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夕方、何する?
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騒がしいという程ではないが、寮生が帰ってきたのだろう、寮の内部に生活音が増えてきた。
カーテン越しに外を見ると、空の色が青から茜へ変わっていて、夕方に差し掛かった事が窺える。
「もうすぐ日が落ちるな」
桜 月
はカーテン越しに確認した後、レースのカーテンと窓を開けた。
途端、春に近づいているとは言え、まだ暖かいとは言えない風がレースのカーテンを揺らし、月の白い髪を撫ぜるように攫っていく。
けれど、月は窓を閉めない。
もうこの時間の日の光は月を傷つけないから、安心して太陽に逢えるのに風を理由にガラスで隔ててしまうのは勿体ない。
(昼はあんなに燦々と輝いて存在を示しているのに)
この時間に逢う太陽はそうではない。生まれつき色素が非常に薄く日光に弱い月を傷つける事なく、まるで別物の様だ。
だから、という訳ではないが、特別に感じる事もある。
今日は、奇麗だし。
(憧れもある)
奇麗と思う心以外にも憧れる気持ちがある。
燦々と輝いて存在を示している空の下を存分に動き回りたいと思う願いもある。
気がついたら、ノートを開いていた。
(胸の中を駆け巡る思いは言葉にならない)
けれど、形にしたい。
祖父母の趣味をきっかけに服をデザインする様になり、将来の夢にもなった。
この形を認めてもらえたら、自分の言葉にならない想いを認めてもらえると思える。
(それに───)
月の心に浮かび上がるのは、たった1人。
いつも傍に居て欲しいと願う大切な恋人で、学友で、メイドである青い瞳の彼女。
彼女にも自分がデザインしたドレスや装飾品を身に着けてほしい。
その思いのまま、デザイン画を描いていき───手を止めた。
「……仕上げは帰ってきてからにしよう」
終わる頃には散歩する様な時間ではなくなっているだろう。
準備をして散歩に行こう。少し足を伸ばしてシーサイドタウンへ行ってみてもいいかもしれない。
帰る時間を考え、窓を閉め、レースのカーテンへ手を伸ばし、止めた。朝まで月を傷つける程の日の光は姿を現さないし、部屋を出るまでこの夕日を眺めていたかったから。
「では、いってきます」
月は窓の向こうに居る夕日に告げ、部屋を後にする。
ふと、海はどんな色をしているか気になり、庭を経由することにした。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆
旅鴉 月詠
は、砂糖を入れていない濃いめのロイヤルミルクティを味わって飲む。
サクサクのバタークッキーに合う様に淹れられたその濃厚な味はバタークッキーと味の喧嘩をする事もなく、月詠の中で余韻を残す。
「昼と夜の入れ替わりの時間……けれども、休息の刻限であるか覚醒の刻限であるかは一律ではなく」
家猫ならば家へ帰り、身体を休めるだろう。
野良猫ならば身を起こし、これより活動を開始するだろう。
この刻限はそうした境の刻限である。
夕刻の表現を頭に思い浮かべるのは、単純に夕方と表現するだけというのも面白くないからだ。
「やはりここから見る夕日は良い」
月詠の部屋は海を望んでいる。
その部屋は、魔女の座であるアトリエ。
今、身を沈めているバックチェアがある場所はその中でも天空庭としている。
夕日を眺めるには打ってつけの場所でもあり、今日最後の余韻を輝かせている太陽の対たるバックチェアは玉座を思わせる。ここが空いていたのは偶然であったが、運が良かった。選んだ自分の目に狂いはなかった。
そう思う月詠はカップを置き、バタークッキーに手を伸ばす。
サクサクした歯触りで口の中で溶けていくかのようだが、バターの風味も甘さもくどくない。
先程まで木製彫刻に集中していて、その休憩でもあるお茶の時間に相応しいものだ。
「とは言え、これは職業病とも言うべきか」
手にあるのはスケッチブック。
創り出している作品の図面がここに書かれていて、月詠は休憩中も広げて見ていた。
手放せないのは芸術家としての職業病だろう。
「おや」
月詠は何気なく寮の庭へ目をやった先にデザイナーたる友人の姿を見つけ、腰を浮かせた。
入れ替わりの時刻、こんな出会いもあるものだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
幸村
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月17日
参加申し込みの期限
2017年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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