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何でも屋『いぬもり』の日常
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大天使 天吏
が足を踏み入れるや、何でも屋『いぬもり』の空気が変わった。
「あ! あんた!」
と声を上げたのは
犬杜 初
で、店主の
犬杜 一閃
は目を見開いたまま固まってしまっている。
「ねえ、クローネ様の世界でのことだけど……」
「初ちゃん、それはまた今度にしましょう」
にっこりと微笑して、天吏はごく穏やかに鴉の神の話題を受け流した。
視界の端っこに、一閃が細く息を吐くのが映る。
天吏を見る眼差しこそどこか痛々しいが、身体の強張りは幾らか解けたらしい。
緩く、天吏の口元が弧を描いた。
それは目前の初の為の笑みでもあるし、一閃の反応を確かめたが故のものでもある。
「チラシを見てやってきたわ。初ちゃんのお家、何でも屋さんなのね」
言って、天吏は初に許可を取ると、古びたテーブルの上にそっとケージを置いた。
興味津々ケージの中を覗き込んだ初が、「あっ!」と瞳を煌めかせる。
「猫! 可愛い!」
頬に手を当てて、天吏は軽く首を傾けた。
困っている、と初達に訴えるように。
「……4時間以上間を開けないで飼うべきなんですって、この時期の子猫は」
「へええ、そうなんだ」
「だけど学校もあるし、フィールドワークで家を空けることも」
天吏の言葉に、今度は初が首を傾げる。
「……ふぃーるどわーく?」
「ああ……それで、その格好か」
こちらは得心した様子の一閃が、ようやっと口を開いた。
山歩きをする為の格好一通りに身を包み、重たいリュックを背負っている天吏である。
微笑んで頷くことを、天吏は答えとした。
「よくわかんないけど……ただのファッション、ってわけじゃなかったのね」
「ええ、そうなの。それで、今日はこの子を預かってもらいに」
頼めるかしら? との天吏の言に、一閃は複雑な面持ちながら確かに頷いてみせる。
「良かった……餌や簡易トイレは、ちゃんと用意してあるから」
言って荷物を広げようとする天吏へと、顔を向ける初。
「動物飼うのって、やっぱりそういうのですごくお金掛かるのよね」
「そうね……餌代やその他もろもろの費用はバイトで賄っているの。親には頼らず自分の手で、と思って」
一閃が、少し驚いたような顔をしたのを天吏は見逃さなかった。
「……そんなに意外だったかしら?」
「いや、その……可愛がって、いるんだな」
苦笑交じりに問う天吏へと、言葉に詰まりながらも一閃はそんなふうに応じる。
子猫に愛情を抱いていると相手が思ったらしいのを察しながら、天吏は笑みだけを返した。
そうして、子猫の為の荷物を取り出す作業に戻る。
「今日だけじゃなくて、学校のある日も含めてこれから定期的にお世話になることってできる?」
荷物を広げ終えてそう水を向ければ、一閃は頷くことでそれに答えた。
えへん! と初が自慢げに腰に手を当てる。
「お兄ちゃん、動物の扱いは得意よ! そういう依頼、結構来るから」
「それなら益々安心ね。猫が大きくなるまで、面倒を見てもらいたいわ」
「任せといてよ! そしたら、お得意様ね」
初の言い様に、天吏は少しだけ笑ってみせた。
「私の家で本当は見るべきなんだろうけど、わざわざ来てもらうのもなんだし、ここで大丈夫かしら?」
「……ああ、問題ない」
じゃあそれで、と応じて、天吏は今度は初へと声を投げる。
「初ちゃんも、遊べるんじゃないかしら」
「遊んでいいの!?」
「ええ、勿論」
クスリ、少し笑えば、頬を幾らか上気させた初が、
「ね、この子名前は?」
と、身を乗り出すようにして問いを零した。小首を傾げる天吏。
「名前? そういえば決めていなかったわ……初ちゃんにお願いしようかしら」
この子の名前なにがいい? と柔らかな声音で尋ねれば、初は暫し考え込んだ後で、
「アオ! ほら、綺麗な青色の目をしてるでしょ?」
と自信満々に声を張った。初、と、一閃が窘めるような声を出す。
「人様の家の子の名前を、そんな簡単に……」
2人のやり取りを、天吏は口元に仄かな笑みを湛えて見守った。
一閃が纏っていた張り詰めたような空気が、いつの間にか、少しばかり緩んでいるのを感じながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月29日
参加申し込みの期限
2017年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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