【第８ゲーム】

【親猫決定ダイス！】８回目
※サイコロの結果はこちらからどうぞ



親猫：八神 修
　冷静沈着、いつだってクールな修くんの出番ですけれど。命令のジャンルが書かれたクジを引くなり、彼はぴくりと眉をひそめます。
「まったく！　『セクハラは滅びて良し』と常々思っている俺に、『エッチ系』命令とはな……！」
　品行方正、いつだって模範的な修くんのこと、こんな命令はちょっぴりハードルが高かったのかもしれません。
　憤慨する彼へ、ニヤニヤとしたヨエコさんが馬鹿にしくさって言いました。
「おーおー、どうしたどうしたエセクールブサイクー？　エッチなのは苦手かー？　でもクジ引いたからにはやってもらわないとなー！　まーなんだなー、お前みたいな童貞のコガネムシにはそんなの経験もないどころか一生涯縁のないことかもしれんけどなー、いやーかわいそうにな……」
「で、らっ倫的にはどこまで良いんだ？」
「えっ？　らっ、何？」
　そう……本日の修は、いつもとひと味もふた味も違っておりました。恐らくはこの部屋に満ち満ちる神魂の影響なにがしというやつなのでありましょう……たぶん。きっと……！

「一体いつから───俺が童貞だと錯覚していた？」

　ずずずずず……ドドドドド、ごごごごご……！
　彼には、『覚悟』があるのです。
　子猫として、あらゆる理不尽な命令にも正面からぶつかりこなす『覚悟』が。
　そして親猫として、自らの限界を突き破り、場を盛り上げる……その『覚悟』が！！
「確かに俺は、エッチなのは好きじゃない……セクハラ滅ぶべしと常日頃思っている」
「らっ倫って何だ？」
「しかし、『好きじゃない』ことと『出来ない』ことは、必ずしも同義ではない……自らの殻を破る『覚悟』が、俺にはあるッ！！」
「らっ倫って何なんだー！？」

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親猫：八神 修の命令

『①子猫Ａは、服を脱いでください
②子猫Ｂは、Ａを言葉責めして下さい
③最後にふたりとも、今どう思ってるか、皆に話してあげてください
隠さずに、正直に……ね』

【マッチングダイス！】８回目

子猫Ａ：三宅 葉月「服を脱ぐのね。分かったわ」
子猫Ｂ：新田 亮「どうした八神ーーー！？」



亮「ちょ、ちょっと待て！！　八神、お前、そんなことを言うヤツだったか……？」
修「身も心もさらけ出してこそ、俺たちは本当の意味で打ち解けることができる。それこそが猫様ゲーム、そうは思わないか？　なぁ千倉！」
ヨエコ「ん？　あーうんそうだなー、そんな感じだなー猫様ゲームってやつはなー」
亮「適当ーーー！！」
葉月「で、どこまで脱げばいいのかしら？　下着まで？　それとも全裸？」
亮「三宅も冷静にそんな確認してるんじゃない！！」



【猫様ダイス！】15

○脱衣レベル

１：下着は許してあげよう
２：下着は許してあげよう
３：もちろん全裸だよ
４：もちろん全裸だよ
５：俺も脱ごう（子猫Ａ＋親猫も全裸）

６：もうみんな全裸になったらいいんじゃないか？（子猫ＡＢ＋親猫も全裸）



　しゅ、パァン……ッ！　見事です。華麗です！　葉月の脱ぎっぷりときたらひとつの迷いも躊躇もなく、実に思い切りが良いのです！
　ちなみに本日の彼女は学校帰りの制服姿でありまして、まごうことなき女子高生の脱衣シーンに、感動も背徳感もひとしおというもので……じゃなくてマズイです、さすがにすっぽんぽんはマズイ！！　らっ倫がアレでソレでマズイ！！
「ん……全部脱いだわ、これでいいの？」
「良くなあああいッ！！」
　肉付きが薄く痩せていて、けれど均整の取れた素晴らしい肢体を惜しげもなくさらしながら、照れもせずけろりと言ったすっぽんぽん葉月へ、しゅば！！　亮がきわどくインターセプト！　小柄な身体をめいっぱいに張ってどうにか隠して、ギャラリーにアブないところが大公開されるのは防いでくれました。
　一時的には。
「イイ脱ぎっぷりだな、三宅！　よし、俺たちも負けてられないなッ、新田！！」
「！？　ま、待て八神、何する気……ち、近寄るなーーー！！」
　しゅぱ、しゅパァン……ッ！

「……あー。あんまりブサイクどもの見苦しいとこ見せつけられるのもアレだし、らっ倫とかいうヤツが怒鳴り込んできても面倒だしなー、このタオルででも隠しとけなー。いいだろー、『ＢＵＳＡＮＥＫＯ』特製タオルだぞ！」



葉月（全裸手ぬぐい）「……くしゅんっ。さすがに、少し寒いわね……」
修（全裸手ぬぐい）「千倉、いくらか室温を上げてくれるか？　猫様ゲームとはいえ、レディに風邪を引かせるのは本意じゃない。俺は紳士だからな」
亮（全裸手ぬぐい）「紳士は人の服を剥いたりしないと思うんだがなぁ……！？　ていうかタオルですらない！！」
修（全裸手ぬぐい）「それにしても、三宅は美しいボディラインをしているな！　胸は小振りだが良い形だし、この脚線美も素晴らしい。うむ、新田も小柄だが鍛えられた良い肉体をしているな！　俺も少しは鍛えてるつもりだが、まだまだということだな、はははは！」
亮（全裸手ぬぐい）「やかましい！！」



【猫様ダイス！】16

○亮くんの言葉責め

１：やる気なし
２：テンション２０％
３：テンション４０％
４：テンション６０％
５：テンション８０％
６：テンションＭＡＸ



「さあ新田、命令通りに三宅を言葉責めするんだ！　全てをさらけ出すために、俺たちの友情のためにッ！！」
「くそっ、なんてやる気の出ない命令だ……！！　しかし、命令をこなさなければ終われない以上、やるしかない……せめて三宅を傷つけないよう、ソフトな言葉を選んでおこう」
　気配りの人、苦労人・亮には少々難易度が高いと言わざるを得ません……けれどこれも、無事に命令をこなしてゲームを終わるため。できることなら、その趣旨のとおりに参加者が楽しく仲良くやれれば言うことはありませんけれど、それには少々、今の彼には余裕が無さ過ぎました。
　何しろこれが、全裸に手ぬぐいひとつきりですもので。

「あ、あー。じゃあ……いくぞ？　三宅」
「ええ。遠慮しないで、思いきりどうぞ」
「何でその格好でさらっとそんなこと言えるの？　なんで無表情なの？　すごいよお前……」
　手ぬぐいで一応キワドく隠れてはいても、すっぽんぽんな女の子の堂々たる立ち姿を前に亮は大いに恥ずかしがりつつ（普通は逆じゃないのか？　と考える余裕など、この時の彼にはありませんでした）。ともかく、言葉責め！



亮（全裸手ぬぐい）「えー……何だー三宅、その……貧相な身体はー。恥ずかしくないのかー（棒読み）」
葉月（全裸手ぬぐい）「…………」
亮（全裸手ぬぐい）「それに、あー……もうちょっと、楽しそうな顔はできないのか、お前はー。たまには笑ったらどうだー、せっかくの美人が台無し……じゃない、あー、何だ。俺が言うのもナンだが、それじゃモテないぞー？」
葉月（全裸手ぬぐい）「……………………」
亮（全裸手ぬぐい）「……あの……だから、もう少しこう……笑ったりとか……そのほら、にこっ、て」
葉月（全裸手ぬぐい）「…………………………………………」
亮（全裸手ぬぐい）「……む、無表情やめて……せめて何か言ってくれ……！！」

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三宅 葉月と新田 亮は、
八神 修の命令『服脱いで言葉責め（以下略）』
を達成しました。


【猫様ダイス！】17

○Ｑ：おふたりとも、今どんな気分ですか？

１：……不愉快
２：ふーん（無関心）
３：ちょっと楽しかったかも……
４：まあ、悪くはないんじゃない？
５：ドキドキ……！

６：目覚め

葉月：３　亮：２



葉月（全裸手ぬぐい）「ちょっとだけ……楽しかったわ（微笑）　たまにはこういう遊びも、悪くはないわね」
亮（全裸手ぬぐい）「……そうか、それは良かったな。俺はもう疲れたよ……（遠い目）」