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装飾譚:化粧品「白雪堂」
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「春の新作がいっぱいありますわ!」
新雪のような髪色の持ち主・
上下 左右
が瞳をキラキラさせながら店内を見まわしている。杖を持ちながらも足の調子は悪くないらしく、藤で編まれた小さな買い物カゴを楽しそうに揺らして新作のコーナーを歩いていた。
「可愛らしいリップクリームですわね。ほうほう、塗るとウルウルしてうっすらピンク色になるのですわね」
左右が興味をひかれたのは女子大生モデル・
城山 水樹
がイメージキャラクターを務める化粧品ブランド「Sonora(ソノラ)」のリップクリームだ。白地に金色の美しい模様が施されたパッケージである。手に取っただけで自分が素敵になれた気がした。
左右は色のサンプルを見ながら、ほぅとため息をつく。
「可愛いですわぁ。特にこのキャンディピンクが可愛いですわ。テスターは……あら? どこですの?」
横一列に並んだリップのテスターのうち、左右の目当てのものだけが抜けている。在庫はあるようだ。化粧品を試し付けできるか店員に聞いてみようと考えたとき、近くにいた黒髪の内側を青く染めた少女・
千歳飴 楓子
が左右に声をかける。
「左右氏。キャンディピンクなら楓子が持っているぞ」
「あらっ、千歳飴さん! ですわ!」
「パス」
「キャーッチですの」
普通科の楓子と芸術科の左右。クラスが同じになったことは無いが校内で見かけたことはあったため互いに名前は知っていた。
「千歳飴さんもお買い物ですの? Sonoraがお好きですの?」
「今日はなんとなく立ち寄ってみた。Sonoraはいくつか持っているけど、新作は楓子の髪色には合わなそうだな」
楓子が自身の毛先を持ち上げながら眠そうに唇を軽くとがらせる。楓子の言う通り、リップクリームの新作は春らしいパステルカラーや温かみのある色が多かった。寒色系の外見の楓子が付けるには工夫が必要である。
「私はピンク大好きですの! うぅぅぅ、やっぱりこの色正解ですわっ。買っちゃいますの! お買い物かごにどーんどーんですわっ」
左右は試供品用のコットンで色を確かめると、迷いのない動きでリップクリームを藤のカゴに放り込んだ。
「千歳飴さん、いえ、千歳飴先輩もご一緒しましょ! お買い物、ひとりよりふたりの方が楽しいですわ!」
期待に満ちた瞳を向けられて、楓子は「フレ申請は大歓迎だ」と応じる。
嬉しいですわっ、と左右が嬉しそうに杖を振り回した。
「左右氏、このチークもいいんじゃないか。あのベビーピンクのラメ入りのやつ」
「ポンポンするチークですわ!? フタが限定パッケージで可愛すぎですわ! こちらも買っちゃいますの!」
春限定のパッケージはイースターをモチーフにしており、ウサギと卵が描かれた可愛らしいデザインである。買う予定がない楓子も思わず手に取ってしまう魅力にあふれていた。
「ピンクもこれだけ種類があると楽しそうだな……髪色、久々に変えてみようか」
「あらっ。何色にしますの?」
鏡に映った自分の青を見ながら楓子が目を細める。
「インナーカラーだけピンクにしようかな。どこかにピンクを入れたい」
「あらっ。それはものすごーくイメージチェンジですわ! ちなみに、前はどんな色だったんですの?」
「前は金髪だったな。金髪にピンクメッシュもありだろうか」
ヘアケア商品の棚を移動しながらあれこれ考える楓子。水平に移動していた視線がブレーキを踏む。女王バチが描かれた青色の香水瓶が気になった。瓶の側面にオシャレな筆記体でNo.8と書かれている。
「左右氏。これ、目立つ場所に置いてあるけど有名なやつなのか?」
「Sonoraの定番ですわ! ここのポンプの部分を押すと、こんな風に綺麗な色の霧が出ますの。夜につけると髪がつやつやになりますわ」
No.8は保湿成分にハチミツが入っており髪の乾燥を防ぐことができる。香がいいためヘアコロンとして使う人も多い人気商品だ。
「私はピンクを持っていますの。ショートケーキの香ですわ。寝る前にこれを付けると、スイートでファンタジーな夢が見られますのっ」
「お菓子のにおいがするのか。青はブルーベリータルトだな」
赤がアップルパイ、白がバニラアイスクリームなど様々な種類があるようだ。楓子が紫の小瓶のポンプを親指と人差し指で軽くつまんでみる。薄紫の霧がほんのりと浮かんだ。
「おいしそうなにおい……お腹へってきた」
「ですわね! 千歳飴先輩、お茶しません?」
「うむ。断る理由がひとつもない。この青いの買ったら何か食べに行こう」
楓子は青色の香水瓶を眺めながら返事をした。水色のガラス面に自分の顔が映っている。
(これ使うなら髪は青いままでいいかな)
声に出さず結論を出した。
「左右氏。ぬこあつめとコラボしているカフェに行ってもいいだろうか」
「勿論ですわ。コラボカフェって面白そうですの!」
「にゃんこラテアートと、しましましっぽケーキが人気らしい」
「あざとかわいいですのー!」
ぬこあつめは陣地にエサや罠やしかけて猫がかかるのを待つ戦略ゲームである。気の抜けたグラフィックと高度な戦略性のアンバランスさが話題の有名アプリゲームだ。
「提案ですわ! カフェに行く前にお手洗いでお化粧しません? 一緒にプリクラも撮りたいですの!」
「楓子は化粧品買ってないのだが」
「私のがありますわ。おそろいでお化粧したいですの!」
「左右氏。やる気ゲージがマックスだな」
「ですのですの。さっ、いざお化粧ですの!」
「おー」
左右のテンションにつられ、楓子はのんびりとした動作で右こぶしを天に突き上げた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月19日
参加申し込みの期限
2017年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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