる能力でした。
コツン。いつものように杖の先端を床に打ち付けました……
しかしどうしたことか、本は閉じませんでした。
開いたまま、杖でコツンとした床に飛んできて落ちたのです。
「?」
「……!!」
目の前から本が消えた湊は、驚きました。
「そんな……私のろっこんは開閉のはずですわ……」
くず折れる左右に、ようやく湊はそちらに向き直ります。
「本が消え……なんだ上下か。なんでそんなところに座り込んでいるんだい」
「染井先輩、なんだか私のろっこんが……変わってるんです」
腰を押さえながら左右は立ち上がりました。
ちなみに同級生でも先輩と呼ぶ左右ですが、湊は実際に左右の2年先輩です。
「ん? ろっこんが変わっている?」
気づくと、湊の中にも何か違和感がありました。
「そう言われてみれば何だか僕もいつもと違うような……」
うまく説明できないのですが、その違和感がろっこんによるものだ、と感じたのです。
「先輩も? そういうことなら、実験ですわ!」
意気揚々と言う左右に、湊は答えるのでした。
「そうだね、ちょっと試してみようか」
「まずは私からですわ。なんだか、やり方がわかってきたような気がします」
杖の先端を『机』と『湊が座っている椅子』に打ち付けると、椅子が机に近づきました。
「なるほど、物と物の間隔を詰められるのですね」
「うう……」
湊はお腹が締め付けられて苦しそうですが、続けて実験です。
再び打ち付けると、距離が離れます。
「詰めたり開いたりできるようですね」
「ふう~」
続いて、杖を床に落ちたままの『本のページ』に打ち付けると、本のページが開きました。
「本のページとページの間隔を変えれば開閉みたいなこともできそうですね」
結果に満足した左右は、そのままろっこんを使って『本』と『湊のネクタイ』の距離を縮めることで、本を返そうとしますが。
まだ使い慣れていない為、距離の縮め方が急速すぎました。
「……いろいろわかってよかっヴッ」
本は湊のネクタイに急接近し、そのままネクタイに直撃。それはつまり湊の胸元に本が激突することを意味していたのでした。
「あら、ごめんなさい……練習が必要みたいですわね」
「じゃ、じゃあ次は僕の能力の検証だ。なんとなくだけど……やり方が分かる気がするんだ」
痛む胸元を押さえながら湊は言います。
「染井先輩のろっこんは本に栞をはさんで言葉をつぶやくんでしたね」
左右が言いましたが、
「もうつぶやく必要はない気がする……そうだな、上下、僕にチョップしてみて」
湊は不意にそんなことを言い出しました。
「は? いいんですか?」
ちょっとためらったものの悪戯好きの左右、遠慮なく楽しそうに湊にチョップを食らわせます。
「チョーップ!」
肩に思い切りチョップを食らった湊はちょっと顔をしかめつつ、シャープペンを取り出し、本に何か書き込みました。
そして本に栞をはさんで閉じます。それから、左右に言うのでした。
「もう一回」
「染井先輩……そういう趣味があったんですの? チョーップ!」
驚きながらも、左右は再び手を上げチョップを……
食らわせるはずだったのですが。上げた手はそのまま止まってしまいました。
「あら……? 手が動きませんわ。どういうことですの?」
「今度はどう?」
そう言いながら湊は本を開きます。
「チョーップ!」
今度は勢いよく左右の手が湊の首をチョップにいきました。
「ぐがぼっ」
湊は頭を抑えながら、まさに体を張って得たことを確認します。
「なるほど、僕の能力は本を閉じている間、本に書かれたダメージを受けなくなるのか……」
そして、さっきの書き込みを綺麗に消した湊は、本を閉じました。
「今日は検証出来て良かったよ、じゃあ帰ろうか」
「良かったですわね。これから先輩には常に新しい攻撃を考えなくてはなりませんわね」
「いや、考えなくていいから」
そんなやりとりをしながら本をしまい、二人はカウンターのほうへ向かうのでした。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月27日
参加申し込みの期限
2017年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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