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ねこじまクラフト
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●みんなのねこじまクラフト
クラフト生活も早いところで六日目。
「がちゃん、がちゃり、がちゃん……っと」
ニナは断崖絶壁にロープを垂らし、ゆっくりと降下していた。
薪を運ぶために使うような背負い板に、軽く5~6人が乗っている。
なんでそんな人数が乗っかっているのかと言えば、夏朝のネコさんシールを皆のおでこに貼り付けて軽くしているからだ。
「それにしても、山じゃなくてよかったんですか?」
「鉱物資源なら、渓谷の方が沢山ある。それに、見つけやすい」
ニナに運んで貰いつつ、のんびりと崖下の風景を眺める月詠。
安全に渓谷の底までいって、採掘した鉱石を月詠のスケッチブックに封入して大量に持ち出そうという計画である。
「しかしろっこんの組み合わせでこんな便利なことになるとはなー。要するにインベントリ増加とスパイダーウォークと、ついでにプレイヤーをサドル乗せする能力がついてる状態だろ? 採掘するなら無敵じゃん」
同じくニナエレベーターに張り付いた流が渓谷から望む空を見上げる。
「ちなみに僕は透明化の能力があるから(寝袋に入ってる限りは)敵に見つからない」
「俺は分解能力で硬い鉱石も採掘できる」
「無敵じゃん!」
スッと手を上げてちょっぴり自慢げにしてみせるエスカルゴと修である。
「渓谷の奥なんて、いったことないデス。わくわくするマス!」
トワは作ったばかりの弓矢を持ってきゃっきゃしている。
『死んで覚えるメソッド』でモンスターとの戦い方をみがいたトワは、次なる探険に飢えていた。
「渓谷には何があるデス?」
「んー、マグマとか、廃坑とか?」
「はいこー!」
ゆえにテンションはマックスだった。
仮拠点でそれぞれの生活レベルを一定まで上げた彼らは探索の過程で合流し、今こうして十人そろって活動しているのだ。
「渓谷の下にはモンスターがわいてるから、気をつけるんだぞ」
「任せとけ!」
「ハンティングタイムだぜ……!」
キラリと目を光らせるエスカルゴと流。
鉄の剣や鎧でばっちり装備は固めている(勿論軽くしている)。
「…………」
拳銃らしきものを無言で取り出す修。
「Nein氏、それ……」
「この形にもっていくまではできたんだけど、火薬と雷管がどうしても作れなかった。今の俺が使える射撃武器は、クロスボウが限界だ。工業化の波はまだ来ないか……」
「やめて谷をクァーリーにしずめるのやめて」
「なんの話? MOD?」
とかなんとかやりながら、彼らは大量の鉱石やちょっとした宝石やなんかの宝物を持ち帰った。
夕暮れ時、流たちが帰ってきたのは小さな村だった。
彼らが集まって建築テクニックを教えあい、一緒に作った建物の集合体である。
牧羊犬となったカインと探検中に手名付けた猫をかたわらに、動物たちに餌をやっていた夏朝が振り返った。
「お帰りなさい! 今日は牛肉で肉じゃがにするよ」
「怪我してない? 回復する?」
美咲紀がクワを片手にやってくる。背負った籠には山のようにジャガイモとニンジンが詰まっている。
「見てください、トワが見つけるマシタ!」
トワが両手でバッと掲げたのは、なんとダイヤモンドである。
あのダイヤモンドである。
「記念に飾るマス!」
「それはそれは」
「えらいぞートワ氏ー」
なんか褒められまくるトワ。
「ねえねえシューくん、カインはえらいんだよ。畑にガイコツが近づいてきた時、追い払うのを手伝ってくれたのです!」
「そうなのか。よしよし……!」
なんか褒められまくるカイン。
エスカルゴがはたと顔を上げた。
「ところで、建設中の食堂はどうなったのかな」
「それなら紫さんと陽毬さんが仕上げてくれてる」
「ふーん……えっ」
流、二度見。
「まずい! 急いでとめろ!」
「なにかマズいんです?」
首を傾げるニナに、流は切羽詰まった顔で走り出した。
「あそこには食料が備蓄されてる! どーなってもしらんぞ!」
ダッシュで駆けつけ、ドアを開く。
「本居ィ!」
「ん?」
共同のキッチンで沢山のパンをいっぺんに焼いていた紫が振り返った。
高い天井とつり下げ式の照明。柱をつかって広さを感じさせる作りにした大きな食堂である。
草原を見渡せる窓はもちろん、高い位置に作った窓から陽光が注ぎ、夕方でも明るい。
紫が過ごしやすさに拘って作った巨大食堂である。高所作業は紫には難しかったが、ニナの接着能力やヒマリのジャンプ能力でかなり入念に建築ができた。この世界での陽毬の能力はかなり建築向きなのだ。
「本居さんなら屋根の修理に行くって、ジャンプしていったわよ」
「…………」
そーっと扉を出て、屋根の上を覗き込む。
「…………」
焼き肉をはさんだパンを両手に持ち、口にもくわえた陽毬と目が合った。
「ほ、ほかえり」
「ほかえりじゃねー……」
その後、みんなそろって長テーブルを囲み、紫たちの作った肉じゃがとパンをお腹いっぱい食べた。
「明日にはこの生活も終わりかー。この際ずっと続いてもいいのになー」
「なんだかこのスローライフにも慣れてきたものね」
食器を片付け始めるエスカルゴと、それを洗う紫。
「カイン、離れても俺たちは一緒だからな」
犬にごはんを上げてわしわしと抱きしめる修。
「この家ももっと強固にしたかった。堀をつくったり、石垣をわたしたり……マグマながしたり」
月詠が無敵住居を想像してほんわりと虚空を眺める。
「けど、みんなと合流したおかげでとっても楽しく過ごせたよね。お肉も沢山、お腹いっぱい食べられたし」
「結局そこか。いや、やっぱそこなのかもな」
陽毬と流もほわーんとした顔で虚空を眺めた。虚空って言うか、これまで食べてきた沢山の料理を幻視していた。
「もっと過酷な場所を冒険してもいいデス」
スプーン片手にきらりと目を光らせるトワ。
「可愛い動物とも、出会えたしね」
夏朝がてこてこやってきたネコを膝に乗っけてなで回す。
ニッコリとして食器を重ねるニナ。
「皆さんのおかげで、沢山楽しめました」
「明日の朝には現実に戻ってると思うけど……」
ごちそうさまをして、美咲紀は立ち上がった。
「このゲームは、また一緒にやれたら嬉しいです!」
そして長いようで短いゲームの七日間は終わり皆現実へと戻っていった。
ここはねこじまクラフト。
あなたに豊かなスローライフと刺激的な冒険を約束する、無限のサンドボックスゲーム
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
お疲れ様でした、青空綿飴です。
ゲーム世界のスローライフはいかがだったでしょうか。
お察しの方も多いとおり、伝説的に有名なサンドボックスゲームが元ネタなわけですが、ゲームを知らない方でもお楽しみ頂けるように『ねこじまクラフト』は例のやつを参考にした新しいサンドボックスゲームという位置づけになっております。
あれ以来、こういうゲーム沢山出ましたよね。
余談ですが
私のクラフトライフはゲーム開始即ピッケル作成からの直下堀からの即日ダイヤ発掘が恒例行事となっております。
あの丸いしぽこぽこ掘ってるブランチマイニング中が無心になれてよいのです。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月10日
参加申し込みの期限
2016年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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