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世界が終わりそうな夜に
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【俺より強い奴はどこいった?】
その頃、城の中では、
新田 亮
がボクサー人形姿でアンニュイな溜め息を吐いていた。
「ふぅ……。まさか俺が縫いぐるみになってしまうとは……」
彼は、とある有名な黒人ボクサーをディフォルメした縫いぐるみに変身していた。
「しかも、俺がボクシングを始めるきっかけになったあの人の縫いぐるみに……」
ディフォルメされた黒人の姿で、亮は昔を思い出して遠い目をする。
亮は同年代の少年に比べるとやや小柄で、そのせいか幼少期はよく苛められていた。
そのコンプレックスを乗り越えるきっかけをくれたのが、今、まさに亮が変身してしまっている縫いぐるみのモデルとなったボクサーだった。
そこに、亮は運命めいたものを感じずにはいられない。
たとえ、そうしてやってきた場所が、ボクシングとは何の関係もなさそうなお城のダンスホールだったのだとしても。
(それにしても、なんだか場違いな格好をしたやつがいるな……)
ふと自分のことを全力で棚に上げた亮が視線をやった先には、白い胴着を身につけ、ファイティングポーズのまま固まったはちまき姿のうさぎがいた。
* * *
同じ頃、
赤銅 スフィア
も空に浮かぶお城の中で、その場違いな格好をしたうさぎの姿を目にしていた。
(……あれは、ラビさん!)
スフィアは、そのうさぎのことをよく知っていた。
児童文学『ファイターラビット』の主人公――ラビ。
それがそのうさぎの名前であり、スフィアはその『ファイターラビット』の本を何度も読んだことがあった。
何度も本で読んだキャラの姿を目の当たりにしたことに、スフィアは今までにない高揚感を抱いた。
(……どうしよう。声をかけてみようかな?)
そう思い悩むスフィアもまた他の城の客人達と同様に人の姿はしてはいなかった。
今、スフィアは、ラビと同じく、うさぎのぬいぐるみの姿になっていた。彼女がいつも抱いて眠っているハッタ・ヘイヤという女の子うさぎのぬいぐるみだ。
そのことが、普段は内向的なスフィアを勇気づけた。
いつもはハーフ特有の容姿から色眼鏡で見られがち(もっともそれは彼女の思い込みによる部分も多いのだが)だったが、同じ縫いぐるみ(それも同じうさぎ同士)ならきっと大丈夫だと思ったのだ。
だから、
「あの、ラビさんですよね?」
スフィアは勇気を振り絞って、そう声をかけてみた。
すると、
「……! そうだ! 僕がラビだ! 君が僕の対戦相手だね!」
「……え?」
赤い目を輝かせたラビットにそう訊ねられ、スフィアは自分と同じハッタ・ヘイヤの赤い目を瞬かせた。
* * *
ましろ(
滝原 レオン
)は、城内を探索していたところで、偶然にその場に通りかかっていた。
「ああっ! お前、ラビじゃねぇかっ!」
「「えっ?」」
可愛い二匹のうさぎの姿に、思わずはしゃいだ声をあげたレオンを、ハッタ・ヘイヤ(赤銅スフィア)とラビ(ファイターラビット)が振り返る。
「いやー、ふと気づくと『ましろ』の姿になってたときはどうなることかと思ったが……。まさか、ラビに会えるなんてなー」
まるで古い友人に偶然再会したかのような気分で、レオンはラビの肩をぎゅっと握った。
「ん? ていうか、お前、その変な格好とポーズ、何?」
「え……?」
ラビは、目を瞬かせた。
おそるおそると言ったふうに、ハッタ・ヘイヤとましろの顔を交互に見て、訊ねる。
「僕の格好、変かな……?」
「変だろ」「……ちょっと変かもです」
即答であった。
「……なん……だと……?」
ラビ、愕然である。
と、そのとき。
「そんなことないよぉ~!」
と、どこか間延びした幼い声がダンスホールの中に響き渡った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月26日
参加申し込みの期限
2016年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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