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【身も心も】
朝のまどろみから、徐々に覚醒していくさなか。手に触れる柔らかさ、全身で寄り添うぬくもり。
こんな悦びがあるのだと、
桜 月
が知ったのは、つい先ごろのことです。
「……おはよう。冬華」
「んん……」
まだ目を伏せたままの
北条 冬華
の白い肌を、するり、手のひらでなぞります。
知りませんでした。こんなふうに誰かを想い、寄り添い触れるという幸せを、月は。むしろ、孤独に過ごした幼少期こそが、月の高揚をよりいっそう深めているのかもしれません。
「あ、ンッ? つ、月さん……?」
ようやく目覚めた彼女へ、キスをします。全身へ、一心不乱に。昨夜のとろけるような熱情を思うと、朝のけだるさよりもむしろ、身体の芯から疼くような渇望が勝りました。
もっと。もっと。
「おはよう、月さ、あ、ぅっ。あ。ン、あ、やッ、ああ、月さん……」
ゆるやかに波打つ髪へ。寝乱れて汗濡れた額へ、頬へ。ぞくりとするほど白い首筋へ、鎖骨のなだらかなラインへ。かすめるように、胸のふくらみへ。手首を取り、二の腕へ、手の甲へ。ヘソのくぼみへ、きゅっとすぼまった腰へ。ふとももへ。
「あ、ンッ、もう……朝から、なんて。ふふ……恋人になってから、ますます甘えん坊になってしまいましたね? 月さんは」
もちろん彼女は、月のそんな求めを大らかに、すっかり受け入れてくれます。頬を朱色に染めて、吐息を熱く濡らしながら。
唇を寄せるたび、その場所を問わず、ぴくり、ぴくンと跳ねる恋人の裸身を、月はもはや、手放すことはできません。抱きすくめ、ぎゅうと腕に力を込め、耳元へささやくように、知らず知らずのうち、想いが自動的に漏れ出すかのように、
「……好きだよ。ああ。冬華。大好き、愛してる……冬華。冬華……冬華」
「私も、ですよ。月さん……ン、や、あッ!」
羞恥に耐えながら、ひとつひとつに敏感な反応を返してくれるのが嬉しくて、月はますますもって膨れ上がる欲求を止められず、自分を抑えられず、逸るように唇を、彼女のそれへと押し当てます。月への返答は、不意に唇を割り入って侵入し、口内を蹂躙する、舌。
止める者もなく、昨夜の続きは結局、互いの気持ちが満たされるまで続きました。
「今日はもう、このまま寝ていたいな……ね、冬華」
「だめですよ、月さん。ほら、汗を流しにいきましょう?」
起き抜けにもうひと汗かいてしまったので、ふたりはその場ですべてを脱ぎ捨て、手をつないでシャワールームへ。
冬華にとってかたわらの彼女は、かつては単なる友人であり、雇い主に過ぎませんでした。メイドとして、美しい主に仕えることへの喜びはあったにしろ、初めからそうだったわけではありません。
それなのに……いつからでしょうか?
「じゃ、髪を洗いますからね。目をつぶっていてくださいね」
「うん。ああ……冬華の指、とても気持ちいいよ」
目の前ですべやかな、たわわな裸体を惜しげもなくさらす彼女が、こんなにも愛おしく思えるようになったのは。見つめていると、たまらない気持ちになってしまうようになったのは。あの赤い瞳に見つめられると、思わず、何でも受け入れてあげたくなってしまうようになったのは。
良く磨いたメタルのような、艶やかで白く長い髪へ泡立つシャンプーを乗せ、傷つけないように、壊してしまわないように。丁寧に、丹念に洗い上げます。
「次は、身体を。さ、腕を上げてください」
「うん……ひゃっ。す、少しくすぐったいな……」
「だぁめ、我慢してくださいね? さっきはあんなに、私のこと……したんですから。ね」
「それを言われると、つらいな」
指が沈み込むほどのやわらかさ、張りのある弾力に、油断するとうっかり溺れてしまいそうになりながら、白く傷ひとつない陶器のような肌へ、花の香り立つボディソープを塗り込めていきます。
「ん、く……ふ、冬華。今日の朝食は、何?」
くすぐったさをごまかすように言った恋人に、くすりと微笑み、
「どうしましょうか。サンドイッチなんてどうですか?」
「うん、いいね。楽しみだなぁ、冬華の朝食は美味しいから……ひゃあっ」
ドライヤーでゆっくりと、情に満ち満ちた面持ちで月の髪を乾かしていく、冬華。
身体を拭い着替えを終え、キッチンに向かった冬華の後姿を、気づくと追っている月。
食卓で向かい合ったなら、朝食をとりながらもぱちり、ぱちりと視線は幾度となく交錯し、そのたびかすかな照れと多大な幸福感はないまぜになっていき。
支度を終えて学校へ出かけるまで、並んでソファに腰かけて、ゆっくりとひと息つきながらテレビなど見ていたら、ちょん、ちょん。互いが互いのぬくもりを探して……意識は画面へ向かいながらも、気づくと指と指は、きゅうっと固く絡み合っているのです。
主従から、恋人同士へ。立場の移り変わりは、ふたりの関係性へ、あたたかくも鮮烈な変革をもたらしました。
ともに孤独を味わい、そこに半ば慣れ切っていたからこその、反動であったのかもしれません。触れ合う心は歯止めを持たず、ひたすらに、深く。深く。溶け合っていくのです。
「……ねえ、冬華」
「何ですか、月さ……あ、ンっ」
どちらともなく、ともすれば隙を見つけ、求めることを止められません。
「……ん、もう。だめですよ?」
「いや。ほら、サンドイッチのパンくずがね。ちょこんと、唇のところにね」
「本当ですか? ふふっ」
理由も方便も、もはやふたりの間に、意味を成さず。
「月さん。続きは……」
「うん。また夜に、ね」
今夜もふたりは、眠れないようです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月17日
参加申し込みの期限
2016年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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