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○力仕事と音響
一方で、やる気はあってもどうしていいのかわからない者もいる。
(もう少し自分から話をできるようになりたいが……)
真面目で柔和な
優木 遥斗
は、あまり人と接するのが得意ではなかった。
剣道部以外に特に学校で何かに関わることがなく、思い切って卒業生を送る会の実行委員会に入ったが。
打ち合わせでみんながいろいろな考えを出し合うのを見てすっかり自信を失くしてしまった。
元々自分の考えを口にするのが苦手で、考えているうちに話題は次へと移っていく。
「だめだ、頭がついていかない……」
さらに口数が減ってしまっていた。
(人と話すことより、体を動かす方が楽だ。自分がやれることを見つけて動こう)
そう思ったとき、同じ一年の委員の
鴻上 彰尋
がつぶやくのを聞いた。
「放送機材、重いんだよな……どうするかな」
遥斗は、思い切って声をかけた。
「手伝いをしたい。なんでも運ぶから、言ってくれ」
「そうか、助かるよ。ありがとう」
自分は細かい作業は苦手だし体育会系の思考しかできないと、遥斗は思う。
だが遥斗は慎重でもあった。
安全な運び方や機材の取り扱いは先によく確認する。
「精密機器なんで、ぶつけたり落としたりしないように頼む」
彰尋の注意をよく聞き、黙々と作業をする。
(前日は会場準備や机やパイプ椅子といったものを運んだり、清掃したりしよう)
剣道部で鍛えた筋肉が役に立った。
「丹羽、鴻上、優木もおつかれさま」
舞台裏にやってきたロベルトが声をかけた。
放送部員でもある
鴻上 彰尋
は、ジャージ姿で講堂の音響確認をしていた。
舞台裏にも行くだろうから汚れないようにという判断だが、人気のない講堂は肌寒い。
ロベルトと同じクラッシック同好会のメンバーで、当日司会を務める
丹羽 紅葉
も音響のテストにやってきていた。
「ロベルト先輩、おつかれさまです。今BGMの候補をかけるところです。入場の曲に送り出しの曲です」
彰尋は持参したCDをセットし、スイッチをいれた。
軽快な音楽や、粛々とした音楽が流れる。
「うん、いいね」
「いいわね。マイクのチェックもしましょう。テステス……マイク、もう一本借りるほうが安心じゃないかしら。二人で余興をする組もあるわよね」
BGMに頷いて、紅葉がマイクテストをする。
(メイン司会になる人だからこの人のマイク音量が基準になると思っていないとな)
舞台ではマイクロフォンとスピーカーが近接しているために発振現象(ハウリング)が起き易い。
「お祭り騒ぎになるだろうからしっかり確認しないと」
通常の声と大声を張り上げた時の音量でハウリングが起きないように、彰尋は音量の調整の目安をメモする。
「あとはそこから他の発言者の予定もチェックして……吉田先生はでかそうだから音量は下げるか」
挨拶は、
吉田 熊吉
先生にお願いすることになっている。
そんな彰尋の様子を見ながら、頼もしいな、と紅葉は思う。
「それじゃ、僕は先生にマイクの追加を頼んでくるよ。よろしく頼むね」
そう言ってロベルトが舞台を去る。
「照明のアタリなんかもつけられるといいかしら。私バレエをやっているから、舞台関係はそれなりに意見が出せると思うわ」
紅葉の言葉に、彰尋の中の何かが反応した。
「バレエですか……いいですね」
彰尋の祖父は舞台役者をしていたという。
(俺も舞台に興味があるけど、家事と幼い弟妹達の面倒を見るため放課後に部活動が出来ないから……でも、それで放送部に入ることになって、いろいろ学べたかもな)
たまに一人公園で祖父の使い古した台本で練習していたりする。
(大勢の人の前で舞台で演じるというのは、どういう気持ちなのだろうか)
一方で、紅葉も自分の思いに浸っていた。
(私はこの一年で大分変ったみたい)
控えめ目で柔和な性格の紅葉は、以前は幼い頃から同じバレエ教室に通っていた幼馴染と一緒でないと何もできなかった。
いや、できないと思っていた。
(実行委員に立候補するなんて、夢にも思わなかったけど)
けれど今は一つでも多く、この学校での思い出を増やしたい。
(良い踊りの為じゃなくて、自分が楽しいから)
そう思うことで、肩の力が抜けて、踊ることがもっと楽しくなった。
(もう私、お人形じゃないんだもの)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月31日
参加申し込みの期限
2016年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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