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想像してみてください。
朝方、気持ち良く寝入っているところへ、どかーん! 扉を蹴破らんばかりのイキオイで部屋へと乱入する、パワフルなお母さま。さあ起きろほら起きろと急かされて、布団をがばーっと引っぺがされて、強引にけだるい日常へと送り出される、あの感覚。いえもちろん、お母さまの愛情ゆえの、ありがたーい計らいではあるわけなのですけれど……もすこし、ほんのちょっとだけ、優しく起こしてください……! そう思わざるを得ないというものです。
けれど、想像してみてください。
もし、朝、張り切って起こしに来てくれるのが、パワフルかつラブリーなオカンや、人情味の無いやかましいばかりの目覚まし時計ではなく……可愛らしい、猫ちゃんだったとしたら?
【猫と早起き】
先に述べましたとおり、二度寝というものは実に、抗いがたい魔力をもって人間を誘い、堕落させようと襲いかかってくるわけなのですけれど。
「んー。むにゃむにゃ……」
とある朝。
椿 美咲紀
がいつものごとく、そんな惰眠へするりと陥ろうとしていた頃合いのことでした。
「んん……んんん?」
うにゃうー。にゃにゃ! 鼻のアタマに、何やらぞりぞりとした、あたたかい感触。
「あ、あとごふん……はううう?」
みゃ、みゃ。みゃあ! ぞりぞり。ぴちゃり。舐められてる。舐められてる!
「あったかいのです……はっ!?」
そうしてぱっちり、開かれた美咲紀の目の前には……白ちびにゃんこ!
「……おはよーなのです、スノウ。ふわわ~」
美咲紀の鼻を舌でぞりぞりしていたのは、先日から一緒に暮らしている、白い子猫。スノウでした。昨夜はスノウがあんまりせがむもので、ベッドに入れてやり、一緒に眠ってしまったのでした。本当はちゃんと猫用の寝床があるのですけれど、何たって、
「にゃんこは、あったかいんだもの!」
おかげでぬくぬく、よく眠れて、目覚めだってぱっちり気持ちが良いのです。
にゃあ。うにゃう!
「はっ。これは、朝ごはんよこせの合図……! スノウのためなら起きます、起きますともっ」
美咲紀は言わずと知れたセレブ寮、星ヶ丘寮の一室にお住まいでありまして、優雅な朝には、メイドさんが朝食を用意してくれています。
「おはよーさまなのです!」
何とも良い香りを横目に、美咲紀はそそくさと着替えると、まずはスノウのためのご飯を用意。缶詰を開けてお皿によそい、
「さ、スノウ。たぁんとお食べ~」
ことりと置いてやると、スノウは大喜びで、ふにゃあ……! はぐはぐ、飛びつくようにして食べ始めました。
子猫が朝食に舌鼓を打つ様子を微笑ましく眺めてから、美咲紀は別室へ。
「そ~っと……ハムちゃんたちも、おはよーなのです……」
2匹のハムスター、マサキとアキにも朝のご挨拶と、大好物のお野菜を補充してあげました。ハムちゃん部屋は、子猫のスノウには少々食欲を刺激しすぎるもので、猫ちゃん立ち入り禁止なのです。
お食事中のスノウに気づかれないようハムちゃんズのお世話を済ませると、美咲紀自身も朝ごはん。
「わぁ、今日は和食だ! わーい」
湯気の立つお味噌汁を味わい、ほうっ、と深く息を吐いて。朝からでもかる~くいけちゃう、さっぱり風味な豚肉の生姜焼きで身体を温め、梅干しの適度な酸っぱさが、シャキーン! と目覚めを助けてくれます。ふんわり卵焼きに、とれたて野菜の温サラダもたっぷり、惜しみなくいただきます。
スマホでねこったーのチェックなどしつつ、ぱくぱく、ぱくり。ちょっぴりお行儀が悪いですけれど、これもまた美咲紀にとっては、一日を始めるために必要なことなのです……たぶん!
梅干しと一緒に、白いごはんをぱくりっ。はふはふ!
「ふはあ……朝ごはんは、やっぱり大事なのですよ。ねっ、スノウ♪」
ひと足お先に、ぺろりと平らげてしまったスノウが美咲紀を見上げて、まったくそのとおり! とでも言いたげに、ふにゃんと鳴きました。
ところかわって、こちらは桜花寮。
心地よいまどろみの中にいるのは、
恵御納 夏朝
です。
「すうすう。むにゃ……猫さん~……」
どんな夢を見ているのか丸わかり、な寝言を漏らす彼女。時間はまだ早くて、たっぷりあと1時間は寝ていられそうなくらいですけれど……そんな時でした。
しゅぱん!
「……わ!? え、メール? 電話?」
いつもスマホから鳴る、聞き覚えのある着信音が聞こえて、がば! 慌てて飛び起きます。
しばしばする目をぱちぱち、手探りでスマホを手繰り寄せまして、ぺもぺも。画面をタップしたところで、気づきました。
にゃあ!
「あ。
おはぎちゃん
……?」
いつの間にやら、夏朝の腰のあたりへすり寄って、ぬくぬく。そこにいたのは、ちょっぴり変わった、黒い猫でありました。
「ふふ……おはよ、おはぎちゃん」
小声で、朝のご挨拶。にゃあん、にゃおん!
実のところ、夏朝が部屋でコッソリこの黒猫を飼っているのは、ヒミツ。誰も、寮の隣人ですら知らないのです。
おはぎちゃんは、フツウの猫ではありません。とある
不思議な番組
を通じて出会った、不思議な猫です。瞳はカメラ・レンズだし、尻尾にはアンテナのようなものがひっついているし、気づくとしゅぱ、しゅぱん! 透明になったり、突然現れたり。何とも、ヘンテコなのです。
ひょんなことから部屋でお世話することになったものの、人に見られてしまったら、ちょっと面倒なことになってしまうかも……ヘンテコではあっても、猫さんとの暮らしのために、夏朝はどうにかこうにか工夫して、これを乗り切ることに決めました。床に敷いているタイルカーペットは、普通のものに見えて実は猫用だったりしますし、何度もはがして使えるタイプの透明な汚れ防止シートを張って、爪とぎ対策もバッチリ。加えて、おはぎちゃんが現れたり消えたりするときの、しゅぱん! という音を録音し、スマホの着信音にしてしまうという徹底ぶり。
極めつけは、
「
ぬいぐるみ
のおはぎちゃんも……おはよ」
おはぎちゃんをかたどって作った、等身大のぬいぐるみ! これで何かあっても、いざという時にはきっと、ごまかしが利くというものです。
ふにふに、と聞こえた甘えるような声に、
「おはぎちゃん、おなかすいた? 朝ごはんあげるからね」
ベッドから抜け出すと、夏朝は缶詰を取り出して、ぱかっ。
「今朝はおはぎちゃんの大好きな、『ササミだニャン』だよ」
ウェットタイプのキャットフードを開けてあげると、おはぎちゃんは飛び跳ねんばかりの勢いで、しゅたたたた! さっそくぱくぱくとほおばり始めます。
制服に着替えながら、そんな様子を嬉しそうに眺めて、夏朝は思います。念願叶って始まった、猫さんとの生活……毎朝猫さんが起こしてくれる、この喜び!
(……僕のところに来てくれて、ありがとう。おはぎちゃん)
さらに場所は移りまして、こちらは猫鳴館です。
ぴぴぴぴ! と鳴った目覚まし時計を、するりと腕を伸ばして止めると、
「ふぁ……ん……おはよう、
クロワ
」
綾辻 綾花
は、かたわらで気持ち良さそうにすやすやと眠る黒猫を撫でて、にこり。クロワはみゃあ、と小さくお返事を返したものの、まだまだ夢の中。規則正しく上下する黒い毛並みを、ひとしきりなでなでして満足した綾花は、布団から抜け出します。
ヒーターをつけて、じんわりあたたまりながら、まずはお着替え。制服に袖を通していると、うにゃああん。まだまだ眠そうに、レンズ・アイをしぱしぱしながらやってきたクロワの前に、カリカリを入れたお皿を置いてあげると、クロワはふわわとあくびまじりに食べ始めました。眠くても、お腹は空いていたようです。
クロワもまた、フツウの猫とは
ちょっぴり違う
、変わった黒猫です。それでも、今では綾花の大切な同居人で、大切な家族です。
綾花自身の朝食、本日のメニューは、寮の台所からいただいてきたおにぎりとサラダ、それにあたたかいお茶。
あっという間にカリカリを平らげ、のんびり毛づくろいをしているクロワを眺めながらに、
「いただきます♪」
ほかほかのおにぎりを、ぱくり。香ばしい焼き鮭がほろほろと口の中で解けて、何とも、幸せな気分。
食事をとりながら、テレビのスイッチをぱちり。学校へ出かけるまで時間がある時は、こうしてニュースを見たり、占いなどをチェックするのがささやかな楽しみです。今日は特に変わったことや大事件も流れていなくて、平和そのもの。占いも、綾花の双子座はまずまずの運勢で、今日一日は心穏やかに過ごせそうです。
と、
「あ。『今日のにゃんにゃん』のコーナーだ」
全国各地、様々なお宅で飼われている個性豊かな猫ちゃんたちを紹介するというこのコーナーを、綾花は毎朝楽しみにしているのです。今日の猫ちゃんはちょっと太ったブチ猫で、お父さんの口笛に合わせて踊りだしてしまうという変わり種で、綾花は思わず、くすりと笑ってしまいました。
「ふふ、可愛い……あっ」
そんな綾花の反応に、ちょっぴり、ヤキモチを焼いてしまったのかもしれません。ぴょんっ! クロワはジャンプして綾花の膝に飛び乗ると、まるで、ほら、撫でて? なんて言っているかのように、みゃあみゃあみゃあ!
「大丈夫、クロワも可愛いからね」
甘える黒猫を、きゅっと抱きしめて、なでなで。ふわふわの毛並みに顔を埋めて、癒されて。
毎朝こうして、綾花を和ませて、元気づけてくれるクロワ。にっこり笑顔の綾花はもう、毎日が、幸せいっぱい!
猫ちゃんと迎える朝。なんて、なんて素晴らしいんでしょう!
ばっちり準備を整えて、玄関で靴を履く美咲紀。後ろで、うにゃあ……と寂しそうな声が聞こえて、
「ス、スノウってば……! ううっ、後ろ髪を惹かれちゃいます……!」
夏朝も朝食を済ませて、ちゃーんと食器の跡片付けも済ませてしまってから、荷物を持って。もちろん、猫パペットのハルくんも連れて、
「じゃ……おはぎちゃん、良い子でお留守番しててね?」
鏡の前で、綾花はささっと身だしなみチェック。髪型よし、制服よし。ヒーターも切ったしテレビもついてないし、問題なし!
「帰ってきたら、たくさん遊ぼうね、クロワ」
ちょこん、と座って、ご主人様をお見送り。にゃあ~ん、と可愛く鳴いた家族たちへ。今日もはきはき、元気良く!
「「「いってきま~す!」」」
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日常
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10人
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10人
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シナリオガイド公開日
2016年11月17日
参加申し込みの期限
2016年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月24日 11時00分
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