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夕方、何する?
星ケ丘寮:魔女の座:沈む夕陽
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「ごきげんよう」
よく聞く声が響き、月は顔をそちらへ向ける。
気兼ねなく話せる間柄の月詠がそこにいた。
「これから散歩か?」
「いつもの様に。月詠さんは?」
「ぼーっとしてるだけ」
昼と夜も入れ替わるし、休んでいる。
そう話す月詠の傍には肘付きのハイバックチェアがあり、のんびりしていたのだろう。月をたまたま視界の隅に収めて身を起こしたのだろうが、その前の時間はきっと彼女らしい時間を過ごしていただろうし、きっと今も彼女らしい時間の最中。
だって───
「何を描いていた?」
「彫刻の図面」
月は月詠の手にスケッチブックがあったのを見逃してない。
深刻な職業病、と月詠は言うけど、月も他人の事は言えない。
「私も散歩から帰ったらデザインを仕上げて、形にしてもらおうと思っている」
「それは楽しそうだ」
「ああ。私も今から楽しみだ」
月の予定を聞いた月詠へ月も小さく笑みを作る。
大切な友人と楽しみを共有するのは、孤独から遠い。ここは怖くない。
「それでは行ってくる」
「楽しんでくるといい」
手を振る月詠に送り出され、月は星ヶ丘寮を出た。
「では、行こう」
今は月を傷つけない太陽と言葉にならない思いと共に、月のいつもの散歩が始まる。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆
月を見送った月詠は、再び腰を沈める。
そう、太陽は今日の断末魔を上げる刻限だ。
朝から昼の栄華を極めた太陽は空から海に堕ち、溶けて消えていく。
その後は月と星が空の主として輝きを見せ、明日の太陽が生まれるまでの栄華を謳うのだ。
全てを傍観できる玉座は、天空庭の魔女の玉座……という表現もしてみたくなる。
「集中すれば、月を愛でるにも間に合うだろう……いや、休んだほうがいいだろう」
月詠の身体もまた、太陽が断末魔を上げた後の時間は休みたいと主張するのだ。
我ながら良い出来と評価する図面を形としてこの世に生み出した後の話は、ひとまず脇に置くとして───月詠はロイヤルミルクティーの残りを飲み、最後のクッキーを口の中に入れた。
「お茶の時間は終わりだ」
もうそういう時間なら、夕食までの間集中しておきたい。
「今日は、お任せにするか」
メイド達にそろそろ夕飯の希望を聞かれる時間だ、月詠はお任せと伝えるべく、メイド達を呼ぶ。
それに、今日は一緒に食べようという提案もしておこう。
「嗚呼、太陽が海に堕ちていく」
その全てを見届ける事はないが、太陽はこの日の最後を告げ、消えていく。
やってきたメイドに夕食の話をした月詠はスケッチブックと共に生まれかけの作品の前へ戻る。
「ごきげんよう」
今日の最期を迎える太陽よ。
身体を休めるべく家路に着く全ての者よ。
「そしてごきげんよう」
今日の始まりを迎える月よ、星よ。
今より始まる全ての者よ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
幸村
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月17日
参加申し込みの期限
2017年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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