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俺達がネコモンだ! ver.紅
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【epilogue】
そして、彼ら・彼女らのEXPはゆっくりと目標値へと近づいていく――。
* * *
真境名 アリサ
は悩んでいた。
「ねこだましって相撲の技よね。なんでまねきニャーが憶えるのかしら」
そう思っていたまさにそのとき、
「……そこのねこモン、この俺――『ふなむしゃー』といざ尋常に勝負だ!」
どこからともなく『ふなむしゃー』が辻斬り的に勝負を挑んできた。
(――使うなら、今しかないわね!)
その瞬間、アリサは『ねこだまし』を発動させた。
* * *
水守 流
は、あと少しでEXPが溜まるのがわかっていた。
だから、この『であいがしら』の一撃で全てを終わらせるつもりでいた。
だが、
『アリサは ねこだましをつかった』
「……なにッ!?」
先行発動するはずの『であいがしら』よりも先に、アリサの『ねこだまし』が発動し、流のわずかばかり残っていたHPを一気に奪い取った。
(……そうか。同じ先制攻撃技だったら、『ねこだまし』の方が優先度が上だったのか……!)
「く……。やるじゃないか……。見事な『ねこだまし』だったぜ……!」
流は、負けてはしまったが、満足だった。実にねこモンらしいバトルを演じられたことに顔には笑みさえ浮かんでいた。
「……よくわからないけど、勝てたみたいね」
アリサも、ほっと安堵の息を吐いた。
二人はバトルを通じ、ほのかな友情(?)のようなものが芽生えた気がした。
そのとき、二人のEXPが目的値に達し、
『!?』
次の瞬間、眩い光に包まれた二人は無事に元の姿に戻り、元の世界へ戻ることができていた。
* * *
佐藤 瀬莉
は、九夜山から離れると街の本屋で空中に浮かぶ本と、それに向かって話しかける一人の少年とねこモンの姿を発見した。
「……な、なんで、本が浮いてるの?」
瀬莉は、一瞬『おばけ』かと思ったが、すぐにそうではないと気づいた。
「いや、違う。よく見たら――ねこモン!?」
そう。じっと目を凝らせば、そこには足がなく、手だけが別パーツで浮かんだ『おばけ』のようなねこモンがいた。
特性――うすいかげで、よく見ないと見えないという可哀そうなねこモン――キザシンシだった。
「……君、僕が見えるのかい!? 君はいったい!?」
瀬莉の言葉に、キザシンシはもの凄く嬉しそうな顔で振り返った。
「あ、あたしは佐藤瀬莉だけど……。で、この子はファイニャロー」
瀬莉が名乗ると、キザシンシは「ありがとうありがとう、瀬莉ちゃん、ファイニャローくん」と涙目で握手をしてきた。姿を認識しただけでご覧の有り様である。
なんかもうそれがあまりにも可哀そうで、それだけで瀬莉の胸とEXPゲージはいっぱいになりそうだった。
と、そこで、
「あ、すごーい! 俺にもキザシンシさんが見えるようになったよぉ!」
すぐそばにいた少年がはしゃいだ声をあげ、それにまたキザシンシが凄い勢いで振り返った。
* * *
曖浜 瑠樹
は、突然やってきた瀬莉のおかげでキザシンシの姿が自分にも認識できるようになったことに喜んでいた。
思わず、
「あ、すごーい! 俺にもキザシンシさんが見えるようになったよぉ!」
と口にする。
すると、
「……君、僕の名前を知ってるのかい!? 君の名は!?」
と、キザシンシはどこかで聞いたような台詞をもの凄く嬉しそうに口にした。
「んん? オレは曖浜瑠樹っていうんだよぉ。この子はミーティエっていうんだぁ」
『自分、ジッパーとかついてません。不器用ですから』
「そうか。瑠樹くん、ミーティエくん、ありがとうありがとう!」
やはり、キザシンシは大喜びで二人(一人と一匹?)に握手を求めてきた。
(名前を呼ばれるだけでこんなに喜んでくれるなんて。和むなぁ~)
と、思わず瑠樹が和んだとき、瑠樹と瀬莉とキザシンシのEXPが目的値に達し、
『!?』
そこで、三人もまた眩い光に包まれていた。
その結果、三人は無事に元の世界に戻ることができていた。
瑠樹と瀬莉が消えるその直前、
二人を見送るミーティエとファイニャローの表情は、とても優しげで、ほんの少し寂しげで、
二人はまたどこかで彼らと会えるといいなと、心からそう思ったのだった。
* * *
動物園のゴミ溜め――もといミッチャマの巣は、にゃがみん(
八神 修
)とニャフレシア(
音海 なぎさ
)によってすっかり綺麗に片づけられていた。
「凄いわ! これでまたいくらでも散らかせるわね!」
「「いや、そこはちゃんと片づけてください」」
今度ばかりは修もなぎさも突っ込まずにはいられなかった。誰しも自分の努力を無に返されるのは悲しいことである。
「でも、本当に助かったわ! ありがとう!」
ミッチャマが満面の笑顔で微笑んだとき、彼らもまた眩い光に包まれ始めていた。
彼らもまた未曾有の大掃除を果たしたEXPで、無事に目的値に到達することができたのだった。
「はっ! そこのツインテールのきみ! ハンカチを落しているよ!」
修は、元の世界に戻る最後の瞬間まで、徹頭徹尾、紳士の振る舞いとツインテールへの愛を貫いていた。
(……あれ、たぶん中身は八神くんだよねぇ。でも、なんか気まずいし、このまま気づかないふりをしていようっと)
そんな修に、生温かい眼差しを送りつつ、なぎさもまた光に包まれて元の世界に戻った。
「ああ! せっかく綺麗になったのに、元に戻ったらまたゴミ溜めになっちゃう!」
久保田 美和
は、消えるさなかに涙目でそう叫んでいたが、彼女に同情の余地はあまりなかった。
* * *
そして、世界は元に戻された。
ある者は、切り分けられた世界での記憶を維持し、またある者はすっかり全ての記憶を失っていた。
それでも、この世界に数多あるスマホやゲーム機の中で、ねこモン達はきっと憶えているだろう。
ある日、不思議な光とともにやってきた不思議な人間達と過ごした、少し不思議で、とても楽しかった時間のことを――。
〔了〕
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あとがき
担当マスター:
水月 鏡花
ファンレターはマスターページから!
というわけで、ご参加頂いたPCのお疲れ様でした。
MSの水月 鏡花です。
そんな感じで、ねこモン化シナリオでした。
元ネタのソフトも、気がつけばやったことのない最新作がたくさん出ていて、自分でもまったく知らない元ネタがたくさんいて焦りました。
ええ、私は151匹がスタンダードだった頃の世代です。なのに、今や600匹以上……だと……。
時代の流れ早過ぎです。
というか、もうすぐ『らっ!』でも卒業のシーズンなのですね。こちらは、長かったような、短かったような、どちらともいえない気分です。
だいたい今回もそんな感じ。
ほんの少しでも楽しんでいただけたなら、幸いです。
それでは最後になりましたが、ご参加頂いた方、ここまでお読み頂いた方、そして「らっかみ!」に関わる全ての方々に感謝を。
ではでは、またどこかのあとがきでお会いできることを祈って。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月20日
参加申し込みの期限
2017年01月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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