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降ってきた赤ん坊
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「あらっ。あらあらあらまあっ、可愛らしい赤ちゃん!」
赤ん坊を見た小百合は、ぱっと顔を輝かせた。
「あらあら、でも困ったわ。うちにはベビーベッドも何もないのよ」
「あ、ご安心を。今、シュー君が買いに行ってますから」
産着やベビーベッド代わりのカゴ、体温計、その他必要な諸々を買うため、修と雅樹はベビー用品店へ向かった。
今、赤ん坊は莉鳥に抱かれ、その小さな指は巧の服の端を握りながらすやすや眠っている。
「――というわけなんですが」
美咲紀から経緯を聞いた小百合は、困ったわねえ、と言った。
「わたくし、天涯孤独の身なんですのよ」
「そう……なんですか? でも、この家は」
親戚が残した家――のはずだ。
「ええ、ええ。たった一人のね。夫も随分と昔に亡くしましたし、この年ですからね、親もいませんし、一人っ子でしたし、親戚は他にいませんし」
「ひょっとして、前の家の持ち主の関係ということは?」
莉鳥の質問に、小百合は軽く首を傾げた。
「それは――ええ、あるかもしれませんわね。調べてみましょうか?」
「ぜひ!!」
間髪入れずに巧は返事をした。勢い込んだせいで、赤ん坊がふにゃ、と顔を歪める。莉鳥は慌てて、少し揺さぶった。リズムが合っているのか、赤ん坊はすぐにまた寝息を立て始める。
「でも、時間がかかりませんか?」
と美咲紀。
「そうねえ。弁護士さんとかに訊いてみて……後は、手紙などを探してみるとか……」
それでは、いつになるか分かったものではない。巧はがっくり肩を落とした。
「うーむ。そうなると、やっぱり警察に通報しなくちゃ駄目です」
「だ、駄目ですか?」
巧は泣きそうな顔をしている。出来ることなら、面倒事は避けたいのだ。
美咲紀はびしっと人差し指を立てた。
「子供一人の生命と未来がかかっているから何事も面倒がってはダメにょん」
「でも……」
「んー、じゃあ、こうしよう。見つけたのは大家さん」
武道の発言に、その場にいた全員がきょとんとする。
「ということにして、俺と大家さんが届けに行く。赤ちゃんは、寒いから置いていって、えーとキミ、学くん」
「はい?」
学がカメラから顔を上げる。
「録画したやつから赤ちゃんの顔とか分かるやつ、送信して。プリントアウトでもいい。警察的にはそっちの方がいいかも」
「あ、了解っす」
「他のメンバーは待機」
「だ、大丈夫ですか?」
巧は心配そうだが、明らかにほっとしている。
「これでも生徒会長だから、信用はある程度あるし。でも最悪、君にも動いてもらうよ。オーケー?」
「……最悪、ならしょうがないです」
しょうがないと言いつつ、巧は出来ることなら何もしたくない、と考えているようだった。
「後は、と。名無しじゃ不便だし、名前を付けるかな。何かいいアイデアある人ー?」
武道の呼びかけに、ちょうど雅樹と一緒に戻ってきた修が「あるぞ」と答えた。
「お、副会長。言ってごらん?」
「光(ひかる)はどうだ?」
「はい、反対の人ー?」
巧は伺うように周囲を見たが、誰からも反対の声は上がらなかった。皆、巧に最終決定権があると考えているようだった。小百合に至っては、
「まあまあまあ! 可愛らしい名前だこと!」
とご満悦だ。かくて、赤ん坊の名前――無論、本名が分かるまでだが――は「光」に決まった。
その間、写真を選んでいた学は、はてと首を傾げ、目の前の光とそれを見比べた。
最初に録画を始めたときと、今。
赤ん坊は、明らかに大きくなっていた。
その頃、寝子島に一人の少女が現れた。彼女は周囲を見渡し、眉を顰める。
「ここは……? しかし、奴の気配は確かにある……何としても見つけなければ……」
呟き、少女は人知れず夜の闇に姿を消した。
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あとがき
担当マスター:
泉 楽
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。泉です。
さて今回の話は物語の導入部的な感じです。赤ん坊がやってきた、さてどうする、というような。呼び名はひとまず「光」に決まりました。
とはいえ、物語はこれからです。
果たしてこの赤ん坊の正体は? そして最後に現れた少女は?
次のガイドもなるべく早めに出せればと思っています。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
泉 楽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月08日
参加申し込みの期限
2016年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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