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【星幽塔】第一階層 南の沼の人食いワニ
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【押して駄目なら引いてみろ?】
オルゴールの音は鳴り続けていた。
一行は、襲ってくるデスゲイツから距離を取り、沼から地上へと誘き寄せつつ、次の一手についての策を打ち合わせる。
「どうやら一度お腹の中に入ってしまえば、すぐに消化されてしまうことはないようですね」
雀への変身を解いた
御巫 時子
が、何かを思いついたような表情で仲間達に言った。
「うん。あの牙とデスロールは厄介だけれど、それさえ気をつければ内側から叩くのはアリだと思う」
日暮 ねむる
が、指ぬきグローブをはめた腕を曲げつ、伸ばしつ、神妙な顔で頷く。
それは、ここへ来る道すがら、クレイグにデスゲイツの特徴について訊ねたときから考えていたことだ。
最初は、自身の作戦が成功するかどうか半信半疑だった。
だが、
恵御納 夏朝
のオルゴールがまだ鳴り続けているのを聞いて、ねむるはいけると確信した。
「日暮、内側から奴を焼くなら、これを持っていくといい」
「では、私からも御巫に餞別だ」
新田 亮
と
旅鴉 月詠
が、ねむると時子に、テルミツ唐辛子と炸裂イモがセットになった強力爆弾を手渡した。扱いが難しい代物だが、上手くいけば効率良く鰐の内部を焼くことができるだろう。
「じゃあ、私が接近戦を仕掛けて、意識を二人からそらせるよ。この剣ではあの鱗には歯が立たないようだけれど、囮ぐらいはできると思う」
赤いベレー帽を被り直し、
桜 月
が剣士の光が宿った剣の柄を握り直す。
「よ、よーし! じゃあ、俺は水ぶっかけて援護するぞー!」
来島 アカリ
も魔水の光を宿した杖を高く掲げて、そう声を張り上げた。
「よし、じゃあ行こう」
ねむるの声に応じて、行動開始。
まずアカリが水弾を放って、無数の水しぶきをあげて、ワニの目をくらませる。
その隙に、月が一気に近づいて、鱗のない目の部分を突きで狙う。
デスゲイツはワニの特徴でもある横開きの瞼を閉じて、眼球を庇った。
それでも鱗よりは柔らかい瞼を突きで抉られて、痛みがあったのだろう。
大きく口を開けて、悲鳴じみた声を沼に轟かせる。
そこでねむるが大きく大地を蹴って、身体を半分口の中に突っ込む。
亮から預かった強力イモ爆弾を体の奥に放り込んで、魔火の全力噴射で着火と同時に緊急離脱を試みる。爆発。
『!?!?!?』
これにはさすがのデスゲイツも驚いたようだった。
目を見開き、その場で火を揉み消すように一人デスロールをし、やがて大きく口を開けて体内から黒煙を排出、しばらく動けなくなる。
効果は抜群だった。が、
「……って、燃え移った熱い熱い!?」
ねむるも炎のダメージを受けていた。彼は火を消すために沼にダイブして戦線から離脱する。
(チャンスです!)
雀になった時子がデスゲイツに突っ込んだのはそのときだった。
中で変身を解き、魔火の光で内部から焼く作戦だったが――。
(熱と煙でそれどころじゃありませんね……。あら……?)
と、そのとき、時子はデスゲイツのお腹の中にキラリと光る『何か』を発見し、ひとまずそれを加えて体内から脱出する。ひとまず安全なところに退避し、あとでじっくりと『何か』の正体を見極めるつもりだった。
さて、そうこうしているうちに、デスゲイツが再び動き始める。
しかし、その動きはこれまでより明らかに鈍っている。
少しずつ、勝機が見えてきている。
(今こそ例の作戦を実行に移すときなのです!)
きらりと瞳を輝かせたのは
椿 美咲紀
だった。
すかさず夏朝のもとに駆け寄って、
「恵御納さん、お願いがあるの! ねこさんシールを使って、デスゲイツをできるだけ軽くして欲しいのです!」
と、息を弾ませて頼み込む。
「え……? わ、わかった。やってみるっ!」
いきなりの提案だったが、夏朝はすぐに応じた。美咲紀の表情から、何か自信のある策があるのだと感じたからだ。
夏朝は進化能力でねこシールを発射した。小さなねこシールが矢のように走る。
『……ッ!』
しかし、そこでデスゲイツはカッと目を見開くと滑るように大地を疾駆して、そのシールをよけた。
「は、速いっ!?」
驚く夏朝に、デスゲイツは『俺はまだ本気出してないだけ』とでもいうような顔でニヤリと笑った。
「……あの顔、なんか腹立つわね!」
と、語気も荒く
水上 桜
が言った。どうやら本気でワニの顔がムカついたらしい。
しかし、ムカついていても、桜の頭の中は意外と冷静だった。
「……さっきのシールを当てたいのね? なら、私が先にクロスボウで意識を引きつけるから、タイミングを合わせて!」
「う、うんっ!」
目と目で合図を送りあい、二人は行動を開始する。
桜がまずは一の矢を放つ。鱗のない目の部分を狙った痛烈な一矢。
『……!』
それをデスゲイツは大きく振った尻尾で払いのける。
(よし、いまだ!)
そのときにはすでに夏朝はデスゲイツの死角にまわりこんでいる。
もう一度、ねこシールを射出。今度は命中した。
(やった……!)
夏朝は小さくガッツポーズを取ると、美咲紀に視線を送る。
それに、美咲紀も頷いて、それから勢い良く空を見上げて翼のついた杖をかかげる。
『シューくん、今なのです☆』
美咲紀の言葉が風とともに舞い上がる。
それに応えるように炎竜に乗った
八神 修
の影が上空から迫ってくる。
『GyAOOO!!!』
デスゲイツが上空から急襲する修に威嚇するように大顎を開く。
しかし、それはかえって修の作戦にとって好都合だった。
「よし、そのまま開けていろよ!」
修は騎士の光のサポートで、片手で巧みに炎竜を操りつつ、ロープに吊るされた鉤をデスゲイツの口の中に引っかけた。
「シューくん、入ったわ!」
「わかった。このまま持ち上げる!」
バサリと鋼の団扇のような羽音を立てて、炎竜がはばたく。
鉤には獲物にしっかり刺さるように『返し』がついていた。
それを修はしっかりと内側に食い込ませるように炎竜を操っていく。
『……!』
地上の仲間達はその光景を息を止めて、見守っていた。
作戦は概ね上手く行っている。鉤を結んだロープで、ワニゲイツがゆっくりと持ち上がっていく。
だが、重い。いくらねこシールの効果が働いているとはいえ、相手は全長6m、推定体重数百キロの大鰐なのである。
「くっ……! やはり重いか……!」
想像以上にまだ重さを残すデスゲイツに、修が、炎竜が、苦しげな声を漏らす。
「シューくん、がんばれっ!」
地上から美咲紀の声がする。彼女の魔風の光の力が鰐を押し上げて、少しだけ負担が軽くなる。
「八神君、あともう少しだよ!」
夏朝の声もする。彼女だけではない。デスゲイツを倒すために集まった同士達の声が修と炎竜を後押しする。
やがて、デスゲイツの身体が充分な高度に持ちあがる。
「よし、今だ!」
修はナイフで縄を切ると、ほぼ同時に炎竜の炎でねこシールを燃やして、重さを元に戻した。
刹那、重力にとらわれたデスゲイツの身体が、さながら隕石のようにぬかるんだ地上に落下し――
『GWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!?』
巨大な泥飛沫と断末魔を上げて、ついに人食いワニはその生命活動を停止させたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月16日
参加申し込みの期限
2017年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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