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夕方、何する?
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八神 修
と
椿 美咲紀
が新聞部の部室のドアを開けると、部員達が顔を向けた。
「射撃部お疲れ様ー!」
「有難う、というのも変だが」
射撃部にも所属している2人は射撃部でランニングと射撃練習をしてから新聞部に来る、という話は事前にしていて、ランニングと射撃練習で汗を流し、臭いも考えた修の提案でシャワーを浴びてから来たので、2人が部室に入ったのは他の部員よりも遅い。
既にお菓子が机の上には広がっていて、皆楽しく作業していたのが判る。
美咲紀もニャットカットを机の上に広げ、自分も飲むからとお茶の準備を始めた。
「シュー君は何か飲みます?」
「美咲紀は何飲む?」
「最近お気に入りのミントティーなのです。すっきりするのですよ」
「では俺もミントで」
美咲紀に淹れてもらったミントティーはティーパックで本格的なものではないが、清涼感がある香りが鼻腔を擽る。
口にしてみると、すーっとした味わいが広がっていく。
「飲みやすいな」
「八神くんもそう思う? ハーブティーって飲みにくいのもあるけど、ミントティーは飲みやすいって思ってる」
「僕は逆に歯磨き粉飲んでるみたいで苦手」
「歯磨き粉……」
修の感想に部員達が自分のミントティー評を口にする。
感想は人それぞれとは言え、歯磨き粉の感想には笑うしかないけど。
「お菓子何か食べる? これ新発売だけど、当たりだった」
「いや、すまんが、菓子は遠慮しておくよ。記事の編集作業に専念したい」
「あ、シュー君、記事のチェックお願いしたいのですよー」
「解った。今見る」
修が部員から勧められた新発売のポテトチップスを断っていると、黙っていた美咲紀が顔を上げた。
話題に入っていなかったのではなく、お菓子とお茶、それにキーボードがないと書けない派の美咲紀は原稿を書くのに集中していただけで、会話自体は聞いていた。
修も美咲紀は声を掛けるタイミングを見計らってくれたと気付き、共有フォルダを覗く。
「皆結構原稿が上がってるな。美咲紀のはこれか」
「写真の位置なんかも相談したいのですよ」
美咲紀が修の隣にある椅子に腰を下ろす。
他の部員が書いた記事とのバランスもあるから、編集作業をする修と相談しながらやらないと。
美咲紀が書いたのは、春本番間近な街のお花見散策というコラム的な記事で、撮らせてもらったサイネリアの写真や庭の外観が添えられている。サイネリアの写真だけにしなかったのは全体像を見せたほうが春の近づきを感じてもらえるのではという、他の部員の意見があったからだ。
「サイネリアの写真、もう1枚あるか」
「ありますよ。実はこっちにしようかとも迷ったのです」
「記事と独立させて、星ヶ丘の春と山の春で写真コーナー作ったらどうだろう」
修は山の中で撮った写真を見せていく。
木漏れ日や大木とは別に見たことがない草花は、春の息吹。
同じ寝子島なのに印象が全く違っているけど、どちらも春を待ち遠しく思っているのは同じ。
「紙面の一番下、今回は余裕が出るからいける」
「それなら、この写真も共有フォルダに入れるのですよ」
修が全体を見せて説明すると、美咲紀はすぐさま写真を共有フォルダへ入れる。
「この花達だけでなく、島の中で梅や桃が綺麗に咲いている場所も紹介したいですよね。シュー君、何処かいい場所知りませんか?」
「綺麗な場所……九夜山の登山道からちょっと離れた場所が綺麗だった」
記事に添える写真のひとつ、風に揺らめく桃色を携えた樹を指し示した。
「綺麗ですねー」
「緑の中にふわりと舞う桃色の灯のようだった……が、花見をするには一寸難所だな」
美咲紀の言葉に反応した部員達も写真を覗いて、綺麗と声を上げるが、修はその後足元不注意で身体を滑らせ怪我はしなかったが迷子になったのを思い出し、苦笑した。
花見の名所が迷子の名所になっても困る。
「梅や桃だと公園には沢山ありそうだけどねー」
「お花見、となると、案外難しいかもしれないのですよ」
「それはあるな。結構植えられてないと見栄えしないし」
桜なら寝子高がお花見に適してると思うけど、梅や桃は?
(桜の花が咲くまでにお花見ピクニックできたら楽しいもん)
それもあって、寝子高ではない場所がいいかなって思う。
桜の花が咲く前に梅や桃でお花見できる場所はどこだろう?
普段暮らしてるけど、普段暮らしてるからこそ、気づいてないのかも。
そう考えたら、寝子島の中には新聞のネタがたくさんある。
部員達の間にもお花見スポットが記事になるかも、なんて声が。
「次は寝子島お花見スポット特集をしても面白そうだ」
皆で楽しく話しながら紙面を作って、やっと完成という頃には下校時間。
明日は印刷して、という所まで進められた。
「シュー君、一緒に帰りましょ☆」
「あ、すぐ終わるから待ってて」
鍵を掛けた修が携帯を取り出し、電話を掛ける。
「俺だ。今終わった。真っ直ぐ帰る」
どうやら自宅に電話をしていたらしい。
「これで帰宅に合わせて夕食が出来るってわけさ」
「それでお菓子を断ってたのですね」
射撃部で身体を動かしていてお腹は空いているはずなのに何でだろうと思ってたけど、修は夕食のことを考えていたからのようだ。
修は美咲紀にその事を素直に認め、健康のために菓子はあまり食べないようにしているけど空腹で美味しそうに見えていたと教えてくれた。
「そのぶん夕食が美味くなるさ、と切り替えたが」
「そういう発想はいいと思うのですよ」
部員には作業専念の説明のほうがいいだろうけど、友人相手なら言っても大丈夫。
修はそう思って言うと、美咲紀はやっぱりにこにこ修の言葉を認めた。
「あ、そういえば、明日は印刷だから、刷り上がるまで何してましょう」
「空き時間は常に勉強だが」
「楽しそうに微分の問題集開いてましたねー」
「数式が呪文みたいだと……え、変?」
最後の記事を待つ間、修は微分の問題集を楽しく解いていたため、もしやと困惑するくらい周囲の反応は気付いてなかった。
美咲紀は数学を教えてもらうこともあるし、修が楽しそうだったから自分も楽しい気分になったけど、数学が苦手な部員が驚いていたのは知っている。
「シュー君らしいからいいと思うのですよ」
──なんて、話してたら、向こうから歩いてきた猫達が修を見て鳴き声を上げた。
「シュー君、今日も好かれてますね」
「集会でもあったかもしれない。夕飯考えて解散したかもしれないが」
「私達みたいに下校中だったら楽しそう」
挨拶を返した修と美咲紀に新しい話題が発生した。
「寝子島だけに猫も下校、か」
「猫高……裏寝子高、みたいな」
「それだと、猫は猫で俺達が裏だと思ってるかもな」
ホントの所は判らないけど、あれこれ想像するのは楽しい。
気づけば、星ヶ丘。
寮の美咲紀と自宅の修は分かれ道で、また明日と別れる。
(こんなに空が綺麗なら、猫の下校もありえますね)
(こんなに空が綺麗なら、集会に留まってる猫もいるかもしれない)
美咲紀も修もそんなことを考えながら、ドアノブに手を伸ばす。
という訳で、ただいま。
今帰宅しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
幸村
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月17日
参加申し込みの期限
2017年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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