ボウリングしようよ！｜リアクション

ボウリングしようよ！

　遊び終わって、桜たちは外に出た。
「わ、暗ーい」
「あっという間だったね」
　桜は、クラスメイトたちと話ながら帰路につく。
　ひとしきり笑ったあと、
　その後、みんなと一緒にサンマさんとも勝負した。みんなが勝利する中、桜の結果はシーソーゲームの末際どく勝利だった。
　おかげで、猫のプリントがされたペンとともに『サンマさんのライバル（ボウリング）』という、判断に困る称号ももらえている。
（不思議な一日だったな）
　今日は一日、遊んじゃえと思って。身体を動かして。試験が終わってから何をしてもいいような時間が続いたが、今日ほど「自由に」行動した日はなかったようにも思える。
　特段状況が変わったわけではないが、自分の内側で……まるで部屋の空気を入れ替えたような、一種そんな清々しさが生まれたような気がする。
「さーくー……ら？」
　ボーっとしてると勘違いした友人のスキンシップをひらりとかわす。
「ちゃんと聞いてたよ。部活見学の話でしょ？」
「そそ。桜はどうする？」
「うーん……」
　新しいスタートで何をするか、何がしたいか。まだ何も決まってない。
（とりあえず、今日もらったペンは使うとして）
　高校に入ったらどんなことをしていこうか――それを思うと、ようやく合格後の楽しみに心がシフトしていく、桜だった。

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あとがき

担当マスター：叶エイジャ
ファンレターはマスターページから！

この度はご参加いただき、ありがとうございました。
ボウリング場を舞台に、サンマさんを始めとするNPCや仲の良い方との会話・対決など様々な交流を見ることができました。
ボウリングが得意な方や、ブランクでスコアが落ちてしまった方。楽しくプレイする方がいる一方で、自信があったはずなのに……という方や、止むに止まれぬ対決をする方もいらっしゃいましたね。
参加者様それぞれの雰囲気を、少しでも反映できていればと思います。

一方で、今回のシナリオにつきまして、私の不手際により大幅な遅延をしてしまいました。
参加いただいていたお客様には、ご迷惑をお掛けし申し訳ありません。

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