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花粉撃退大作戦
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【2】周辺調査
周辺調査の班は、更に武道と春香、修と瀬莉で二手に分かれることにした。
ちなみに瀬莉は、マスクもゴーグルもしていない。
彼女は、友人が花粉症でひどい目に遭っているのを見ていた。
そこに、ねこったーでこの作戦の情報が流れて来たのだ。
「友達が苦しんでいるのに、放っておくわけにはいかないでしょ」
そう呟いて、参加を決めた。
実際にヒノキの姿を目にして、なぜこんな巨大になってしまったのだろうか――とまず疑問に思った。
春香が言ったとおり、切り倒すにしても、かなり大変だろうことが想像できる。
ならば、その原因を――異変の源を探してみる方が近道なのではないか。
彼女はそうも考えたのだ。
一方、修の方も、この事象には何か原因があるはずだと推測していた。だから、それを見つけて除去すればいいのだと。
ちなみに彼は、ブルーシートで囲って花粉の飛散を抑える方法も考えてみたのだった。
だが、実際に巨大ヒノキを目にして、荒唐無稽な案だと自らそれを却下した。
そんなわけで、彼は瀬莉と共にあたりを観察しながら歩き回っていた。
瀬莉とは対照的に、修の方はゴーグルとN95マスクを着用している。
花粉症ではないが、念のためだ。
「このあたりの植物には、変わったところはないな」
丹念にあたりに生えた植物群を観察しながら、ゆっくり進む中、修が呟いた。
「そうね。……何か不自然に見えるものも、異常を感じるものもない」
瀬莉もうなずいて、ゆっくり進む。が、ふいに。
「あれ、なに?」
前方の草が密集したあたりに見えるものに気づいて、そちらを指さした。
「あれは……たぶん、あのヒノキの根だ」
彼女が示すものを見やって、修は軽く眉をひそめ、答える。
雑草の間を縫うようにして、ゴツゴツとした岩のようにも見える巨大なものが、そこには這っていた。
「……行ってみよう」
しばしそれを見据えていた修が、瀬莉を促す。
「うん」
瀬莉もうなずく。
二人はそのまま、そちらへ進み始めた。
一方、武道と春香は。
「ヒノキ以外にも、『巨大化』『花粉を激しく撒く』植物がないか、調べよう」
と言う武道に従って、修と瀬莉とは反対の方向を、やはりあたりの草木を丹念に調べながら進んでいた。
「可能性としては、キノコかなとも思うんだけどね☆」
「キノコなんて、このあたりに生えてるの?」
武道の言葉に、春香は鼻をすすりながら尋ねる。
ゴーグル一体型のマスクを着けていても、彼女はかなり苦しいようだ。
「秋に生えてるのは見たことあるからね。きっと、今の時期もあるんじゃないかな!」
「ふうん。……だとしたら、キノコって菌類だし、影響を受けてる可能性も、ないとは言えないわよね。……はくしょん!」
くしゃみと共に、ずずっと鼻をすすって春香はうなずく。
だが、ゆっくりとあたりを調べながら歩き回ってみても、他に巨大化したものや花粉を激しく撒き散らしているような植物は見当たらなかった。
「これは……あのヒノキだけが異常ってことなのかな」
改めてあたりを見回しながら、武道が呟く。
「そうね。今のところ、おかしな状態になってるものは、ないみたいだものね」
うなずいて春香は、彼をふり返った。
「戻って、ヒノキを調べてみる?」
「いいけど、俺、植物はあまり詳しくないんだよね。だから、調べるなら花粉を出すタイミングとか、どこから花粉が多く出るか……みたいなことかな」
「それでいいんじゃない? 枝を落とす参考にはなるでしょ」
おどけたように肩をすくめて言う武道に、春香は笑って返す。
その時だった。
修と瀬莉が、草をかき分け、速足でやって来るのが見えた。
「二人とも、こっちへ来てくれ。今回の原因じゃないかと思うものを見つけた」
修の言葉に、武道と春香は思わず顔を見合わせる。
そのまま、修と瀬莉に案内されるようにして、二人は歩き出した。
やがてたどり着いた場所には、蛇のように地を這うヒノキの根があった。
「これを見てくれ」
根の傍にしゃがみ、修が示した。
「これは……!」
武道が声を上げ、春香も目を見張る。
根には、太い釘が打ち込まれていたのだ。
「一つだけじゃないの。ほら、ここにも……こっちにもある」
瀬莉が、他の箇所も示した。
そう。よく見れば、その根の至る所に大小さまざまな大きさの釘や、銀色の玉が打ち込まれ、根を朽ちさせている。
最初にそれに気づいたのは、瀬莉だった。
修と共に見つけた根に近づき、じっくりと観察しているうちに、深く根に埋まっている釘の頭に気づいた。
そこで、修と二人で根を調べてみると、こんな状態だったというわけだ。
錆びた釘がかなり深く入り込んで、根そのものが腐っている部分もある。
「どうして、こんなことに……?」
思わず尋ねる春香に、修は肩をすくめて答えた。
「たぶん悪戯か、憂さ晴らしってところだろう。……それ以外に、樹木を傷つける理由があるか?」
「……そうね」
うなずく春香を見やってから、武道は修と瀬莉をふり返る。
「で、これが原因として、どうするんだ? 釘や銀玉を抜くにしても、それなりに手間がかかるぞ」
「それは、俺に任せてくれ」
修は言うと、息を止めた。
たちまち、彼の視界にある釘や銀玉が分解され、その欠片は全て打ち込まれていた根から飛び出して来た。
修のろっこん『分解』だ。
進化したその能力は、息を止めてさえいれば、彼の視界にあるものを分解することができた。しかも、分解したものを意志の力で自在に操ることもできる。
修は、移動しながら視界に入る全ての釘や銀玉を分解し、根から取り出して行く。
武道と瀬莉、春香の三人は、その間にも根をじっくりと観察し、まだ釘や銀玉が残っている箇所がないかを探すのだった。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月21日
参加申し込みの期限
2017年02月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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