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●エンジョイ! 迷子街道
「……完全に道に迷ったな……」
春うららな休日。
日課ともいえるネットサーフィンに区切りを付けた
水守 流
。
固まった体を、両腕上げて一度後ろに大きく伸ばす。
ふと時計を見ると、いつもより今日一日の時間にまだ余裕があり。
たまにはねこモンGOに関係なく純粋に散歩でもしてみっか、と珍しい事を思いついた。
……のが間違いだっただろうか。
予定した景色とは全く違う場所にて、現在立往生中である。
「いいじゃんか、男には探検したくなる時があんだよ」
台詞めいたそんな自身への言い訳を呟きながら、さして気にした様子無く目新しそうにレトロな雰囲気が立ち並ぶ外観たちに沿って歩き出した。
このまま迷子ツアーとでもしゃれこむかねぇ。
どこか楽し気に流が口の端を微か上げた時、背後から歌のようなでっかい独り言のような、そしてどこか聞き覚えのあるような、そんな声が聞こえてきた気がしてつと振り向いてみる。
「キャットロードをまっすぐー♪ station 駅を右手に―♪ のらいぬの十字路をright!」
まだ姿は見えないがその声は次第にこちらに向かってきているらしく、大きくなってくる。
とはいえ、その独特な喋り方から流にはなんとなく声の主の察しがついた。
「ハトがいっぱいいる道をまっすぐー♪ お昼寝中のねこーの居る道をleft!
まーがーるーとー! friendly park!! …… oh。ではーないデスネー。何処デス?」
「いや俺が聞きたい」
クロネコカバンをうきうき揺らし曲がり角から現れた、
トワ・E・ライトフェロゥ
の姿を見れば
流の口から思わずツッコミが飛んだ。
打って響いたような返しに、クリン☆と空色の瞳を振り返らせると、トワの両手がバッと広げられる。
「Fellow soldier! ナガーレ! そのセツはー、みわく的な一夜をサンクスデース!」
「呼ばれるたびにイントネーションが変わっている気がするがそこはまあいい。
せめて『楽しいひと時』とかにしてくれ……俺が捕まりかねねえ気がする。ひさしぶり」
ツッコミが追い付かないものの意外と律儀に挨拶も返す流。
「散歩か?」
「Yes!」
「……迷子じゃねえの?」
「Non! まいごーというガイネンは、まいごと認識すると起こるデス。
トワはー、あーおーもーりー位までいっても迷子ではないデスカラ―」
それは迷子じゃなくもはや遭難じゃね? という言葉はキリが無さそうなので放棄された。
「ナガレーも、ナウ、冒険ちゅーデス?」
「ああ、いや俺はー……」
「冒険チガウましたらー、短剣デス?」
「脳内変換の字違くね? ……まぁ、そうな、俺も探検中かね」
「ではgo♪ 一緒するマス!」
……なるようになれか。
断る理由を考えるのも面倒と踏んだ流、返事を聞かずしてすでに歩き出したトワの後ろを、仕方なさそうにくっついていく。
特にあてもなく道をゆけば、程なくして潮の匂いが二人の鼻をくすぐった。
「お、こっちに進めば漁港の方に出るのかな?」
「Let’s go! adventure は何時だって突然にやってくるものだと思うマス」
「へぇ、面白い言葉知ってんな。テレビだか本だかの受け売りか?」
「トワがついさっき考えた名言デス」
反射的に口が開きかけた時、流のお腹がその瞬間グゥゥッと音を立てる。
せいぜいが学校までの往復かゲームセンターか、な行動範囲である流、程よい疲労と空腹に足を止めて周辺を見渡した。
「漁港とくれば海鮮、ちょうど歩いて腹も減ってきたし、何か海鮮物を安く食えるとこでもねぇかな?」
「イチバの横にー、set lunch、テーショクショップあるマス」
「よく知ってんな」
「エッヘン☆ トワは、adventure いっぱいケーケンずみデース」
つまり以前にもこの辺迷い込んだことがあるということだろうか。
本人に尋ねるのを省いて進んでみると、トワの言う定食屋はすぐに発見できた。
「へー。海鮮丼のセット、色々あるっぽいな。なぁ、オススメとかあるか?………、……ん?」
すぐに返答が来るかと思いきや、待てども沈黙という間が伸びていくだけ。
流がふと振り返ってみると、そこに立っていたはずのトワの姿は忽然と消えていた。
代わりに、『あそこに見えるーはー、ナンデショー♪ とーつーげーきー』と遠ざかる声一つ。
一瞬、小学生なトワを追いかけておくべきかとよぎるも、ギュウウグルルルーと美味しい物を待ちわびるマイ腹が
切なそうな泣き声を上げる。
……気付かなかったことにすっか。
流、あっさり暖簾をくぐって席に着いた。
「ふーん……オススメは3種盛りと。値段も、手持ちで足りそうだな」
「おぅ兄ちゃん! ウチのは量多めだぜ!」
「ん、ならそれで」
威勢のいい板前さんに後押しされて注文を済ませた。
活きの良い材料たちばかりの為か、すぐに料理は運ばれてくる。
一口食べると微か流の瞳が輝いたかと思うと、あっという間に大盛り量な丼はカラッポとなっていた。
「兄ちゃんイイ食べっぷりだったねー。また来いよ!」
「ごちそーさんでした」
店を出ると、そそくさスマホを取り出しメモ機能へポチポチ。
これは当たりの店を見つけたな。また来てみよう。
こうして小さな探検旅行を締めくくるべく、板前から聞いた駅までの道へと踏み出して。
ふと開いたスマホを、またポチリ。
「……おっ。ここ、ねこモンのジムあんじゃん」
結局探検旅行記は、流らしく幕を引くのであった。
◇ ◇ ◇
さて。新たな冒険へ旅立っていったトワの所在地はというと。
「夕日の~~~、カバヤローーーーデ―――ッス!!」
沈みゆく太陽に向かって叫んでいた。
野を超え山を超え、途中お供に連れていた野良ネコや野良犬たちにすら飽きられて。
素晴らしい体力の下、山の中腹まで登りつめていた。
「仲間の犠牲(=ねこやいぬ)を踏みこーえて、得たこの夕日はナントモかえがたいデス☆」
どこかでかじった情報からか人間に備わった不思議本能か、夕日を尊んだ叫び台詞だったようだ。
クロネコカバンから取り出した水筒をきゅぽんっと開けてグビリッ。そして達成感の大きな深呼吸。
「んー。頂上まで行けなそうなのが、ムネン、デースネー」
次回のアドベンチャーこそは! と夕日に決意☆
なお、トワは決して自ら帰路を探すことなどしない。する必要がない。
「大人しく待つのがシュクジョのたしなみデース♪」
物凄く苦労してやってきたお迎えのヒトがいたとか ――。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月03日
参加申し込みの期限
2017年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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