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【星幽塔】第一階層 南の沼の人食いワニ
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【人を食らう黒鰐】
そして、ついに一行は湿地帯の最奥にある巨大な沼に辿り着いた。
「ここがデスゲイツの住処……。大きな沼だな……」
炎竜に乗っていた
八神 修
は竜の翼をはためかせながらゆっくりと沼の近くのぬかるんだ土の上に着地した。
「シューくん。私は地上で、みんなを星の力で援護するわ。それで、例の手の準備ができたら風の便りで声をかけるね☆」
椿 美咲紀
が、修にやる気に満ちた笑顔で向き直って言う。
「ああ、頼む。では、俺は空からデスゲイツを探す。ほかのみんなは地上から奴の居場所を探してみてくれ」
修は炎竜にまたがり、沼の上空を偵察に向かう。
「私も空を飛んで、探してみますね」
そう言って、
御巫 時子
もろっこんで雀に変身し、沼の上からデスゲイツを探し始める。
「俺は双眼鏡で、沼の奥の方を探してみよう」
新田 亮
は、荷物の一つとして持ちこんでいた双眼鏡を覗きこみ、沼の奥の方を見渡し始めた。
「じゃあ、僕は沼のまわりを歩いて見ようかな」
と、言ったのは
恵御納 夏朝
だ。
「もし沼の中から飛び出して来ようとするなら、水面に何か変化があるかもしれないし盗人の勘が何かに役立つかもしれないから」
「僕も行くよ。瞬発力にはそこそこ自信があるし、魔火の光の力があるから急襲されても対応しやすいしね」
日暮 ねむる
も、夏朝の言葉に頷いて言う。
「私もそうするよ。私の星の力は剣士の光だから、勘の方はあてにできないけど、目は多い方がいいからね」
桜 月
も同意見のようだった。
三人は互いに視線を交わすと、互いの無事を祈り合いつつ、蓮の葉を渡って、沼の中心に進んでいく。
「それじゃあ私は沼の外周から支援と牽制に専念するわ」
と、
水上 桜
もクロスボウを手に中・遠距離に意識を集中させた。
「むー……。じゃあ俺はちょっと離れたところから、みんなの死角をカバーしようかなー」
来島 アカリ
は魔水の光を宿した杖をぎゅっと握りしめつつ、仲間達が不意をつかれないように遊撃手のような立場で動くことにする。
「ふむ。探索の手は足りているようだね。では、私は戦闘の準備をさせてもらうことにするわに」
旅鴉 月詠
はそう言うと、スケッチブックからどろりと濃厚な緑色の液体を大量に取り出し始めた。それは星型の薬草でつくったハイポーションであり、濾せばそれなりに飲めるが、月詠はあえて濾さなかった。何故ってその方が面白そうだから。有体に言って鬼である。
* * *
さて、そうして、全員で協力して探索にあたり始めてから程無くした頃のことだった。
最初に『それ』を発見したのは、ぼんやりワニ肉の味に思いを馳せていたアカリだった。
(そういやワニ肉ってどんな味するのかなー。なんかササミに似てるって聞いたことある気もするけど……って、え!?)
アカリはすっと血の気が引くのを感じた。
蓮の葉を渡り歩く夏朝の後ろに、小さな小さな気泡が浮かんでいることに気づいた。
「……え、恵御納っ! う、後ろっ!」
アカリは、ほとんど反射的に大声で叫んでいた。
ほぼ同時に、雀の険しいチュンチュンチュンという鳴き声も聞こえた。空を巡回していた時子もいち早く状況に気づいたのである。
「……っ!?」
二つの声に反応した、夏朝の動きは素早かった。元より盗人の光の力で嫌な予感はしていた。ただ具体的に、どこからどう来るのかがわからなかったのだ。
夏朝は振り向き、同時に戦輪を放つべく手甲を構えている。
そして、夏朝は見た。沼の水面から黒い、夜の闇よりも深い漆黒を湛えた黒い鱗をまとったモンスターがその姿を現す瞬間を。
(……っ、大きい!?)
全長6メートルという数字から頭の中でイメージする姿と、現実に実物を目の当たりにした姿とでは、その存在感の次元が違う。
心臓が縮み、身体が竦みそうになる恐怖に抗いつつ、夏朝は仲間達に目標の発見を告げる。
「みんな、デスゲイツが――」
しかし、デスゲイツは最後まで言わせない。巨大な顎をばっくりと開いて、小柄な夏朝を丸のみせんと身体を突っ込ませてくる。
「恵御納さん、危ないっ!」
すぐ近くにいたねむるが彼女の身体を抱えるように飛びつき、別の蓮の葉へ飛び移ろうとする。
無茶な姿勢からの危険な跳躍であったが、ねむる自身の魔火の光の炎の急噴射で姿勢を制御し、さらにそこに美咲紀が魔風の光で後押しをしたことで二人は無事に隣の蓮の葉へ着地することができた。
「ふぅっ……。危機一髪だったね」
「……うん、ありがとう、日暮君」
二人が安堵の息を吐いたのも束の間、次の瞬間には、デスゲイツは再び彼らを標的に定めて飛びかかろうとしてくる。
『二人とも、次が来るわ!』
「ああ!」「うん!」
美咲紀からの風の便りに応じて、ねむると夏朝がまた別の蓮葉に飛び退る。
結果、攻撃を空振りに終わらせたデスゲイツの背中に無防備な隙が生じる。
『みんな、今よ!』
また風の便りによる号令。
それにあわせて、月が片手剣による刺突をし、次いで桜と亮が弓を引き絞り、さらに修とアカリがそれぞれ炎弾と水弾を星の力で射出する。
全て命中。
一行は、動きも、息も確実に合っている。
しかし、
『GyaOOOO!!!』
その鰐の喉から迸る咆哮は、悲鳴というより怒りのそれだった。
『……き、効いてないわ! みんな、反撃に気をつけてなのです!』
美咲紀の声が届く。やはり正攻法ではダメージが通らないようだ。
「……だったら、これはどう!?」
そこで、夏朝は奇策に出た。ねこシールを貼って、ほとんど重さをゼロにしていたオルゴールのネジをめい一杯に巻いて、鰐の口に投じてみる。
『……?』
ぱくり、と鰐はそれを丸呑みした。
その効果の程を、一行はしばし固唾を飲んで見守る。
が、
『GyaOOOOO!!!』
直後、鰐は何事もなかったように再び襲い掛かってきた。
「ですよね!?」
ちなみに口の奥からはちゃんとオルゴールの音が聞こえてきた。どうやらかみ砕かれてはいないらしい。
オルゴールそのものの効果はいまいちだった。
だが、それは一行の次の一手を導く一手ともなることを夏朝はまだ知らない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月16日
参加申し込みの期限
2017年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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